ボッタスの初ポールで予選は締めくくられ終わってみればメルセデスがフロントロー独占、追うベッテルも予選では0.4秒も離されての3位となっています。決勝では路面状況の変化が激しいバーレーンは速いSSタイヤをどのくらいもたせれるかが焦点になるはずです。
スターティンググリッド
pos | ドライバー | pos | ドライバー |
---|---|---|---|
1 | V. ボッタス | 2 | L. ハミルトン |
3 | S. ベッテル | 4 | D. リカルド |
5 | K. ライコネン | 6 | M.フェルスタッペン |
7 | N. ヒュケンベルグ | 8 | F. マッサ |
9 | R.グロージャン | 10 | J.パーマー |
11 | D. クビアト | 12 | L. ストロール |
13 | P.ウェーレイン | 14 | E.オコン |
15 | F.アロンソ | 16 | C.サインツ |
17 | S. バンドーン | 18 | S. ペレス |
19 | M. エリクソン | 20 | K. マグヌッセン |
バーレーンGP決勝リポート
決勝は57周にて争われます。天候は晴れで風がかなり強いですね。バンドーンがまたもMGU-Hのトラブルでグリッドにつけませんでした。
スタートではベッテルがハミルトンの前に、フェルスタッペンが一気に4位まで順位を上げています。
ポジションが落ち着いた3週目ではボッタス、ベッテル、ハミルトン、フェルスタッペン、リカルド、マッサ、ライコネンとなっています。
バンドーンは結局ピットスタートすらできませんでした残念です。
前半戦
5週目ボッタス、ベッテル、ハミルトンまでは2秒以内の接近戦となっています。ボッタスがベッテルに終始煽られる展開でその後ろにピッタリハミルトンがついてきています。
トップのボッタスのペースがいまいち上がっていきません。トップ5までは全車1秒以内の攻防でDRSトレイン状態になっています。
8周目ライコネンがやっとマッサをパス前のリカルドを追いかけます。
9週目マグヌッセンが早々にリタイアです。
11周目ベッテルが動きました新品SSへ交換しました。アンダーカット狙いです。
12周目フェルスタッペンもSS交換しました。アウトラップでフェルスタッペンがコースアウトしてリタイアです。
13周目サインツとストロールが1コーナーで接触してストロールがコース上で停止セーフティーカーが出動しました。各車一気にピットインしています。
この間にベッテルがトップへ
ベッテル(SS)、ボッタス(SS)、リカルド(S)、ハミルトン(S)、マッサ(S)、ライコネン(SS)のトップ6です。
中盤戦
17周目レース再開ハミルトンがリカルドをパス、抜かれたリカルドはマッサ、ライコネンにも抜かれて6位まで後退しました。Sタイヤが温まりが悪かったようです。
ベッテルが34秒台連発でボッタスを一気に突き放します。
20周目アロンソは11位までポジションを上げています。
ハミルトンはピットインの時にピットレーンで故意に遅く走ったため5秒のピットストップペナルティになってしまいました。
24周目ようやくマッサをライコネンがかわしました。
SSタイヤはメルセデスに合わないようですね、ボッタスは終始オーバーヒート気味だと無線報告をしています。
27周目ハミルトンを前にいかせました。Sタイヤのハミルトンはペースアップしていますラップタイムでベッテルを逆転しました。
31周目にボッタスがピットインSタイヤへ交換してこのまま最後まで行く予定です。
ボッタスがぺースアップ34秒台へ入っています。ベッテルは35秒台のラップです。ボッタスがペースで逆転しました。
33周目ベッテルがピットインSタイヤに交換しました。ボッタスの5秒前へ
アロンソは11位前後でウェーレイン、クビアトとポジション争いをしています。パワーが無い分巧みなドライビングで抜きつ抜かれつの好バトルを展開しています。
後半戦
ベッテルが非常にいいペースでトップを快走しています。
37周目やっとライコネンがピットインSへ交換しました。またも不可解なピットタイミングですね、もっと早く入れてあげてほしいです。
40周目リカルドがピットインしSSへ交換しました。
41周目ハミルトンが5秒停止ペナルティをこなしSタイヤへ交換しました。
45周目ベッテルとボッタスの差は10秒となっています。何もなければベッテルの優勝は確実です。
ハミルトンがファーステスト連発でボッタスに急接近しています。
残り10周となりベッテル、ボッタス、ハミルトン、ライコネン、リカルド、マッサとなっています。マッサが落ち着いた走りです。
47周目ハミルトンがボッタスをパスしました。ベッテルを全力で追います。
51周目ハミルトンが凄いぺースでベッテルを追っています。しかしベッテルもこれに反応してペースアップしました差は8秒あります。
55周目アロンソがクビアトに抜かれました。直後にエンジントラブル発生あと2周というところでリタイアです。
57周目ベッテルがトップでチェッカーを受けました。ハミルトン、ボッタス、ライコネン、リカルドとつづいています。
バーレーンGP決勝結果
順 | No | ドライバー | チーム | Laps | タイム差 | ピット |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 57 | 1:33’53.373 | 2 |
2 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 57 | 6.660 | 2 |
3 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 57 | 20.397 | 2 |
4 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 57 | 22.475 | 2 |
5 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 57 | 39.346 | 2 |
6 | 19 | フェリペ マッサ | Williams | 57 | 54.326 | 2 |
7 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 57 | 1’02.606 | 2 |
8 | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 57 | 1’14.865 | 2 |
9 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 57 | 1’20.188 | 2 |
10 | 31 | エステバン オコン | Force India | 57 | 1’35.711 | 2 |
11 | 94 | パスカル ウェーレイン | Sauber | 56 | 1 | |
12 | 26 | ダニール クビアト | Toro Rosso | 56 | 2 | |
13 | 30 | ジョリオン パーマー | Renault | 56 | 2 | |
14 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 54 | 3 | |
9 | マーカス エリクソン | Sauber | 50 | 1 | ||
55 | カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 12 | 1 | ||
18 | ランス ストロール | Williams | 12 | 1 | ||
33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 11 | 1 | ||
20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 8 | |||
2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 0 |
まとめ
フェラーリが2勝目ベッテルがやりました。ソフト側タイヤでペースが速いフェラーリのベッテルの強さが開幕戦オーストラリアの再現となりました。
メルセデスはソフト側タイヤでペースが上がらない、マシン的にはタイヤに熱を入れやすい特性が浮き彫りになり、熱が入りすぎてオーバーヒートしやすいようです。
昨日の予選では逆にフェラーリはソフト側タイヤでの一発のタイムを出すのに苦労しています。
予選はメルセデス、決勝はフェラーリという構図はこのまま続いていきそうです。
マクラーレンホンダはとにかくパワーが足りない!アロンソはこんなパワーでレースなんてできないよと無線で叫んでいましたね。たしかに・・・。
エンジン交換なども多くてホンダのスペック2までに年間4基枠が無くなりそうです。
ベッテル対ハミルトンほんとに熱いです。
2週間後のロシアでもいいレースに期待しましょう。
バーレーンGPハイライト動画です⇩
https://www.formula1.com/en/video/2017/4/Race_highlights_-_Bahrain_2017.html