9月24日に行われたスーパーフォーミュラ第6戦SUGOでガスリーが2位に入った。ここのところ2連勝していて調子を上げてきたガスリーは予選でもホンダ勢トップの3位でした。
しかもQ3(8台中)進出ホンダ勢は、彼のみとなっていてホンダがいかに劣勢状態であるかを物語っている中での活躍だ、ドライバーとしての能力はどう見積もってもSFドライバーの中でNO.1なのは間違いない。
今回2位に入りポイントランキングでもたったの0.5差で2位となったため最終戦SUZUKAのダブルヘッダー戦でチャンピオンになる可能性が高くなっている。
2018年トロロッソ・ホンダのドライバーとしてF1デビューが内定しているだけに、日本人ドライバーを破ってSFチャンピオンを土産にしてもらいたいところだ。
スーパーフォーミュラ第6戦SUGO結果
順 | ドライバー | Car Name / Engine | Laps | ギャップ | BestTime |
---|---|---|---|---|---|
車両:SF14 / タイヤ:ヨコハマ | |||||
1 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA | 68 | 1h19’00.439 | 1’08.252 |
2 | ピエール・ガスリー | TEAM MUGEN Honda | 68 | 0.243 | 1’08.304 |
3 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S TOYOTA | 68 | 1.174 | 1’08.314 |
4 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA | 68 | 6.754 | 1’08.402 |
5 | フェリックス・ローゼンクヴィスト | SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA | 68 | 11.472 | 1’08.757 |
6 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA | 68 | 12.646 | 1’07.697 |
7 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse TOYOTA | 68 | 19.452 | 1’08.797 |
8 | 伊沢 拓也 | DOCOMO DANDELION M41Y Honda | 68 | 20.741 | 1’08.606 |
9 | ヤン・マーデンボロー | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA | 68 | 21.459 | 1’08.355 |
10 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S TOYOTA | 68 | 28.971 | 1’08.052 |
11 | 山下 健太 | FUJI×raffinee KONDO TOYOTA | 68 | 36.694 | 1’08.320 |
12 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40S Honda | 68 | 41.210 | 1’08.198 |
13 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING Honda | 68 | 44.600 | 1’08.311 |
14 | 小暮 卓史 | B-Max Racing team Honda | 67 | 1 Lap | 1’08.963 |
15 | 大嶋 和也 | SUNOCO TEAM LEMANS TOYOTA | 67 | 1 Lap | 1’08.683 |
16 | 塚越 広大 | REAL Honda | 67 | 1 Lap | 1’07.888 |
17 | 中嶋 大祐 | TCS NAKAJIMA RACING Honda | 67 | 1 Lap | 1’07.953 |
18 | 山本 尚貴 | TEAM MUGEN Honda | 66 | 2 Laps | 1’08.556 |
19 | ニック・キャシディ | FUJI×raffinee KONDO TOYOTA | 65 | 3 Laps | 1’07.875 |
予選3位から好スタート切ったガスリーは、あわや1コーナーでトップに立てるかと思わせるほど鋭かった。結局は2番手を延々走る事になった。
トップの関口は42周目に周回遅れが接近したためにピットインして給油を済ませた。ガスリーは58周目でピットイン、この間猛プッシュしたがオーバーカットは成功しなかった。それでも最後は関口のすぐ後ろでチェッカーを受けておりその差たったの0.2秒となっている。
スーパーフォーミュラポイントランキング
順 | No | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合計 | ||
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*表中ポイント数字の 太字:優勝 下線:予選ポールポジション | ||||||||||||
1 | 2 | 石浦 宏明 | 5 | 0.5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 3 | 33.5 | ||
2 | 15 | ピエール・ガスリー | – | – | 1 | 4 | 10 | 10 | 8 | 33 | ||
3 | 7 | フェリックス・ローゼンクヴィスト | – | – | 2.5 | 8 | 6 | 8 | 4 | 28.5 | ||
4 | 19 | 関口 雄飛 | – | 5 | 5 | 5 | – | – | 10 | 25 | ||
5 | 37 | 中嶋 一貴 | 11 | – | – | 2 | – | 3 | 6 | 22 | ||
6 | 36 | アンドレ・ロッテラー | 4 | 5 | 3 | 6 | 2 | – | – | 20 | ||
7 | 18 | 小林 可夢偉 | – | 2.5 | 2 | – | 8 | 2 | 2 | 16.5 | ||
8 | 1 | 国本 雄資 | 6 | – | – | 1 | – | 4 | 5 | 16 | ||
9 | 16 | 山本 尚貴 | 8 | 2 | 0.5 | – | – | – | – | 10.5 | ||
10 | 3 | ニック・キャシディ | – | 3 | – | – | 4 | – | 1 | 8 | ||
11 | 4 | 山下 健太 | – | 1 | 1.5 | – | 4 | – | – | 6.5 | ||
12 | 8 | 大嶋 和也 | – | – | – | – | – | 6 | – | 6 | ||
13 | 41 | 伊沢 拓也 | 1 | – | – | 3 | – | – | 1 | 5 | ||
14 | 20 | ヤン・マーデンボロー | – | 1.5 | – | 1 | – | 1 | – | 3.5 | ||
15 | 10 | 塚越 広大 | 3 | – | – | – | – | – | – | 3 | ||
16 | 64 | 中嶋 大祐 | 2 | – | – | – | – | – | – | 2 | ||
17 | 40 | 野尻 智紀 | – | – | – | – | 1 | 1 | – | 2 | ||
50 | 小暮 卓史 | – | – | – | – | – | – | – | ||||
65 | ナレイン・カーティケヤン | – | – | – | – | – | – | – |
最終戦は鈴鹿ダブルヘッダー
最終戦は鈴鹿で10月22日に決勝が2回行われる。この最終戦は優勝ポイントが5点⇒8点にアップされるため各予選のポールを含めると最大で18点の獲得となる。
ランキング6位のロッテラーまでが可能性を残している状態になっています。そうは言ってもチームの状態やドライバーの調子などから考えても石浦、ガスリー、ローゼンクヴィスト、関口のランキング4位までが実質のタイトル争いになるでしょう。
こうなったらガスリーにチャンピオン取ってもらいたいね。そしてトロロッソ・ホンダでもその勢いで活躍してもらいたいですね。
10月22日は昼間はSFで明け4:00からアメリカGPと充実したモタスポ日和となりそうです。
サラリーマンとしてはアメリカGPはキツイのだけどなぁ( ノД`)
「F1参戦中のホンダ、国内レース(スーパーフォーミュラ)エンジン性能(ICE)位置付けは⁉︎」
記事から…
「P.ガスリー氏、チャンピオン取ってF1昇格・Toro Rosso HONDAにとっても弾みつけて欲しい!」
スーパーフォーミュラでのホンダ供給Q3進出台数、車体の影響だけではない印象を初心者でも受けます。
HONDAはF1では、2017年仕様よりICEに“ジェットイグニッション”のコンセプトを導入されたとの事で、現在は未だ国内レースのICEとは仕様が異なる事は判ります。また、国内で良きライバルのTOYOTAも、近年レースでもルマン耐久の結果含め世界に名の通った立派な自動車メーカーなので、相手も手強いです。が、世界最高峰と云われるF1参戦中のHONDAが、国内レースでICEで後塵を拝しているというのがとてもレース初心者的として、まず、とても気になります!
この道の専門家から評価した場合、メカニカル的(組織的にでなく)にこの点どうなのか建設的に繋がる知識を得たいです。もちろんブレずに「HONDAのF1を応援する気持ちで!」
いつもコメントありがとうございます。
SFとGTは同一規格のエンジンを使用しています。そしてどちらの成績も良くはない。
GTに関してはMRのハンデ重量が多いのでちょっとわかりにくいですけど。
今回は曲がりくねったSUGOでは低速トルクが重要になる部分。
ホンダって昔から高回転まで回してピークパワーを稼ぐイメージがあるし、NAってイメージも強い。
単純にターボが下手と考えていいような気がします。
管理人様へ
「ガッテン!です。(ご丁寧な回答ありがとうございました)」
どんなスポーツでも1チーム・マニュファクチュアラーがずっとトップであり続ける事は困難ですが、(F1)1986年・1987年はウィリアムズで、1988年はマクラーレンで15勝/16戦の勝利でコンスラクターズタイトルはHONDAのV6“ターボ”エンジンだったのですが。他マニュファクチュアラーの進化度が現在は優っているという事ですね。
来季最高のリスタートに繋がるように「ALL HRDの皆さん、頑張って下さい!」「いつか、母国鈴鹿GPが、歓喜の“日の丸ファンに染る”シーズンを夢見て… !」 (イタリア“モンッアGP”Tifosi(ティフォージ)達で真赤に染る様に…)