24周となるスプリントレースです。
ほぼ全車がソフトスタートを選びました。
アルファタウリは新品ソフトの利点を生かせるか?
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約21秒です。
サンパウロGPスプリントレポート
天候は晴れ、路面はドライ、気温28℃、路面温度54℃でスタートしました。
スタート:フェルスタッペンがホールショット、ペレスが遅れる
角田はターン3でルクレールに幅寄せされ7位
ラッセルがノリスをパスして2位
Lap4:ペレスはハミルトンをパスして4位
Lap4時点
Lap5:ノリスはラッセルをパスして2位
後方ではハースがどんどんとポジションダウンしています。
ハミルトンがペレスに離され2秒差、後ろのルクレール、角田、サインツ、リカルド、・・・トレイン状態です。
Lap8:ペレスがターン1でラッセルをパス、ラッセルはターン4でペレスをパス
Lap10:ペレスはラッセルをパスして3位
Lap10終了時点
Lap12:リカルドはサインツと抜きつ抜かれつでバトル、角田とサインツの差は2秒へ
Lap14:ピアストリがリカルドをパスして9位、アロンソとガスリーがサイドバイサイドでアロンソは11位へ
10位リカルドに迫るアロンソ&ストロールのアストン勢です。
角田はルクレールの後ろに張り付いています。抜けるスピードは無いが、サインツは近づいてこれない、良い展開です。
Lap17:ハミルトンが遅れだす。タイヤが終わったようだ。
Lap19終了時点
Lap21:ルクレールはハミルトンをパスして5位、ハミルトン対角田が始まる。
Lap22:角田はハミルトンをパスして6位、リカルドはピアストリをパスして9位
アルファタウリのダブルパッシング!!新品ソフトの利点がここにきて強さを発揮している。
フェルスタッペンとノリスは3秒差
Lap24終了:フェルスタッペンがトップチェッカー、ノリスが2位
サンパウロGPスプリント結果
まとめ
フェルスタッペンがスタートでノリスをパスして優勝争いは勝負あり!
3位以下は混戦模様で展開、メルセデス勢のタイヤはスタートして直ぐに機能したがその後の垂れが激しくズルズルと後退していく。
ラッセルは一時2位から4位まで下がる、ハミルトンは5位から7位まで下がる。
フェラーリは高いストレートスピードを武器にポジションを守る。
そんなフェラーリに戦いを挑んだアルファタウリ、ルクレールには角田、サインツにはリカルドと言う構図。
サインツに再三仕掛けるリカルド、そのおかげでサインツのペースが下がり角田から遅れる。
ルクレールの背後にピタリと張り付く角田、トウに潜り込んで同じペースで走りタイヤをもたせる。
我慢我慢の展開でした。
ペースの落ちたハミルトンをとらえるルクレール、そして次の周でハミルトンを仕留めた角田でした。
メキシコの失敗を取り返す3点は大きなポイントです。
アルファタウリは予選を失敗した事で新品ソフトに余裕があった、そのおかげで手にした結果です。
本番のレースでも10位入賞ラインでの攻防がみられるかもしれません。
レースペースに定評のあるメルセデスのタイヤのタレが衝撃的でした
まさか真っ先にタイヤがもたなくなるとは
この原因はプランク摩耗を恐れて車高を上げていたからとかなんですかね?
ほんの少しのリアサスの柔らかさが不足していると思います。
フルダウンフォースでドラッグが多い、ストレートでタイムを稼げない、ターンで頑張るしかない、タイヤが減る。
フロント寄りのマシンは基本的にタイヤマネージメントが難しい。
フェアーリはそれに気づいた後半戦、フルダウンフォースをあえてやめて、リアケアを意識したセッティング作りをしています。
ストレートでタイムを稼ぐ方向性、絶対的な速さは無いけど、レースの成績が安定してきたのはその為です。
タイヤ差があるとはいえアルファタウリがフェラーリに食いついていけてたのは驚きでした。あとはフェルスタッペンとノリスだけ他とレベルが違ってましたね。
路面温度が高かったので、アルファタウリの新品でも垂れるかな?と思ってましたが大丈夫でしたね。
明日の決勝はミディアム使うと思いますが、アルファタウリはミディアムでのペースは良くなさそうなので、それ次第かな?
ピアストリのオンボードを見ると、スタート直後3コーナーでのルクレールの幅寄せのせいで、角田のフロアエッジが破損してますね。よく6位にとどまれたと思います。それさえなければルクレールをかわすこともできたのでは?と思ってしまいます。
ゴール後パルクフェルメでのマックスの左フロントタイヤが見れましたが、酷いもんでしたね。