金曜日に予選となるフォーマット、プラクティス1の結果だけでは誰が速いのかわかりません。
トラックエボリューションがかなりあり、予選中でもどんどんタイムが上がっていくでしょう。
トウの奪い合いをどうするのか?各チームの考え方がスプリント予選グリッドを決めます。
パラボリカ→アルボレート?・・・私は慣れないのでパラボリカと言いますけどね。
予選レポート
天候は曇り、気温26℃、路面温度33℃で予選はスタートしました。
Q1
開始1分30秒を経過したところ、フェラーリ2台が先頭でコースイン、何台かが後を追うようにピットアウトしていきました。
サインツが22.4秒台で最初の計測ラップになっています。
メルセデス2台だけが20秒台へ、ハミルトン20.5、ボッタス20.8、リカルド21.2、ガスリー21.4、ジョビナッツィ21.6となったトップ5です。
いたるところで大渋滞!
残り5分、1セット目で2回目のアタックをしたフェルスタッペンは21.0で3番手、最終アタックに向かう隊列ができています。
角田は15位で通過と思いきや、パラボリカのトラックリミットで17位。
Q2
レッドブル2台は編隊を組んで直ぐにコースイン、フリーエア+チームメイトのトウ作戦です。
しかし遅い、ペレス21.1、フェルスタッペン20.7です。
ハミルトンは19.9、ボッタス20.0、ノリス20.3、リカルド20.4、ガスリー20.6となった1セット目です。
残り2分で、ボッタスを先頭に全車アタックに入りました。
地元フェラーリ2台は、Q3進出しました。ペレスがギリギリで生き残っています。
Q3
ボッタスは4基目PUを投入し決勝で最後尾が確定していた事が判明、常にハミルトンにトウを与える役回りになっています。
ボッタスを先頭に全台アタックに入りました。
ハミルトン19.949、フェルスタッペン19.996、ノリス20.0、リカルド20.2、ボッタス20.3となった1セット目のトップ5です。
ペレス、フェルスタッペンを先頭に全台が連なってコースインしました。
ペレスのタイムは伸びない、フェルスタッペンもタイムが伸びない、ボッタスはトウがほぼない状況でトップタイム!
イタリアGP予選結果
まとめ
メルセデスはリアウィングのフラップトップ位置を下げてるし、とにかく見た目が低い、ロングホイールベースで安定している。ドラッグが少なくエネルギーロスが少ない。
しかし、ボッタスの最終アタックはトウ無しでこのタイムには驚いた!
移籍を発表して、ちょっと吹っ切れたような速さだった。トウを最大限得ようとするハミルトンを引き離すってさ(笑)
レッドブルはここまでくると異常な遅さ、色々な各部のドラッグが積み重なってこうなってしまうのだろう。
モンツァでは弱アンダーバランスが常に求められるけど、レッドブルにはそれは無理な注文ですね。
ペレスはトウがあってもなくても同じだった、フェルスタッペンとしては何とかスプリント予選を無事に走り切り、決勝で2位以上を狙うのが戦略だろう。
マクラーレン2台がフェルスタッペンとほぼ同タイムで4,5番手につけてきた。
直線番長系なこのマシンは、モンツァでは脅威だね。
その後ろにガスリー、アルファタウリってこんなにもオールラウンダーマシンなのか?それともガスリーがやらかしているのか?
もう、拍手しかないです。ブラボー!ピエール!
フェラーリは、やはりパワー差がどうにもこうにもならなかったが、7,8番手は良くやった方だろう。
リカルドが復調しているが、フロントタイヤにドカンと寄り掛かる走りを必要としないコースだからだろう、そういう意味では角田にも期待していた訳ですが、フォーマット的に練習が足りなかったかな。
とあるエンジニアが言っていたが、マシンの持つ最高設定タイムから0.5秒落ちまでは誰でも出せる。
それ以上はマシンとの対話が必要不可欠、頑張ってくれよユウキ。
スプリント予選は、まぁ期待していない、ミディアムスタートで隊列のまま終了?
メルセデスがあの速さでタイヤが垂れないのか?決勝へ向けてペレスが順位を上げれるのか?
注目するべきはそんなところかな。
ガスリーがやらかしてるのかっていう
逆の表現がイイですね☆゚.*・
これはもう完全にハミルトンの為のチームメルセデスになってますね。前からだけど(笑)
シーズン中に5基目投入してペナルティ受けてでもハミルトンを勝たせようとしてるのが予想出来る。
これは恐ろしい戦略です。
ボッタスはこんな事でも受け入れるドライバーなんだな…。
ボッタスのエンジンはデータ異常があったようです。
大事を取っての投入、結果的にハミルトンを全面サポート。
メルセデスでの最後、
シーズン残りのレースで1つだけでも勝たせて挙げたいところですが
マックスとハミルトンが僅差でドライバータイトル争って最後まで、(ハミルトンにトラブル起き無い限り)この状況続けば達成が難しい?
ポールポジション獲得する自由を与えられても、優勝を獲得する自由は与えられていない(ハミルトンとポジション入れ替えさせられる)
ボッタスの9勝で
過去4年間(2017年~2020年)メルセデス在籍でのリザルト見れば、開幕戦優勝とシーズン最後でメルセデスのコンストラクターも決まり、ハミルトンのドライバータイトルの目処がたった後の残りレースで優勝するくらいで、シーズン途中での優勝は少ない。
今のままでは2018年以来、未勝利のシーズンになりそう?
ボッタスの意地を見た。
スプリントは勝っても良いんだよね?
またまたトップ6入りのガスリー。
去年のマックス並にマシン以上のポテンシャルを引き出してる。
いえ、譲って3点を献上します;;
しかし、ここまで差があると、ここでのスプリント予選形式は不利だなぁ。
チャンピオンシップ的には。
もう1戦のスプリント予選があるGPは逆の立場にならないといけないな。
ただ、ボッタスがこんな速いとなると、最後尾スタートでもセーフティーカーとか入るとマックス抜かれちゃうんじゃないかと心配だ。
ボッタスさんは、乱流ドライビングが下手なので・・・。
2020年は前走者の後ろ走りすぎてエンジンオーバーヒート&セーフパワーダウンしています。
スプリント決勝でメルセデスがワンツーフィニッシュしても、
マックスが3位になれば1ポイント獲得と本戦決勝ではフロントロー2番手からスタート出来ますよね(ボッタスが降格グリッドするので)
決勝ではハミルトンがレースをリードして主導権を握るだろうと予想されますが、マックスもハミルトンとのギャップを拡げられないよう2番手キープして後方からプレッシャー掛けて欲しいです。
マクラーレン(特にノリスには?)とフェラーリにも警戒を怠らずに
何かが起こるかも知れない事態に備えて。