バルセロナで行われたプレシーズンテストにおける、レースシミュレーション解析がAMuSで公開されたのでデータを引用していきます。
順位付けの仕方は、レースシミュレーションと思われるロングランに焦点を当てて、ラップタイムを取り出し、スペインGPにおける66Lapsを走った時と仮定しての総時間順です。
レッドブルホンダの位置はいまのところ、わかりません!!
バルセロナレースシミュレーション
順 | ドライバー | 総時間 | 平均Time | Stint | Tyre | 備考 | Day |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ルクレール | 1:30:23.762 | 1:23.327 | 17 | C2 | 7 | |
1:22.172 | 18 | C2 | R,S | ||||
1:21.334 | 23 | C2 | |||||
2 | リカルド | 1:30:36.048 | 1:22.099 | 15 | C2 | R,S | 5 |
1:22.297 | 19 | C2 | R,S | ||||
1:22.769 | 13 | C3 | |||||
3 | ボッタス | 1:30:43.010 | 1:23.817 | 18 | C3 | 7 | |
1:22.650 | 20 | C2 | |||||
1:21.265 | 23 | C2 | |||||
4 | ベッテル | 1:31:03.095 | 1:23.401 | 16 | C3 | 8 | |
1:22.217 | 18 | C2 | R,S | ||||
5 | ハミルトン | 1:31:03.417 | 1:23.227 | 11 | C3 | 6 | |
1:23.397 | 12 | C2 | |||||
1:23.091 | 16 | C1 | b | ||||
1:21.048 | 12 | C3 | b | ||||
1:22.048 | 7 | C2 | |||||
6 | フェルスタッペン | 1:31:24.291 | 1:23.640 | 17 | C3 | 6 | |
1:22.814 | 17 | C2 | |||||
1:21.603 | 3 | C1 | R,S | ||||
7 | マグヌッセン | 1:31:36.013 | 1:24.604 | 18 | C3 | 8 | |
1:22.349 | 18 | C2 | |||||
1:21.501 | 25 | C2 | |||||
8 | ライコネン | 1:31:50.328 | 1:24.231 | 13 | C2 | 8 | |
1:23.251 | 10 | C3 | |||||
1:23.231 | 28 | C2 | |||||
9 | ペレス | 1:31:56.858 | 1:24.483 | 15 | C2 | 8 | |
1:23.862 | 12 | C2 | R,S | ||||
1:22.863 | 23 | C2 | |||||
10 | サインツ | 1:32:10.358 | 1:24.234 | 17 | C2 | 6 | |
1:23.677 | 15 | C2 | b | ||||
1:23.474 | 18 | C2 | |||||
11 | クビアト | 1:32:28.974 | 1:25.919 | 17 | C2 | b | 3 |
1:23.677 | 22 | C2 | b | ||||
1:22.524 | 14 | C2 | |||||
12 | ノリス | 1:33:16.529 | 1:25.780 | 15 | C2 | 4 | |
1:25.119 | 17 | C2 | b | ||||
1:23.530 | 14 | C3 | |||||
13 | ラッセル | 1:34:39.868 | 1:25.710 | 11 | C3 | b | 7 |
1:26.072 | 11 | C2 | b | ||||
1:26.223 | 12 | C2 | |||||
1:26.126 | 25 | C3 |
※R,S=赤旗、トラブルストップ b=スティント後にピットに長く留まる
レースシミュレーション解析
トップ3チームでフルタンクで走り出したと思われるのは、ルクレール・ボッタス・ベッテル・フェルスタッペンかな、この中でも本戦を意識したC3で最初のスティントを組んだのは、ベッテル・ボッタス・フェルスタッペンの3人、平均タイムではベッテルが速い。
そしてこの柔らかいC3ではレッドブルがフェラーリについで速いとの結果がでている。しかしC2でははっきりと差が表れていてトップ2チームには歯が立たない感じである。
※ボッタスの2スティント目タイムがAMuSでは3スティント目と同じタイム表記で間違っている。文面ではフェラーリとメルセデスの差は0.5秒とのことから平均ラップを予測で書いています。
ミッドフィールドの状況
ハースのマグヌッセンはフルタンクからきっちりシミュレーションを行った印象を受ける。3スティント目の軽くなってからのC2でのタイムが良いね。
リカルドは明らかにフルタンクランでは無い、タイムを見る限りスティントの燃料量を全くの逆にしている印象を受ける。現状ハースといい勝負といったところかな。
レーシングポイントとアルファロメオ、トロロッソホンダとマクラーレンが似たような戦闘力だろう。
ミッドフィールドの戦力バランスは以下のような予想
- ハース、ルノー
- アルファロメオ、レーシングポイント
- トロロッソホンダ、マクラーレン
- ウィリアムズ
うわぁ・・かたい・・かたすぎる予想だわ(笑)
まとめ
こんな予想や解析をすべてを無に帰す、燃料量10kgあたり0.3秒のラップタイムゲインがあるが、ホンダの山本さんはテスト8日間しかないから、そんな三味る余裕なんてないって言ってましたね。
そして昨年のテスト結果は、ほぼそのままコンスト結果になっている。という事はこの解析結果もほぼ信用できる内容と考える事ができます。
レッドブルホンダは序盤苦戦するだろう、スペインGPまでに修正して、フェラーリやメルセデスを追い回してほしいです。
レッドブルに関して3日目と最終日に気付いた事は
少なくともフェルスタッペンはC3で20周分の燃料を積んで1分18秒8は出せると思っていたが実はもっと多かった26周分から半分は積んで出したと。
そして同じ状態でエンジンのモードを上げて出したのが1分17秒7だと推測してます。
フェルスタッペンのC3での1スティント目のラップタイムはまぁまぁだと思う。
2スティント目のC2ではペースダウンしているがトラブル兆候が出ていてのタイムなら申し分ないかな。
改善力・修正力のあるレッドブルだからまだ伸びしろはあるでしょう。
逆にフェラーリは完成され過ぎていて、開発の方向性を誤れば2018年の二の舞になりかねん。
3月8日20時より
F1GPニュースがある。
まずは、川井さん、米家さんの見解に注目かな
川井さんも言いたい事をはっきり言うフェルスタッペンもご機嫌、普段自分から話かけることのないニューウェイが自分の方からやってきて話すくらいご機嫌と話してましたね。
怖いくらいご機嫌、楽しみです開幕戦。
意外というほどでもないのかもしれませんが、アルファロメオは昨年終盤の勢いを見てたのでもっと速さを発揮するかと思ってました。性能諸元でPUの型番が公表されてないのは実は去年型を積んでるからでは?なんてウワサ話も出てましたけど、同じフィアットグループのブランド背負っててそんなことあるんですかね??
なるほどそんな噂が(笑)
無いとは言い切れないが、リア周りの設計が追い付けない場合はあり得るかも。
フェラーリとしてはすべて新PUを供給した方が利点が大きい。
昨年同様カスタマーで実戦投入、様子見してから本家へ。
いろいろ独断と偏見で最初の7戦はこんな感じに予想しました。
1.フェラーリ 2.メルツェデス 3.レッドブル 4-5.トロ・ロッソ/ハース 6-9.ザウバー/レーシングポイント/マクラーレン/ルノー 10.ウィリアムズ
ドライバーを抜きにして序盤の車のポテンシャルでいうと、トロ、ハース、ザウバーはパーツ購入によって、新レギュレーション対応の開発にリソースを集中出来たのが結構効いてるのではないかと。
テストでは毎度実力より速いフェラーリ、まともに制限内の数のPUでシーズン終えたことのないホンダ、こういったところがどこまでやれるか、ですよねえ。
まあ、個人的にはウイリアムズなんとか頑張ってほしいと思うばかりであります。
ウィリアムズはなぜメルセデスからリア周り買わなかったのか!!
パディ・ロウの最大のミスだなぁ。
メルセデスでやれたことをウィリアムズでって・・・そもそも予算が違うのよね;;
買えば他の部分に注力できたのに・・。
ウイリアムズやマクラーレンはレース屋さんですから、そのへんの技術も自前で持っていないと存在そのものが危うくなっちゃいますからねえ。 将来的に共有部品になる範囲ですむならいいんですが、他からパーツ買ってくる、その間開発しないとなると、数年サボってF1レベルから完全に置いてけぼりにされてしまったなんてことになりかねませんし。
とはいえ、どうしようもない車を作ってたんじゃ話にならないので難しいとこではあるんですが。
2021年から中のギアは統一ですからね。
ケーシングは自由だけど、ホイールベースの最大値が~3550mmになったらもう開発の意味がなくなり全車統一になる事間違いなし。
だったら今苦労せずとも、リソースを他に振った方が結果速くなると思うのですよね。