2020年開幕戦の予選です。
各パワーユニットの隠しているパワーが浮き彫りになります。順当にメルセデス2台がフロントロー独占となってしまうのか?
ホンダは?ルノーは?不正疑惑フェラーリは如何に?
予選レポート
天候は晴れ、気温24℃、路面温度53℃で予選はスタートしました。
Q1
ラティフィが記念すべき最初の予選タイムを記録1:07.208でした。ソフトタイヤでアタック合戦が過熱、残り4分時点で16位までが1秒以内にひしめく激戦が展開される。
残り1分でストロールが4.3秒台トップタイムを出したが、フェルスタッペン、ボッタス、ハミルトンの順で塗り替えられる。
ノックアウトはMAG,RUS,GIO,RAI,LATです。
Q2
路面温度は49℃になっています。SとMのタイム差は0.5秒と言われており、MでQ2クリアは現実的ではありません。
1回目のアタックではフェルスタッペンだけがMでコースイン、2度アタックを行い4秒フラット0.6秒差の6番手となりました。10位カットラインまでは0.3秒しかありません。
2回目のアタックではメルセデス2台が3秒フラットまでタイムを伸ばす、アルボンが3番手に滑り込みマクラーレンとレーシングポイントがトップ10に入る、フェルスタッペンはSでアタックに出ていたが、8番手にとどまれることからアタックをやめてMスタートとなりました。
ノックアウトはVET,GAS,KVY,OCO,GROです。
Q3
ボッタス、ハミルトンの順でアタックに入っていきます。 ボッタスが2.9秒台で1番手、フェルスタッペンは0.6秒差の3番手、アルボンは0.9秒差の4番手です。
2回目のアタックではボッタスはコースアウト、真後ろのハミルトンが抜けた後に一瞬イエローになりリカルドとアルボンに影響が出たようだ。ノリスが4番手タイムを記録してアルボンとペレスを上回った。
ボッタスが1回目のアタックタイムでポールポジションになりました。
オーストリアGP予選結果
順 | No. | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1:04.111 | 1:03.015 | 1:02.939 | |
2 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:04.198 | 1:03.096 | 1:02.951 | 0.012 |
3 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1:04.024 | 1:04.000 | 1:03.477 | 0.538 |
4 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1:04.606 | 1:03.819 | 1:03.626 | 0.687 |
5 | 23 | A.アルボン | レッドブル | 1:04.661 | 1:03.746 | 1:03.868 | 0.807 |
6 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1:04.543 | 1:03.860 | 1:03.868 | 0.921 |
7 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1:04.500 | 1:04.041 | 1:03.923 | 0.984 |
8 | 55 | C.サインツ | マクラーレン | 1:04.537 | 1:03.971 | 1:03.971 | 1.032 |
9 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1:04.309 | 1:03.955 | 1:04.029 | 1.016 |
10 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1:04.556 | 1:04.023 | 1:04.239 | 1.084 |
11 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:04.554 | 1:04.206 | 1.267 | |
12 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1:04.603 | 1:04.305 | 1.366 | |
13 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ | 1:05.031 | 1:04.431 | 1.492 | |
14 | 31 | E.オコン | ルノー | 1:04.933 | 1:04.643 | 1.704 | |
15 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1:05.094 | 1:04.691 | 1.752 | |
16 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1:05.164 | 2.225 | ||
17 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1:05.167 | 2.228 | ||
18 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:05.175 | 2.236 | ||
19 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1:05.224 | 2.285 | ||
20 | 6 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1:05.757 | 2.818 |
※Gapはベストラップを使用しています。
まとめ
2020年開幕戦ポールポジションおめでとうボッタス!
思っていた以上にメルセデスとレッドブルの差が大きい、そしてフェラーリは昨年より約1秒遅くなっていると言う事実、これはもう例のあれだ、流量を上回ってパワー出していたで解決なんだろう・・・カスタマーにも影響が出ているしねぇ。
無観客でもしっかりと盛り上がれた予選だった。1周が短くタイムが拮抗するのも要因で、ちょっとのミスが明暗を分ける緊張感が素晴らしかったです。この緊張感はF1にしか感じられないのは私だけではないはず。
予選後の距離をとって、マスクしてインタビューはちょっとやりすぎなような気がするが?(外なんだからインタビュー受ける人だけはマスク外してもいいよね?)
決勝はフェルスタッペンだけがM(C3)スタートっていうのが面白いわ、気温と路面温度次第では終盤までもつれるだろう。あぁ~もう楽しみで仕方がないです。
メルセデス速過ぎですね。
短いレッドブルリンクでコンマ5秒差って
フェルスタッペンがQ2突破をミディアムで挑戦したのは、レースペースでもメルセデス優勢であろう事を予想してだと思います。
ミディアムスタートの利点を活かせるか?
それともDASが今までのタイヤマネジメントの概念を覆すのか?
決勝が楽しみですね。
フェラーリPU終了のお知らせ・・・みたいな予選だった。
カスタマーの沈みっぷりが尋常じゃないし、やっぱりそーゆーことだったのね。
しかも今年はPU開発に制限ありますしマジでやばいんじゃなかろうか(哀)
ただフェラーリは野球の巨人みたいなもんで、弱いフェラーリは見たくないってのもあるんで、頑張ってほしいもんです。
2週連続で同タイヤセットの同コースですから重要な第1戦!!
GO!MAX!
今年も0.3秒の呪縛から抜けられないようで・・・・笑
0.4秒の呪縛、0.3秒の呪縛。
マックスは高レーキ角のリアが沈み込んで、タイヤがグリップするまでの僅かな時間を完璧に制御できるアクセルワークがある。
難しい車だ・・・。
今年もどのコースでもマックスのセカンドドライバーとの差が同じだったら面白いですね。
ところで最近のマシンの状態を見ていると柔らかいタイヤの場合は硬いサスセッティングの車の方が速い気がします。タイヤの温まりも硬い車の方が早いですし。まあ、硬ければ押し付ける力が強い訳(常識の範疇で)ですから当然なんですが。
その変わり柔らかいとタイヤに優しいんですが。
タイヤの構造との関係もあるでしょうが、レーキ角を見直さなければいけない所にレッドブルはきているのかも知れません。以前はブロウンディフューザーなどでレーキプラスαがあったので高速コーナーが速かったのですが、2014年以降はそういった感じがあまりしないんですよね。
レーキのメリットってウイングを小さくできる、速度域や前後Gによって重量バランスがより移動できる、ディフューザーの効率アップ、サスセッティングを柔らか目にできるのでタイヤに優しいぐらい?
デメリットは全面投影が増える、強風の影響を受けやすい?
18インチになればまた違った結果になるような気はしますが。。。。
「四輪 RB車体のリア側サスペンションの下制幅が、もし大きい場合その影響への構造的な対処は?」
私も、ハイレーキ仕様のRB車が、もしストレートでリアホイール側のサスペンション及び後部車体側がある程度大きく下制するとすれば、それによる間の前進へのエネルギーを逃がさない対策がバイクのアンチスクワット同様に、四輪RB車では構造的な対処が必要なのか?という思いがありました。
(例-自転車マウンテンバイクの場合、フロントサスは減衰幅が大きいですが、速度を速めるためにペダルの回転を急に速めるとフロントサスが大きく下制(減衰)する為にペダルからギアに伝わる回転力が逃げ、路面に力が上手く活かされない印象を受けます。その点、特にカーボン製のロードバイクなどは加わる下制のエネルギーに対し車体全体がしなるなどし結果ペダル及びタイヤの回転力が損なわれずに路面へ伝わる感覚的印象があったからです…)
セクター1のミス鑑みても去年と同じか少し速いくらいでレッドブルは開発上手くいって無いのかな?
昨年タイムを0.5秒も上回ったメルセデス。
昨年と同等なレッドブル。
昨年より1秒も遅いフェラーリ。
レッドブルはまだ新マシンの生かし方がわかっていないみたいですね。
今年はレッドブルにポジティブなニュースばかりだっただけにガッカリでした。(T . T)マクラーレンは速いけどアルボンは間に入られちゃダメですね。
兎にも角にもF1が帰って来ましたー!本当に嬉しいです
お久しぶりです
決勝が楽しみでしょうが無いです
マックスが勝つには、Mスタートを生かしてタイヤ交換を遅らせ、終盤に勝負をかける
展開でしょうか?
スタートで蹴り出しの良いSタイヤのノリスやペレスに先行されないように頑張って欲しいです
タイヤライフではMとSではどれくらい違うのでしょうか?
メルセデスは隙が無さそうですが、何とか食らいついて行って終盤勝負を掛けて欲しいです
消耗したMで、新品ハードをオーバーカットできるのか?
結構難しい戦略ですなぁ、消耗したSをオーバーテイクしておかないときつい。
昨年はフェラーリはタイヤ消耗激しく、メルセデスはエンジンフルパワー出せずで、マックスが大逆転勝利したわけですが…。
ミディアムでどこまで引っ張れるか、メルセデス二台がどれだけ先行するか、楽しみです。