プレシーズンテストに現れたルノーRS20はブラックカラーでした。
そういえばルノーが開発しているMGU-H搭載の市販車は「ブラックS」って呼ばれていましたよね。
関係ないか(笑)
ルノーRS20
ナローノーズを採用しています。そしてノーズの付け根が不自然に角ばっています。
フロントウィング自体は昨年終盤のモデルに近い。
ハイレーキをやめています。
サイドポッド後端はあまり絞れていません。PUが一番大きいなんて言われていますので当然か。
ルノーRS19
まとめ
すごく気になるのがモノコックとノーズの接続部分です。太目のモノコック前端に細いノーズが取り付けられ角ばっている、空力的に絶対におかしいと思わざるを得ない。
上からの画像を見るとTの字がある辺りからノーズの方へ上面が下がり出します。モノコックの規定枠はあの角度が下がり出すところ(コクピット背面から1800mm)までで、それより前は自由な寸法エリアのはずなのに・・。
他のナローノーズ採用チームは空気抵抗を考えて斜線を描いています。サスペンションアームなどがつけられる部分であり、長さが変わればそれ相応の研究が必要になる。予算が無かった?これから新モノコックが作られるのか?
わからないけど、何とも言えない違和感があり、やる気あるんかい!って思ってしまうのだった。
しかし、確実に昨年より速い。
テストでは6日目に、C5タイヤで総合3位タイムを記録している。その他の日でも各タイヤでその日の担当ドライバー最高タイムを記録しています。そのタイムは各タイヤでの上位タイムとなっている。
そしてハイレーキの呪縛から解き放たれ安定した空力は何をもたらすのか?リカルドのキレた走りをまたみたいです。
先ずは、本当のカラーリングを発表してくれぇ~~~!
これもメルセデスの模倣だと思いますけどね
Ripe Banana Mercedesで良いのでは?
成功しているチームのマシンコンセプトを真似るのは、至って普通な事。
ただルノーに関しては、まだ完成していない感を感じるんです。
モノコックとノーズの接続部、バルクヘッドの断面積が昨年度RS19と同じまま(もしかしたらモノコック自体も同じまま)と考えられますね。
ノーズを外した画像を見れば一目瞭然。
レッドブルRB16は、バルクヘッド断面積も小さくなって、緩やかな曲線を描いています。
バルクヘッド断面もU型形状を残しつつ、よりスクエア型に近くなった感じです。
開発は遅れていない、わざわざ発表会用のカラーリングをする必要がないだけだ。
とか言っておきながらテスト当日にこれ。
アビデブールらしい、というかフランス人はこうなんだろうか。
アビさんがいる限りエンストンのチームは、良くならない気がする。
真黒かっこいいと思ってしまったのは自分だけでしょうか?
これを見た時、今年は本当にお金使う気ないんだなって思いました。
でもレースで速かったらどうしよう
その時は友人とごめんなさいするつもりですが。笑
レッドブルとホンダがブロウンディフューザーと同様の効果が得られる排気システムを搭載しているのでは?と噂になってるようですね。
アクセルオフでもエンジン音が聞こえるとか。
DASと言い、中々に面白いシーズンになりそうです。
ホンダのパンパン音なんか大きくなったみたいですね。
ルノーといいRPといい今年でコンセプトをガラリと変えてますが、変化するマシンのバランス(セッティング含)に対応できるだけのリソースはない気がします。
19年のハースがあんなだったわけですからレギュレーションの変化がないとは言えノーリスクとまではいかないでしょう。
ということはそれ程までに19年に問題を抱えていたと考えていますが、管理人さんはいかがですか?
19年ルノーは失ったアウトウォッシュでハイレーキを、機能出来なかったと考えてます。
ルノーは基本的な骨格は変えずに、空力だけ変えてマシン製作したと考えられますね。
全てを変えて新たなビークルダイナミクスを構築するよりは、リソースを必要としない。
ただ、一線級のものにはならないかな。