2026年新レギュレーションが確定しました。
全幅1,900mm、最大ホイールベース3,400mmでやっと少しだけ小型化される。
FIAが作った3Dモデルを確認していきます。
2026年F1マシンのレンダリング画像
2022に大型化されたディフューザーは一気に小型化され、ビームウィングも無くなっている。
その分リアウィングは大型化しています。
リアウィングとフロントウィングはストレートで常に開閉してドラッグを減らしエネルギー消費を減らす。
リアウィングはメインも同時に角度が変わるものになっています。
2026F1マシンスペック:数値比較
項目 | ~2025 | 2026~ |
---|---|---|
全幅(mm) | 2,000 | 1,900 |
ホイールベース(mm) | 3,600 | 3,400 |
ホイール(inch) | 18 | 18 |
ホイールは18インチが維持されるが、フロントタイヤの幅を25mm・リアタイヤの幅を30mm縮小、直径も小さくなり、現在の720mmから705~710mm幅に削減される。
タイヤ自体のサスペンション効果は現在より減ってしまう、振動問題は大丈夫なんだろうか?
小型になったディフューザーは、タイヤと接する側の垂直板の下方が空いている。
フロア先端となるフェンス部分の高さがかなり低くなっています。
自由度がありすぎる現在のトンネル型フロアは大幅に制限されるだろう。中間の形状は同一でもいいと思います。
まとめ
2007年頃のマシンに戻った感じです。
現在はサイドの流れを内側に引き込まないようにしていますが、小型化されたディフューザーと失ったビームウィングの効果を補うために出来る限り引き込む必要が出てくるかもしれません。
側面シールドを失ったディフューザーには今の流れも有効的なので、どっちがいいのだろうか?
2026年のテストまで答えはわからない。
アクティブエアロ導入はKの回生不足を補うための措置だったと思うのですが、そもそもKで350kWの回生なんて可能なのですかね?
不足をICE常時ぶんまわして発電するなら、日産ノートみたいなシリーズ式のハイブリッドのようで、26PUが全くイメージできません。燃料も植物由来のバイオエタノール使うのか水素由来の合成燃料使うのか…。
なんかF1が違うものになりそうでモヤモヤしてます。まあ見続けますけどねえ。
ICEだけ出力してERS回生は、規制がかけられます。
詳しい数値はまだ不明ですが、ICE100%+回生90%とかはダメになる。
最大350kw出力MGU-Kを確実に作動させるための電力確保が次世代PU重要ポイントと言われていますね。
それが出来るチームマシンと出来ないチームマシンの性能格差が表れそうです?
減速ブレーキングだけで回生エネルギーが回収出来ずに電気足りない場合に本当にどうするのかなぁ?と思っちゃいました。
やはり足りない不足分はICEから賄うしか方法無いのか?全く分かりません。
今更ながら現行PUで使っているMGU-H(熱エネルギー回生)によって電気回収する事が如何に大きな事だったか思い知らされました。
現行PUが見られる今シーズンと来シーズンで見納め?
現行PUが開始スタートした2014年の時でも初年度と言う事で初期トラブルが多く発生したので(特にMGU-K関連が?)
次世代PUも現行PUとは全く別物でMGU-Kの容量が増えて配置場所も変わっている(ICEクランクケース脇に配置されていたのが離れた場所に配置に変わった)
ので初期トラブル発生するのではと思いました。
でもMGU-Kの故障以前に電気が足りなくてMGU-Kを作動していない状況場面が見られる(ICEだけで駆動している)ようでは、
パワーうんぬんよりも確実に安定したPUが求められますね。
投稿お疲れ様です。
いつもF1のテクノロジーに関する記事を多く見させて頂いております。
突然ですが、F1を題材としたカーレースの小説を描く為に、F1の技術などに関して語るコミュニティが無いか、現在探しております。
Discordとかで、何処か良い感じの部屋があれば、是非教えて欲しいです。
*因みに、その小説用の独自のマシンレギュレーションを用意していて、ある程度の所まで出来上がっているので、それの是非を確認できる環境が欲しいです。
なかなか難しい議題ですね。
F1技術などのコミュニティは日本には存在しないと思います。
単に技術を知りたいなら
https://www.formula1-dictionary.net/index.html
https://www.f1technical.net/
テクニカルが海外コミュニティの代表です。
面白そうなので、そのレギュレーションをコメントで教えてくれれば専用の記事ページを作ってもいいですよ。
コメンターさん達の多種多様な意見を交換できると思います。
1993年F1の時もリヤだけでしたが幅が狭くなったナロータイヤになったので、1992年F1のワイドタイヤの車体と比べて視覚的に小さくなったように見えました(極端に言えばF1カーがF3カーに見違えるくらいに?)
過去の話になりますが
1993年マクラーレンMP4/8が1992年マクラーレンMP4/7Aに対して一気に小ちゃくなったくらいに(搭載エンジンもホンダV12からフォードコスワースV8に変わったのでホイールベースも短くなり車体全長も小さくなった)
2026年新レギュレーション規格のF1カーは
車体全体を小さくコンパクトにして容積減らす事で重量を減らす狙いも有ったのでしょうね。
モナコのようなコース幅ので狭い場所でのレースだと良い方向性のマシンですね。
ホイールベースが200mm短くなって3400mmになりますが車体全長が小さくなるのでドライバーとPUの間に位置する燃料タンク容量も小さくなるのでしょうか?
現在使われているPUと違って電動化の出力が上がり↑内燃機関の出力が下がる⬇️ので燃料使用量(搭載量)も少なくなるかなぁ?と思いました。
燃料もE10から100%カーボンニュートラルに対応した成分になるので熱カロリーも厳しい要求が求められますね。
現行の110kgから推測されている燃料使用量は70~80kgです。
但しこれは熱量計算に変わるので各エンジンメーカーで違いが生まれます。