2019年以来のアメリカGP決勝レース、観客は満員御礼、非常に盛り上がっています。
フェルスタッペンがポールから優勝を決めてポイント差を広げるのか?ハミルトンが反撃するのか?
ペレスの援護に期待できるフェルスタッペンが有利なグリッドです。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは、約20秒です。
アメリカGP決勝レポート
天候は晴れ、気温27℃、路面温度36℃でスタートしました。
スタート:ハミルトンが好スタートでトップへ、角田が8位まで上がっています。
ハミルトン、フェルスタッペン、ペレスのトップ3、リカルドが5位で戻ってきています。
ストロールが大きく順位を落としています。
Lap2終了時点
Lap2:オコンはフロントウィング交換、ハードへ20位
Lap6:ラティフィはフロントウィング交換、ハードへ19位
ボッタスは、角田とガスリー編隊に阻まれて10位のままです。
Lap8:ノリスはサインツをパスしたがターン12で抜き返されて7位のまま、アロンソはハードへ17位
Lap10:角田はハードへ14位、ラッセルはハードへ17位
Lap11:フェルスタッペンはハードへ5位、ノリスはハードへ11位、ガスリーはハードへ14位
フェルスタッペンはあっさりとリカルドをパスして4位
Lap12:リカルドはハードへ7位、サインツはハードへ9位
Lap13:ペレスはミディアムへ3位、ルクレールはハードへ5位
ルクレールはボッタスをパスして4位
Lap14:ハミルトンはハードへ2位
フェルスタッペンのアンダーカットは余裕で成功6.5秒のアドバンテージを得ました。
ガスリーは、リアサスが壊れたようでピットへ入りリタイアしました。
Lap16:ボッタスはハードへ11位、13位ライコネンと14位アロンソのサイドバイサイドバトルが熱い!
Lap20:ボッタスはやっと角田をパスして8位
フェルスタッペンのハードは、ぺースがあまり良くない、ハミルトンが詰めてきます。
Lap20終了時点
Lap27:フェルスタッペンとハミルトンの差は2.8秒
Lap28:コース上のデブリ除去のため数秒VSCになりました。
Lap30:フェルスタッペンはハードへ3位、直ぐにペレスの前に出て2位
Lap31:ペレスはハードへ4位
Lap33:ルクレールはハードへ4位
中団グループも続々とピットインしています。
Lap34:角田はハードへ11位
Lap35:ボッタスはハードへ、ノリスの前7位
Lap38:ハミルトンはハードへ2位、8.9秒の差となっています。
Lap40:ベッテルはハードへ13位、角田は9位に戻りましたが、ライコネンとアロンソがすぐ後ろにいます。
アロンソはミディアムへ14位
Lap40終了時点(TOP8)
Lap44:フェルスタッペンとハミルトンの差は3.9秒、周回遅れ処理が終わりました。
角田、ライコネンのバックマーカー処理にかなりタイムロスしたフェルスタッペンだった。
Lap48:フェルスタッペンとハミルトンの差は2.5秒
Lap49:フェルスタッペンとハミルトンの差は2.1秒
Lap50:フェルスタッペンとハミルトンの差は1.9秒
Lap51:フェルスタッペンとハミルトンの差は1.5秒、アロンソがリタイアしています。
Lap52:フェルスタッペンとハミルトンの差は1.7秒、乱流圏内に入りハミルトンの勢いが落ちました。
Lap53:フェルスタッペンとハミルトンの差は1.9秒
Lap54:フェルスタッペンとハミルトンの差は1.5秒、周回遅れミックの乱流の影響が出てる?
Lap55:フェルスタッペンとハミルトンの差は1.2秒
Lap56:フェルスタッペンとハミルトンの差は0.8秒
ファイナルラップ、DRS検知ポイントで1秒以上の差、圏内に入れなかったハミルトン。
ターン12をトップで通過するフェルスタッペン、そのままトップでチェッカーを受けました。
アメリカGP決勝結果
まとめ
スタートを決めたハミルトン、アンダーカットのため早く動き過ぎたレッドブルとフェルスタッペン。
ペレスがハードを1セットしか持っていない事で、レースペースが悪く援護できるウィンドウに留まれなかった。
フェルスタッペンとハミルトンの緊迫したタイム差バトルが続く。
そして、最終スティントのハミルトンの追い上げは凄まじいものがあった。
最後の最後、DRS圏内に入らせなかったフェルスタッペン、ターン5~9の速さがポイントだった。
この先にあるDRS検知ポイント、乱流のせいで近づけない、近づこうと無理すればタイヤに負担がかかる、そしてターン11のトラクションに影響を与える。
ストレートで並ぶのはDRSがあってもきついCOTA、抑えきれる要素は十分にあった。
見事にトップチェッカーを受けたフェルスタッペン、優勝おめでとう!
これで12ポイントリードになっている。
What a race from our title contenders 👏👊
Take a bow @Max33Verstappen and @LewisHamilton! #USGP 🇺🇸 #F1 pic.twitter.com/2jQkylJ8C3
— Formula 1 (@F1) October 24, 2021
良いレースの後の二人の軽い挨拶、こういうのはいつ見てもいいね。
角田は9位を守り切る良いレースを展開、追いすがるライバル達をしっかりと抑え込んでいた。
入賞圏内争いの壁になり、その後ろのバトルはガチャガチャしたレースになっていた。
何より、トップ争いがクリーンなものになった事に、安堵したアメリカGPでした。
リアタイで見て良かった。手に汗握る、そして角田君のライバル達とのバトル、面白かった。フェラーリが速いのも良かった!
最後まで目が離せ無いレース展開でしたね。随所で激しいバトルもあり、目が冴えました(笑)
マックスはスタートでルイスに先行されるも、慌てずにギャップを最小限に抑えてアンダーカット。2回目のストップは早すぎる気もしましたが、結果的にルイスとの差を広げることに成功して逃げ切りましたね。
2回目のストップで、ルイスに約9秒の差を差をつけたことが大きかったと思います。メルセデス陣営は6〜8秒差ならひっくり返すことが出来るとの計算でルイスもそれを実行していたので、どうなるかハラハラしました。
最終盤に、周回遅れのミックをかわす際にマックスがDRSを使えたこともラッキーでした。ただルイスもマックスとの差が1秒前後になると乱流の影響があり差が縮め切れない・・・
マックスのタイヤマネージメントが光ったレースだったと思います。
追記
ニューウェイ不在の穴の大きさが・・デカいです。
復帰して、サラッと見ただけ?で改善してしまうところが素晴らしいと思います。
追記②
やはりメルセデス陣営は、ディフューザーストールをやっていましたね。
f1-gate.com/mercedes-benz/f1_65464.html
──────管理人追記──────
ゲートへの直リンクは禁止です。
URLも載せたくないですが、今回は日本語訳ないので、仕方なくhttp://以降を残します。
動画はF1公式にあります。
https://www.formula1.com/en/latest/video.tech-talk-mercedes-rear-suspension-movement-explained.1714442229982825182.html
ハミルトンのタイヤマネジメントとスパートはいつも鬼気迫るものがありますね。
フェルスタッペンはある程度接近されるギリギリまでタイヤを温存するプランだったのかあれが精一杯のペースで詰められたのかどっちだったのでしょう?
スタート後に一瞬危ない場面はありながらも接触しなかった事とその後焦って仕掛けずにピット戦略に賭けた事等今回は我慢の効いたレースだったと思います。
ここに来てペレスの復調が非常に大きいですよね。
メルセデスは今後も何度かPU交換が発生する可能性がありますので残りのレースでW表彰台を積み重ねればコンストラクターズの逆転も有り得る状況になって来ました。
フェルスタッペンは勝てないレースでもノーポイントだけは絶対に避けて表彰台に入り続ければ最終戦まで待つ事無くドライバーズを決めれると思います。
後はアブダビでコンスト逆転となればホンダにとっても最高の幕引きとなりこれ以上無いフィナーレで物語が完結出来ますね。
その光景を遠くの空からセナがきっと見守ってくれている事でしょう。
早めに寝て5時からタイムシフトで観ました。
いやあ面白かった!
いつもハミルトンのタイヤ交換後のハンマータイムに気を取られますが、マックスのアンダーカットのラップタイムの凄さがなければこのような展開にならなかったでしょうね。
第1スティントはアンダーカット狙いで2秒以内に付けて、第2スティントはアンダーカット潰しで早めに入ってトラックポジションをキープと、今回はレッドブルの作戦が上手く行きましたね。
ディフューザーストールもバンプが酷いCOTAではそこまでサスセッティングを追い込めなかったようで、路面がスムースでないと、トルコのようにバッチリハマりずらいのかも知れませんね。
フェルスタッペンは、2スティント目でハードのペースが無かった。
3スティント目はかなりセーブしていたと思う。
見ている方は、ひやひやモノ、マックスの無線もペースはこれでいいのか?
エンジニアはターン11のトラクション分、残せば問題ないんだよとなだめるみたいなやり取り。
そして、追いつかれた時の余力を残していた、フィナルラップのセクター1で自己ベスト。
DRS圏内に入らせなかった。
レッドブルホンダ、ワンスリーフィニッシュおめでとうございます。
メルセデス優位のコースでマックスが勝てたのは大きいですね。
ボッタスが降格で後方からスタートとペレスも3番手スタートと言う
好条件も揃ってハミルトン一極に集中出来た。
これでシーズン8勝目、
次のメキシコとブラジルでレッドブルホンダが得意のコースを制してアメリカ大陸3連勝すれば年間最多優勝2桁回数も見えて来てドライバータイトルにグッと近づける。
ポイント差が拡がって来ればハミルトンにプレッシャーを掛けられる。
次のメキシコでマックス&ペレスのワンツーフィニッシュでも起きればメルセデスにトドメを刺せる?
そんな期待を抱かせるアメリカGPでした。
フェルスタッペンの2ステイント目はアンダーカット成功で前へ出たので、
1分40秒台後半辺りにペースを設定して、リアタイヤが終わらないようマネジメントしていたように見えました。
ハミルトンが詰めてきたことでタイヤ交換の選択をしましたが、
もう2,3周待っても良かったのかもしれません。まだタイヤに余力があったと思います。
追われるドライバーにとってはヒヤヒヤする展開でしたが、
レースエンジニアが落ち着いていた状況を見ると、
最後の展開(詰められるが抜かれない)を予測した上での横綱相撲だったのかもしれません。
Jinさんがおっしゃっていたように今回はリアのダウンフォースが十分あったので、
タイヤも守ることができたのかもしれませんね。
なおかつストレートの損失は最小限に抑えていたバランスを見つけていたように思います。
ほんとうにニューエイ先生の復帰がキーなっているのだとすると、まだまだ現役で重要な役割を担うお方なんだとおもってしまいますね。
メルセデスがエンジン出力を落としたのか、ホンダがUPさせたのか?
それともディフューザーストールなどの空力なのか?
により今後の戦いが変わりますよね。
もしもホンダがUPさせていたら、もう1機考えているかもですね。
次もメキシコも勝てればポイント余裕が出るので5グリット降格で1機追加して安全を取るのも良いと思いますが、ホンダはそんなこと考えてないかもですが♪
国際映像頼み派の自分的には、スイッチャー(スイッチングD)等が無能な感があり、フラストレーションも結構溜まったレースでもありました。(白熱した内容だっただけに)
ロシアで初優勝したボッタスが、9番手からでも充分挽回して這い上がって来るものと思っていましたが、
ランキング3位争うマクラーレンとフェラーリを抜いてマックス、ハミルトン、ペレスの3人に追い付く事が出来なかった。
ハミルトンをサポート援護も出来なかったですが、
それでもノリスとサインツを抜いて6位フィニッシュしただけでも良かったと思います。
やはりPU交換によるグリッド降格は痛い?
ただでさえS字区間で前との差を詰めれないのに、バンプがそれを更に阻んで、明らかなタイヤ差がないとストレートでスリップに入れない。
COTAってもっとオーバーテイクしやすいと思っていましたが、フロアDF減らされたマシンだとかなり難しい。
1.5s以上のペース差が必要で、一気に追い付いて一発で決めないとタイヤがきつくなる。
マクラーレンはストレートが速くて並べない、フェラーリはコーナーが速くて詰め切れない。
この2チームを攻略するのは容易じゃないですね。
今回マックスが予選決勝で使ったPU(ICE)は、3基目でしょうか?
1番新しい4基目は、メキシコとブラジル用に温存かなぁと?
キッチリとマイレージ管理されているから1基目、3基目、4基目のコンディションに大きな差異は無いと思いますが(使用類度や負荷の掛け方が同じでは無いので全く同じでは無いですが)
何番目を使うのか、各チームの極秘事項ですね(ライバルチームに悟られない様に)
流石に1基目はもう使ってないと思います。
FP1はコンサバモード、FP2でアタックモード、この間にPU変更はしていないでしょう。
3基目→ハンガリー・ベルギー・オランダ・イタリア・(アメリカ)(カタール)
4基目→ロシア・メキシコ・ブラジル・サウジ・(アブダビ)
こんな感じかな?長いストレート(300以上の負荷が多い所)があるところに4基目
ベルギーはレース無し、イタリアは半分のため3基目の余裕がある。
1基7~8戦のところ、1基5戦(3000km)で済むので余裕です。
ありがとうございます。
レッドブルホンダのマックス用PU
イギリスGPのクラッシュが無ければ、現時点まだ4基目は卸していなかったかも知れない?
さすがに全戦3基だけでは厳しいですが、4基目を最後の切り札にキープ出来ていたでしょうね(次のメキシコから投入していたかも)
メルセデスPUはマイレージを削ってでも(降格グリッド覚悟で)パワー稼ぎに走っている?
まだまだボッタスに新品PUを次々に投入しますでしょうか?
ハミルトンにも、もう1基(5基目かなぁ)
メキシコGPでサプライズ投入するとか?
本当に面白くなって来ました。
皆さんに周回遅れでの投稿です・・汗
流石に早起き?って言うかアノ時間ですから、録画して
翌日に見ました。
スタートとラスト1周がともに「あああああぁぁぁああーー!!」
でしたねwww 手に汗握るって言うか、もうジャーーッでしたww
しかし、この週末はHONDAにとっては良い週末でしたね!
同日に行われたモトGPでもマルケスとポル君でHONDAワンツーでしたし
(復帰後、マルケスは右回りコースでは今季初優勝)
表彰式での山本さん嬉そーでしたね
いうも逃げるのに今回はシャンパンシャワー浴びてたし
でも、山本さんに一番ぶっ掛けていたのは、他でもないハミヤン
きっとHONDAの中心人物に直接攻撃をしかけんだわ!!
ハミルトンが優勝していれば再びポイントリーダーに戻れるところが
逆にポイント差を拡げられる(6→12)展開になってしまいました。
まだ自力でドライバータイトル取れる機会は残っていますが、
メキシコとブラジルのいずれか優勝して中東3連戦迎えないと自力でのタイトル獲得は消滅する。
残り5戦をマックスとハミルトンだけで優勝と2位を分けるとすれば
ハミルトンは4勝以上しないといけない計算(3勝では不足)
今のマックスにはメルセデスが得意で優利なサーキットでも優勝出来る勝負強さがありますが、
今のハミルトンには確実に勝利を取れるサーキットを取り切れない陰りを感じます。
これまで
マックスが8勝+2位6回、ハミルトン5勝+2位7回+3位1回が
結果に表れている。
優勝25ポイントと2位18ポイントの差7ポイントは大きいですね。