ザウバーは来季のアウディ移行に向けての準備期間、今年は全く期待していなかったのですが、スペインGPで導入されたアップデート以降入賞を積み重ねています。

イギリスGPでは雨による大きなポジション変動の幸運に恵まれてヒュルケンベルグが3位表彰台、注目度が増しています。

予選では奮わないが決勝のレースペースが良く、チームが進めた「均一なダウンフォースを生み出す事」は達成されています。

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ザウバーC45のフロントウィング

テスト以降、細やかにアップデートをしていましたが、全てが繋がったのがスペインGPのアップデートです。

フロントウィング荷重テストに対応したアップデート、フロア、エンジンカバーが導入されています。

 

フロントウィングは外側の負荷低減のために形状変更、元々フレキシブルを最大限活用している訳では無かった為に影響はほぼ無いらしい。

 

ザウバーC45のフロアとサイドポッド

フロアはフェンスの外側が低くなり、クラッシュブルストラクチャーの出っ張りが大きくなっています。

エッジディフューザーの変更、サイドポッド側面上部はテスト時のように下がる形状に戻されています。

ザウバーC45のエンジンカバー

エンジンカバーはコクピット乱流やルーバー排熱を、強めの曲線で流れを下げる形状を採用しています。

後部を大きく開けるスタイルでは無くルーバーに頼る設定ですが、流れは上手く分割されているようです。

ザウバーのフェンス後方フロアは低い

アルファロメオ時代からフロアが低いのですが、今もその形状は生かされています。

フェンス後方のトンネルがないんじゃないかってぐらい低くて平面に近いです。

これが良い悪いではなく、コンセプトを維持しているところが面白いですね。