2月19日プレシーズンテスト初日の朝、レーシングポイントが新車RP20を走らせ始めました。

 

発表会では昨年型のカラーリングを変更したものだった、そしてシェイクダウン走行もせずテスト初日に現れた新車は、待ちわびていたファンの度肝を抜くものだった。

メルセデスの2019年型W10にそっくりだったのです。

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レーシングポイントRP20

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フロントウィングデザインが一緒だ!ノーズの先の丸いところまで一緒だ!

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メルセデスW10のカラーリングを変えただけなんじゃ・・。

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バージボードのブーメランウィングのデザインまで一緒とはね。

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モノコック脇のフィンまでほとんど一緒じゃん。

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そりゃ~レーキ角まで一緒になるよね~。

テストで走り始めたRP20は目立ったトラブルも無く安定したタイムを刻み、ここ数年は完全な新車をテスト出来ない資金繰りだったものが解消された事を意味しています。

メルセデスW10(2019)

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まとめ

フォースインディア時代から、メルセデス製PU(エンジン)とギアボックスを購入しているレーシングポイント。後部の長さは一緒にするしかないと言う状況だった。そして今年はフロントとリアサスペンション(多分昨年型)も購入したとの事。

となればそれを生かすためのダウンフォースバランスは一緒でなくてはならない。今ある空力デザインを同じにするのは理にかなった事だし、長らく続けていたハイレーキセッティングとギアボックスの相性が悪かったとも言われる。

何よりデザイン部門は新しいものを作るために想像する必要もないため時間短縮でき、CFDや風洞実験も最小限にできる。

 

すっごく古い話だけど1998年マクラーレンMP4-13を真似た1999年スチュワートSF-3は速かった。棚ぼたとは言え新興チームの3年目で優勝も記録したんですよね。なんで今更スチュワートなのかと聞かれれば、その後ジャガーになり、そしてレッドブルになったのです。

ニューウェイが関わったマシンを真似て優勝し、今はそのニューウェイがマシンを作っているって事ですね。

 

話が脱線してしまいましたが、レーシングポイントRP20は間違いなく速いです。

ぺレスやストロールのテストでの走りを見ていると、初めて手にしたコーナリングマシンを心底楽しんでいるような雰囲気を感じました。今までの直線番長から一転しコーナリングマシンへと生まれ変わったレーシングポイント、ミッドフィールドのみならずトップ3チームを食う、なんて事が起こったりして?!

こういう形振り構っていられない感じ、結構好きだなぁ。

 

ちなみに似ているからってデータを譲ってもらったとか、買ったとか、そういう事は一切ないです。ホモロゲーションを受けるにはFIAに宣言して監視されているCFD用コンピューターと風洞のデータを添えなければなりません。(メルセデスが譲る訳もないですが・・)