北米・南米大陸3連戦の始まりを告げるアメリカGPの予選です。

チャンピオンシップがほぼ決まった事からパワーユニット新規投入がまだ発生しています。

 

マシンアップデートはほぼ無い中で、メルセデスが来年に向けて小変更を加えています。

ペナルティが無いフェルスタッペンとサインツのタイム争いが、スタートグリッドの1番をかけた争いになります。

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アメリカGP予選レポート

天候は晴れ、気温30℃、路面温度36℃で予選はスタートしました。

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Q1

ホームストレートが向かい風で5m/s以上になっています。

 

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ルクレールがファーストアタックで35.7、フェルスタッペン35.8、ハミルトン36.1になっています。

サインツが35.2の圧倒的タイムでトップタイムです。

 

2セット目、角田が36.8でQ2進出を決めた。しかしマシンと格闘する姿がオンボードに映っていました。

曲がらんねぇ~;;

 

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ミックは最終アタックのターン1でスピン、アロンソが7番手タイム、アルファロメオ2台が速さを見せている中団勢です。

Q2

上位勢はユーズドでコースインしています。

ルクレールとフェルスタッペンが35.2で1,2タイム、サインツは35.5止まりで3番手。

 

メルセデスは新品セットでコースインしていますが、大きなタイムゲインが無い。

アルファタウリはブレーキ問題が再発、ターン1でオーバーランしたガスリーは怒りの無線でした。

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日差しが弱まり路面温度は一気に低下しています。

角田はトラックリミットでベストタイム抹消、それでもクリアには遠いタイムでした。

Q3

1回目のアタック、ルクレール34.6、サインツ34.7、ハミルトン34.9、フェルスタッペン35.0、ペレス35.1となっているトップ5です。

早めにアタックに入ったドライバーは強風の影響でセクター1で大きくタイムを落としてます。

 

フェラーリ2台とハミルトンは少し遅めにアタックを開始した事で風の影響が少なかったようです。

 

最終アタック、レッドブルは下がった路面温度に合わせて早めにコースイン、2周のウォームアップランをしています。

 

ルクレールが34.421、サインツが34.356で上回る。

フェルスタッペンはセクター3で大きく遅れ3番手タイムでした。

アメリカGP予選結果


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まとめ

ルクレールとペレスはグリッド降格が決まっていたので、フェルスタッペン対サインツの1,2グリッドをかけた勝負。

そんな状況でサインツがルクレールを上回るタイムを記録。

 

文句無しのポールポジションです。

フェラーリはとにかくフロント入りが良く、ステアリングを切った通りにマシンが反応しています。

セクター1でタイヤを使いすぎないようにコントロール、セクター3を最速で駆け抜けてのタイムは見事でした。

 

 

フェルスタッペンは最終アタックのセクター3で自己ベストより約0.3秒遅いタイム、リアタイヤがオーバーヒートしていました。

2周のウォームアップランが良くなかったのかもしれないが、前半にタイヤを使ってしまったとも言えます。

 

 

メルセデスはドラッグが多すぎて、ポール争いには絡めなかった。

ハミルトンのリアは柔らかめでいつもよりロールさせている、ラッセルは硬めでした。

ハミルトンは決勝レースのタイヤ保ちで若干部があるかもしれません。

 

 

トップ3チーム以下のタイムは混迷を極めました。

総じてウィングダウンフォースレベルが高いマシンが上にきています。

徐々に下がっていった路面温度に対して有効なダウンフォースがある事が勝負の分かれ目になっている。

 

 

日本GPから問題になっているアルファタウリのブレーキ問題は、新フロントウィングが関係していると思っています。

空気の流れが変わり、ブレーキダクトに入る空気量が変化した事が原因でしょう。

ブレーキ温度が下がりすぎてしまう、単純に冷やせばいいものではないF1のブレーキ事情、その熱を利用してホイールを温めたりとタイヤの温度にも影響を与える。

 

予選のオンボードではアンダー・アンダーなところが見えており、如何ともしがたいマシン事情です。