プレシーズンテスト2日目、午後にC5タイヤが使われボッタスがトップタイムをマーク、ガスリーもC5で2番手タイムを記録した。
レッドブルのペレス、アルピーヌのアロンソ、注目ドライバーが公式テスト初走行となった。
午前にはハミルトンが意外なスピンでグラベルに嵌って赤旗、午後にはペレスのリアカウルが外れて粉々になる珍しい場面もあった。
プレシーズンテスト2日目結果
順 | ドライバー | チーム | タイム | Gap | Laps | Tyre | Day |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1:30.289 | 57 | C5 | 2 | |
2 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1:30.413 | 0.124 | 86 | C5 | 2 |
3 | L.ストロール | アストンマーチン | 1:30.460 | 0.171 | 71 | C5 | 2 |
4 | L.ノリス | マクラーレン | 1:30.586 | 0.297 | 52 | C4 | 2 |
5 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:30.760 | 0.471 | 125 | C5 | 2 |
6 | C.ルクレール | フェラーリ | 1:30.886 | 0.597 | 73 | C5 | 2 |
7 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1:31.672 | 1.383 | 132 | C4 | 2 |
8 | S.ペレス | レッドブル | 1:31.682 | 1.393 | 117 | C2 | 2 |
9 | D.リカルド | マクラーレン | 1:32.215 | 1.926 | 52 | C3 | 2 |
10 | F.アロンソ | アルピーヌ | 1:32.339 | 2.050 | 128 | C2 | 2 |
11 | Y.ツノダ | アルファタウリ | 1:32.684 | 2.395 | 57 | C4 | 2 |
12 | M.シューマッハ | ハース | 1:32.883 | 2.594 | 87 | C4 | 2 |
13 | C.サインツ | フェラーリ | 1:33.072 | 2.783 | 56 | C3 | 2 |
14 | N.マゼピン | ハース | 1:33.101 | 2.812 | 76 | C4 | 2 |
15 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:33.399 | 3.110 | 58 | C2 | 2 |
16 | S.ベッテル | アストンマーチン | 1:38.849 | 8.560 | 10 | C3T | 2 |
ベストセクタータイム
ベストセクタースピード(TOP6)
プレシーズンテスト2日目のポイント
アストンマーチンのベッテルはギアボックストラブルで10周しか走行できず、午前の走行時間の大半をガレージで過ごした。昨日はボッタスにもギアボックストラブルが発生しており、内部カートリッジは一緒である。
新しいPUとのマッチングに何かあるかもしれない。
午前、ハミルトンはフロービズを塗った直後にスピンしてグラベルに嵌っている。ターン侵入でリアが滑り出し、抑え込めなかった珍しいミスだった。速度が低下した時のダウンフォースは、昨年のより下がっているのは確実だろうか。
ノーズの付け根であるバルクヘッドが角ばったまま、インダクションボックスが異様に太いアルピーヌ。アロンソは安定した走行を続け、C2で自己最速タイムを記録している。
午後、残り80分ぐらいで、ペレスのリアカウルが飛んだ。路面温度が30℃を切ってきた時間帯、そろそろC3でのアタックラップをするんじゃないかと思っていた矢先の出来事。
思わぬところでRB16Bの内部が露呈、一番寄れるターン1侵入の映像をあえて流さないF1側の配慮もあり、まだまだ秘密はわからないが、センタークーリングパーツが増えているのは確認できた。
ペレスのドライビングスタイルは、午前から午後へと徐々に変貌を遂げている。
午前はターン脱出時にステアリング舵角を多く残した状態だったが、午後には早めに戻してスロットルオンスタイルになっていた。フェルスタッペンのスタイルに近くなっていると感じる。
3日目最終日は、各ドライバーのレースシミュレーションと予選シミュレーションが行われるだろう。
謎のデバイス。しっかり塗装してあって馴染んでる上にアンテナも付いててなんか当たり前のツールみたいな風貌だけどナニコレ。
https://twitter.com/velocialta/status/1370726194346348551
センサーっぽい丸い部分がタイヤに向いているので、タイヤ管理のセンサーではないでしょうか?
温度とたわみを解析するものかな。
翼端板にQRコードのようなシールが3つ貼ってあったので、翼端板のたわみを解析するものないでしょうか?
あとカメラはGoproらしいです。
カウルが吹っ飛んだのはファスナーの止め忘れでしょうなあ・・・・
怒られるやつや笑
アロンソ様のヘルメットはやっぱこのデザインがカッコイイですね。
カウルがあれだけ派手にバラバラになるんだから、カウルの内圧も凄いんでしょうね。
ペレス本人はカウル飛んだの気付いて無く、レッド点灯して気付いたとか。
スリップストリームを抜けた直後なので、それだけタイトにパッケージングされていて想定以上の風圧が、かかったのかもしれませんね。風洞やCFDではスリップストリームのシミュレーションは難しそうに思えるので
スピンで赤旗を出したハミルトンが、
「レギュレーション変更でリアのフィーリングが変わった。それは素晴らしいものではない。スイートスポットを探している」と言ってます。
個人的には低レーキのメルセデスはフロアカットの影響を受け難いと考えていました。
ここまでは意外な結果が出ていますね。
リアタイヤ乱流とディフューザーの干渉、これは避けられない。
よって、よりディフィーザー中心の強さが必要になるって考えたら、ハイレーキの中心の強さって重要になるかもしれない。
特に上面部分のフローの考え方の違いが微妙な影響を与えそうな予感がします。
アルファロメオがかなりレーキ角つけてるように見えます。
ナローノーズ化して、よりハイレーキ化は正解なのかも?