2016年のF1が始まって新予選方式が始まると非難の嵐をあび、FIAとF1は緊急ミーティングを行い第2戦から元に戻すと一時は発表した。
しかし結局2戦目のバーレーンでも同じ方式を採用して、またも非難の的になってしまった。
最終的にはこのバーレーン終了後に全チームが昨年のフォーマットに戻す事で合意したため、FIAとF1に要請した。
新予選方式の何がいけなったのか考えてみる
私が問題だと思ってた点をあげていきます。
- Q1でのタイムアタックが1回しかできない下位チームがある
- Q1,Q2を突破するためにタイヤを4セット使うとQ3で2回アタックができない
- Q3進出がたったの8台
- 各セッションの残り時間が余る
- 各セッションにおいて最後の駆け引きが無くなった
最初はQ3で2回アタックできない事が一番大きな問題でした、しかしこれは2戦目ではトップチームはQ1を1アタックで乗り切ることで解決できていました。
しかし一番盛り上がってほしいQ3ではやはり最終的に時間がやはり余ってしまいます。結果的にこれが一番魅せる側では問題となっていました。
この現象は各セッションにも言えることで最後の残り時間ぎりぎりでタイムアタックに入る事が出来なくなり、ぎりぎりまで路面の改善を狙ったアタックがなくなってしまいました。
とにかく盛り上がると思われたノックアウト方式ですが、常に走っている状態ならばOKだった思います。
それを行うのには、搭載燃料の統一とか、ロングラン性能の高いハイグリップなタイヤとか、いろいろなハード面で足りないものが多すぎます。
とりあえず廃止になってよかったです。
常に下位だったマノーが今年は速いし、彼らは基本1回しかアタックできていないので、もう1回のアタックが見られるようになる中国からはウェーレインにかなり注目です。
そして、やっぱりQ3での時間いっぱいぎりぎりのアタック合戦がやっぱ面白いですよ。