2017年のF1第6戦モナコグランプリは5月27日にフリー走行③と公式予選がおこなわれました。木曜日でのFP1ではメルセデス、FP2ではフェラーリがベストタイムを記録しています。
モナコGPフリー走行③
順 | ドライバー | Chassis | Laps | タイム | ギャップ |
---|---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 23 | 1’12.395 | |
2 | キミ ライコネン | Ferrari | 26 | 1’12.740 | 0.345 |
3 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 29 | 1’12.830 | 0.435 |
4 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 27 | 1’12.940 | 0.545 |
5 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 27 | 1’13.230 | 0.835 |
6 | ダニエル リカルド | Red Bull | 24 | 1’13.392 | 0.997 |
7 | カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 27 | 1’13.400 | 1.005 |
8 | ダニール クビアト | Toro Rosso | 23 | 1’13.563 | 1.168 |
9 | ケビン マグヌッセン | Haas | 21 | 1’13.596 | 1.201 |
10 | ストフェル バンドーン | McLaren | 21 | 1’13.805 | 1.410 |
11 | セルジオ ペレス | Force India | 23 | 1’13.936 | 1.541 |
12 | ジェンソン バトン | McLaren | 26 | 1’13.976 | 1.581 |
13 | エステバン オコン | Force India | 21 | 1’14.072 | 1.677 |
14 | フェリペ マッサ | Williams | 28 | 1’14.072 | 1.677 |
15 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 24 | 1’14.283 | 1.888 |
16 | ロマン グロージャン | Haas | 23 | 1’14.547 | 2.152 |
17 | ランス ストロール | Williams | 35 | 1’14.675 | 2.280 |
18 | ジョリオン パーマー | Renault | 25 | 1’15.164 | 2.769 |
19 | パスカル ウェーレイン | Sauber | 29 | 1’15.291 | 2.896 |
20 | マーカス エリクソン | Sauber | 26 | 1’15.863 | 3.468 |
フリー走行③レポート
各車木曜日での修正点を確かめるために走行を開始、予選想定アタックではフェラーリが優勢となっています。メルセデスの特にハミルトンはリズムが取れていなく、いつもの切れが全くもって感じられません。
終盤ではオコンがクラッシュしています。
マクラーレンホンダは二人とも好調なんですが、バトンがPU交換で15グリッドダウン、バンドーンが前戦のペナルティで3グリッドダウンが決定しています。
FP3ハイライト動画⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/5/FP3_action_from_Monaco.html
モナコGP予選結果
順 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | ギャップ |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | キミ ライコネン | Ferrari | 1:13.117 | 1:12.231 | 1:12.178 | |
2 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 1:13.090 | 1:12.449 | 1:12.221 | 0.043 |
3 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 1:13.325 | 1:12.901 | 1:12.223 | 0.045 |
4 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 1:13.078 | 1:12.697 | 1:12.496 | 0.318 |
5 | ダニエル リカルド | Red Bull | 1:13.219 | 1:13.011 | 1:12.998 | 0.820 |
6 | カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 1:13.526 | 1:13.397 | 1:13.162 | 0.984 |
7 | セルジオ ペレス | Force India | 1:13.530 | 1:13.430 | 1:13.329 | 1.151 |
8 | ロマン グロージャン | Haas | 1:13.786 | 1:13.203 | 1:13.349 | 1.171 |
9 | ジェンソン バトン | McLaren | 1:13.723 | 1:13.453 | 1:13.613 | 1.435 |
10 | ストフェル バンドーン | McLaren | 1:13.476 | 1:13.249 | 1.071 | |
11 | ダニール クビアト | Toro Rosso | 1:13.899 | 1:13.516 | 1.338 | |
12 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 1:13.787 | 1:13.628 | 1.450 | |
13 | ケビン マグヌッセン | Haas | 1:13.531 | 1:13.959 | 1.781 | |
14 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 1:13.640 | 1:14.106 | 1.928 | |
15 | フェリペ マッサ | Williams | 1:13.796 | 1:20.529 | 8.351 | |
16 | エステバン オコン | Force India | 1:14.101 | 1.923 | ||
17 | ジョリオン パーマー | Renault | 1:14.696 | 2.518 | ||
18 | ランス ストロール | Williams | 1:14.893 | 2.715 | ||
19 | パスカル ウェーレイン | Sauber | 1:15.159 | 2.981 | ||
20 | マーカス エリクソン | Sauber | 1:15.276 | 3.098 |
予選レポート
Q1ではエリクソンが左リアタイヤをヒットさせてホイールが壊れタイヤが外れてしまっていました。
Q2ではハミルトンがアタックラップ中にFP2でストロールがクラッシュしたところでスライドして危ないところでした。
Q2の最後では好タイムを出していたバンドーンがクラッシュしてしまって、ハミルトンの最後のアタックラップを潰してしまう結果となり、なんとハミルトンがQ2敗退となりました。
バンドーンクラッシュ⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/5/Qualifying__Vandoorne_crash_seals_Hamilton_s_fate.html
バンドーンは初Q3進出なのに10位確定となってしまいました。バトンもQ3進出してマクラーレンホンダが調子良いです。
Q3ではフェラーリのライコネンが好調で、2008年以来のポールポジションを獲得!ベッテルは2位、メルセデスのボッタスが意地を見せて3位に滑り込みました。
FP3ハイライト⇒
まとめ
トップ3はなんと0.045秒以内の攻防となり、フェラーリとメルセデスはタイム的には互角の勝負だったと言えますが、メルセデスはリアタイヤがオーバーヒートしやすい傾向が見受けられます。
ボッタスはスタートで前に行けないと決勝ではフェラーリについていけないでしょう。
余程の事がないかぎりフェラーリのどちらかが優勝する事になりますね。ライコネンのさしぶりの優勝見たいですね。
マクラーレンホンダは2台揃ってQ3進出となり、スペインから投入されているアップデートが良い結果を生み出しています。
バンドーンはQ2でのタイムでもポールのライコネンから約1.1秒遅れなので、もしQ3を走っていたら、サインツの前レッドブルの直後にきた可能性もある。
最大限のダウンフォースが必要なこのコースでこの位置にいるマクラーレンの車体良いんじゃないでしょうか。
ただグリッドダウンが残念でならない。バンドーンは12位、バトンは20位スタートとなります。
F1.com動画リンク
モナコGP予選ハイライト⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/5/Qualifying_highlights_-_Monaco_2017.html