https://twitter.com/AlphaTauriF1

2022年テクニカルレギュレーションは、最低重量が795kgとなっていた。

各チームはこれを達成する事が出来ず、話し合いが行われ開幕戦を前に798kgに変更されています。

 

この+3kgがあっても最低重量に届いているチームは少ない。

各チームのマシン重量と軽量化について確認しておきましょう。

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各チームのマシン重量(推定)

色々な情報が錯綜しておりますが、大体の推定重量は一緒です。

チーム 重量(kg) 超過 Time(+)
アストンマーチン 814 16 0.48
レッドブル 810 12 0.36
メルセデス 806 8 0.24
マクラーレン 805 7 0.21
ハース 803 5 0.15
フェラーリ 800 2 0.06
アルファタウリ 800 2 0.06
ウィリアムズ 800 2 0.06
アルピーヌ 799 1 0.03
アルファロメオ 799 1 0.03

ラップタイムへの影響度は、コースによって異なりますが平均0.03秒/1kgを適用しています。

 

重くなっている主な原因は以下

  • タイヤとホイールを含む足回りの強化
  • トンネルフロアの強度確保
  • モノコックの5cm延長
  • クラッシュテストの強化
  • 柔軟性への対応

各チームの軽量化

多くのチームが高速度域でのフロアのしなりに苦労していた。

テストではフロアを吊り下げるバーを使用していました。

https://it.motorsport.com/

これはレギュレーションでは禁止だったものですが、開幕戦で急遽許可される事になっています。

 

これに抗議していたアルピーヌ。

オーストラリアで吊り下げバーを利用したフロアを投入。フロントウィングと共に大幅な軽量化を達成、約4kgを削減したとされる。

https://f1i.autojournal.fr/

 

マシン全体を塗装すると約6kgになる事から、ボディの塗装を剥がすチームも多い。

https://f1i.autojournal.fr/

フロントウィングやリアウィングは黒色のカーボン地となっているマシンが非常に多くなっていましたが、ボディもどんどんと継ぎはぎ状態になっています。

番外編:ドライバーの身長と体重

ドライバー 身長 体重
エステバン・オコン 1.86m 66kg
アレックス・アルボン 1.86m 74kg
ジョージ・ラッセル 1.85m 70kg
ニコラス・ラティフィ 1.85m 73kg
ランス・ストロール 1.82m 70kg
マックス・フェルスタッペン 1.81m 72kg
シャルル・ルクレール 1.80m 69kg
ダニエル・リカルド 1.80m 66kg
カルロス・サインツ 1.78m 64kg
ピエール・ガスリー 1.77m 70kg
ミック・シューマッハ 1.76m 67kg
周冠宇 1.75m 63kg
セバスチャン・ベッテル 1.75m 62kg
ルイス・ハミルトン 1.74m 73kg
セルジオ・ペレス 1.73m 63kg
バルテリ・ボッタス 1.73m 69kg
フェルナンド・アロンソ 1.71m 68kg
ランド・ノリス 1.70m 68kg
角田裕毅 1.59m 54kg

ドライバー重量は80kgとなっている為、シート下の決められた位置にバラストを追加します。

体重の軽いドライバーは、重心の面で有利となります。