プレシーズンテスト8日間が終わりました。前半4日間は中継が入り盛り上がりを見せましたが、後半4日間は中継はなかった。素人によるライブ配信も禁止されていた模様、昨年より動画や走行データの情報量が減ったような気がします。

とりあえず、テストの総合結果を色々まとめていきます。

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プレシーズンテストベストラップ

ドライバー チーム Time Gap Tyre Day
1 ベッテル フェラーリ 1:16.221  C5 8
2 ハミルトン メルセデス 1:16.224 0.003  C5 8
3 ルクレール フェラーリ 1:16.231 0.010  C5 7
4 ボッタス メルセデス 1:16.561 0.340  C5 8
5 ヒュルケンベルグ ルノー 1:16.843 0.622  C5 8
6 アルボン トロロッソ・ホンダ 1:16.882 0.661  C5 7
7 クビアト トロロッソ・ホンダ 1:16.898 0.677  C5 8
8 サインツ マクラーレン 1:16.913 0.692  C5 8
9 グロージャン ハース 1:17.076 0.855  C5 8
10 ノリス マクラーレン 1:17.084 0.863  C5 7
11 ガスリー レッドブル・ホンダ 1:17.091 0.870  C5 7
12 リカルド ルノー 1:17.114 0.893  C5 8
13 ライコネン アルファロメオ 1:17.239 1.018  C5 8
14 ストロール レーシングポイント 1:17.556 1.335  C5 7
15 マグヌッセン ハース 1:17.565 1.344  C5 8
16 ジョビナッツィ アルファロメオ 1:17.639 1.418  C5 7
17 フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:17.709 1.488  C3 8
18 ペレス レーシングポイント 1:17.791 1.570  C5 8
19 ラッセル ウイリアムズ 1:18.130 1.909  C5 7
20 クビサ ウイリアムズ 1:18.993 2.772  C5 8

上位10ぐらいまでは、燃料はかなり少なめな印象です。ルノーと同等のタイムであるトロロッソは明らかに軽いだろう。

セクタータイムギャップ

8日目はベッテル基準

https://www.formula1.com/

7日目はルクレール基準

https://www.formula1.com/

このセクタータイムギャップですが、ライブタイミングのセクターベストとはちょっと違うんですよね~。足したり引いたりしてみましたけど、ベストラップ時のセクタータイムがわからなかったです。

テストベストラップオンボード

https://www.formula1.com/(画像クリックで動画へジャンプ)

ステアリング修正がほぼ無い綺麗なドライビング、マシンの仕上がりが良くわかるベッテルのラップです。

バルセロナでC5(HS)を使う場合は、攻めると後半オーバーヒートしてしまうため、このようなドライビングになったとも言えるが、まだまだ余力があるとも言える。

チーム・ドライバー別周回数

チーム ドライバー Laps 合計
メルセデス バルテリ・ボッタス 551 1095
ルイス・ハミルトン 544
フェラーリ シャルル・ルクレール 463 997
セバスチャン・ベッテル 534
ルノー ダニエル・リカルド 452 961
ニコ・ヒュルケンベルグ 509
トロロッソ・ホンダ アレクサンダー・アルボン 489 935
ダニール・クビアト 446
アルファロメオ アントニオ・ジョヴィナッツィ 425 922
キミ・ライコネン 497
マクラーレン カルロス・サインツ 473 873
ランド・ノリス 400
ハース ケビン・マグヌッセン 403 871
ピエトロ・フィッティパルディ 61
ロマン・グロージャン 407
レッドブル・ホンダ ピエール・ガスリー 439 833
マックス・フェルスタッペン 394
レーシングポイント セルジオ・ペレス 289 625
ランス・ストロール 336
ウィリアムズ ジョージ・ラッセル 299 567
ロバート・クビサ 268

上位5チームぐらいまでは非常に信頼性が高い、トロロッソホンダがトラブルらしいトラブルが無かった事からもホンダPUに問題は無いだろう。

レッドブルはギアボックスの信頼性に問題あり、ケーシングが今年同一になると思っていたが違う。トロロッソはレッドブル昨年モデルを流用していると思われる。

まとめ

各国ジャーナリストによる、レースシミュレーションのラップ解析待ちですが、メルセデスは相当良いみたいですね。ロングディスタンスのタイムダウンが少ないとか?フェラーリは落ち込みがメルセデスより多いとか?

現状、予選ではフェラーリ、決勝ではメルセデスが強いとの予想です。アリソンが自信満々にタイヤに優しいマシンを作ったと言っているので、その辺りの片鱗が見えているのでしょう。

実際問題大きくコンセプトを変えたのはフェラーリの方ですので、これがどのような結果を生み出していくのか?低重心化を強く意識したマシン、インダクションポッドが小さくて綺麗、私は大好きなコンセプトですね。

 

レッドブルホンダがガスリーのクラッシュで結果的にアタックラップを見せることなくテスト終了して、もやもやしています。

フェルスタッペンのアタック見たかったなぁ・・。

 

トロロッソより遅いなんて事はありえないので、最低でも0.5秒は速く、私の勝手な憶測では1秒は確実に速いと思っています。何故ってそれは予算差ですよ150億対500憶ですからね。

 

ただマシンの骨格たるギアボックスケーシングに問題有りなので心配は心配です。テストからファクトリー(24時間体制中)へ情報が伝えられ、すでに対策品は完成しているとは思う。それを試すのが本番の金曜日です。

メルボルンはレッドブルにとっては捨てコースなので、テスト気分でいいんじゃないかな。

 

何にせよ、ホンダが示した信頼性とパワーは過去最高である。コンセプト継続3年目でもあるし、同じコンセプトであるメルセデスの昨年のパワーが出せればチャンピオンが獲れる!

さすがに無理なんだけど、後半のスペック2改辺りでは到達してほしいレベルです。

 

中団グループではトロロッソ旋風が巻き起こる可能性が高い。レッドブルRB14のほぼコピーマシンであり各パーツの信頼性も高い事から序盤から戦闘力が高いマシンである。

いやいやアルボン君、第1形態で止まっては困りますよw