ポルトガルGP決勝、初めてF1開催となるアルガルヴェ・サーキットでは、不確定要素が多い。
F1開催用に新舗装を施し滑りやすく、高低差によるブラインドコーナーが多い、縦横前後Gの変化、風の影響でタイヤ管理が難しい。アッと驚く展開があるのか?
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約25秒です。
ポルトガルGP決勝レポート
天候は曇り、気温21℃、路面温度26℃でスタートしました。
フェルスタッペンがターン4でペレスと接触してペレスは最後尾まで落ちる、小雨がパラつく中でミディアム勢がグリップせず、ソフトのサインツが一気にトップへ
ライコネンが6位まで上がっています。
Lap3終了時点
Lap5:フェルスタッペンはのノリスをパス4位
Lap6:ボッタスはサインツをパスして1位
Lap7:ハミルトンはサインツをパスして2位
Lap8:フェルスタッペンはサインツをパスして3位、ルクレールはライコネンをパスして6位
トップ3は21秒台、4位サインツは24秒台まで落ちている。
Lap9:ルクレールはノリスをパスして5位
Lap10:ライコネンは9位まで後退しています。
Lap11:ガスリーはリカルドをパスして7位までポジションアップ、22秒台で前のマクラーレンよりも速いです。
Lap12:ルクレールはサインツをパスして4位
Lap13:ガスリーはノリスをパスして6位、フェルスタッペンは左フロントがもうダメと無線。
Lap15:リカルドはミディアムへ19位
Lap18:ターン1でストロールとノリスが接触、2台ともウィングダメージでピットインしています。
Lap20:ハミルトンはボッタスをパスして1位、ガスリーはサインツをパスして5位、アルボンはミディアムへ18位
Lap21終了時点
Lap24:フェルスタッペンはミディアムへ6位
Lap29:ガスリーはミディアムへ8位
Lap35:ルクレールはハードへ4位
Lap37:ラッセルはハードへ15位
Lap38終了時点
Lap41:ハミルトンはハードへ2位
Lap42:ボッタスはハードへ2位
Lap45:ガスリーはリカルドをパスして7位
ボーっとレースを鑑賞中!(笑)
Lap54:オコンはソフトへ8位、ストロールはピットへ入りリタイアしました。
Lap54終了時点
5位ペレス、6位ガスリー、7位サインツの間隔が面白くなりそうな終盤です。
Lap63:ガスリーはペレスに追いつきました。
Lap65:ガスリーはペレスをパスして5位
Lap66:サインツはペレスをパスして6位
ハミルトンは余裕でトップチェッカー、ボッタス2位、フェルスタッペン3位、ルクレール4位が同一周回でした。
ポルトガルGP決勝結果
まとめ
スタート直後の雨でポジションがぐちゃぐちゃになったが、あれよあれよとメルセデス2台が前へ、ハミルトンはタイヤを労わり、ボッタスのタイヤがダメになったところでズバッとパスしてトップへ。
その後はもう誰よりも速いペースで、大量リードを築き余裕のトップチェッカーでした。
通算単独トップの92勝、ハミルトンは自らの強さを誇示するドライビングをこの初開催となったアルガルヴェ・サーキットで見せつけた。
9⃣2⃣ race wins!@LewisHamilton rewrites the #F1 history books #PortugueseGP 🇵🇹 pic.twitter.com/rPBSACeX3G
— Formula 1 (@F1) October 25, 2020
おめでとう!ルイス・ハミルトン!
レッドブルはソフト方向に合わせたマシンが結果的に、勝負にならない事態に繋がってしまったように感じる。それでも3位になるフェルスタッペンはやっぱり凄いドライバーだ。
そして、ガスリーの安定感が半端ない!下がっても上がってくる期待を裏切らない感じが、もうたまらないわ。
ホンダエンジンで延々と走り続けている思い入れはあるにしても、それだけではない何かを持っている。ドラマチックな人間性に魅力たっぷりですよ。来季レッドブルで走ってほしい、今の彼になら乗りこなせると思う。
頼むよ~マルコさん。
アルガルヴェ・サーキットのダイナミックなレイアウト、初開催という事もありチーム力の差が思いっきり出てしまったけど、ドライビング面の差もきっちりと表れて面白かったです。
今回のガスリーはパーフェクトの走りと言って良いのではないでしょうか。
スタートタイヤをしっかり保たせて上位をキープし、セカンドスティントもペレスのユーズドソフトが終わるタイミングを見計らって攻めて捕らえる。
強いて減点を探せばスタートでちょっと出遅れた事くらい?でもあの混乱を何事もなく抜けきったのだから良しとしていいでしょうね。
ペレスを抜くところの安定感は素晴らしかった。ペレスらしいギリギリダーティーな動きに上手く対応しつつ「何だよこいつ!次はやってやる」と言える余裕。
去年RBで、抜こう抜こうという気持ちばかりはやってベテランドライバーに手玉に取られていた頃を思い返すともうホントに・・・。
最初の数周のマクラーレンとライコネンの速さには驚きました。
メルセデス・レッドブル・フェラーリ以外が序盤にトップ走ったのって、ここ数年で記憶に無いです。