イギリスGPではストレート区間でメルセデスを上回ったフェラーリ、ハミルトンとライコネンの接触による棚ぼた勝利ではない。ベッテル&フェラーリの実力によるものだ。

メルセデスはストレートスピードを削りコーナーにアジャストしハミルトンがスーパーラップを披露したが、決勝ではスタートダッシュで負けた事が敗因だろう。

引用元:http://www.f1i.fr/https://www.auto-motor-und-sport.de/

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フェラーリのエアロアップデート

今回のフェラーリはフロア、リアブレーキダクト、リアカウル、ディフューザーと大幅にアップデートを施してきた。オーストリアのメルセデスに負けないぐらいの改良となっている。

フロアのスリットが2⇒3へ

ロングホイールベース&高レーキ角セッティングを融合するために、ディフューザーへのリアタイヤなどの乱流から守るため空気を利用したカーテンをつくる。

リアブレーキダクトの前方を改良

皿のようなウィングから、多段ウィングへ変化している。

リアブレーキダクトの後方

前方の改良に伴い変化する空気の流れに対応するため、後方のフィンの形状変更。

リアカウルが丸みを帯びた形状へ

サイドポンツーンを通った空気をなるべく集中化して流すのかな。

ブレーキダクトの変更に伴うディフューザーの変更

ザウバー:リアウィング・フロア前端

ザウバーのリアウィング翼端板の上方部分は流行りのスリットが無い。

メルセデスにもある小さなフィン状のエアロパーツが追加されている。

流行りとも言うべきサイドフロア下の空気を渦流にするエアロパーツが進化。

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まとめ

フェラーリは大幅なアップグレードです。主にはリア周りの空気の流れを正常化するものでしょう。ライコネンが安定した速さを見せている事からもスタビリティは向上していると感じます。

ザウバーはしっかりと他社の良い部分を取り入れて自分の力へ変換している。手堅いアップデート手法です。

もはや万年最下位から脱出し中団グループの上を伺う体制になってきた。とりあえずの目標はフォースインディアと言ったところでしょう。

ホンダがスペック2エンジンを投入したにも関わらず、結果を出せていないトロロッソは窮地に立たされている。新規エアロパーツを導入するのは結構だが、セッティング大きく変えななけらばならない状況がドライバーを苦しめる。

一定の力を発揮するマシンになる事が、今後の課題だ。