マレーシアでのマクラーレンホンダは思ったいた以上の出来でちょっとびっくりしました。予選では2台揃ってQ3まで進出するしバンドーンは7位グリッドを獲得。
決勝でもバンドーンがスタートで5位まで上がり、そのあとペースの速い車2台に抜かれましたが、7位フィニッシュとなりポイントを獲得。
アロンソは予選から苦戦してしまい11位となっている、アップデートを施した空力関連がうまく機能できなかった模様だ。
マレーシアGP予選タイム差+1.506秒
順 | ドライバー | SPD T | S1 | S2 | S3 | タイム | ギャップ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | L.ハミルトン | 326k/h | 23.416 300k/h |
29.751 156k/h |
36.909 287k/h |
1:30.076 | |
7 | S.バンドーン | 313k/h | 24.052 288k/h |
30.178 161k/h |
37.352 274k/h |
1:31.582 | 1.506 |
10 | F.アロンソ | 310k/h | 23.984 287k/h |
30.160 163k/h |
37.560 273k/h |
1:31.740 | 1.628 |
セパンは5.543kmで全開率65%となっています。SpeedTrapはコース図に表示がありませんが15コーナー手前です。
ホンダはイタリア以降、パワーアップの一つの手段だった予選モードを決勝でも使えるようにしている、それでも壊れずに走り切っている事からもエンジンマッピングの変更は成功と言える。
9コーナーの低速ヘアピンからの立ち上がり10コーナーは全開ですが、ここにセクター2計測ポイントがあります。この通過速度がアロンソ1位、バンドーン3位です。
低速度域で加速が良いのでホンダの改良ばかりに気を取られていましたが、ホンダのパワー不足を補ってきたギアレシオの存在も忘れてはなりませんね。マクラーレンの今のギアレシオのままでは加速はいいけど速度の伸びは期待できない状況だと言えます。
このことは高速域250km/h以上での速度差に少なからず影響が出ているでしょう。ギアレシオの変更は年1回できます。マクラーレンは今年まだ見直しをしていないのでどうなるか?多分しないだろうなぁ。
このセパンのような総合的サーキットで1.5秒差なのは、かなりポジティブな記録だと思います。
マレーシアGP決勝タイム差+1Laps
バンドーンはスタートで5位まで上がりしばらくキープしていましたが、ぺレスに抜かれてしまう。予選でもオコンに負けていてマシン的にはフォースインディアが上なのでこれは仕方ない。
いなくなったライコネンの代わりに追い上げてきたベッテルに抜かれて結局のところ7位キープ出来ています。
アロンソは終始マグヌッセンと争う展開に、ペースではアロンソに分があるがストレートの速いハースを抜くことが出来ない。
マグヌッセンがタイヤ交換でいなくなりやっと前が開けたが、自分のタイヤ交換が終わるとまた前にマグヌッセンが・・・。終始マグヌッセンに邪魔されたアロンソでした。
M.フェルスタッペン | S.バンドーン | ||||||
LAP | TIME | LAP | TIME | LAP | TIME | LAP | TIME |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 15:05:11 | 29 | 1:34.821 | 1 | 15:05:14 | 29 | 1:37.964 |
2 | 1:37.792 | 30 | 1:34.866 | 2 | 1:39.109 | 30 | 1:37.980 |
3 | 1:37.062 | 31 | 1:35.307 | 3 | 1:38.839 | 31 | 1:37.808 |
4 | 1:37.202 | 32 | 1:34.978 | 4 | 1:38.744 | 32 | 1:37.471 |
5 | 1:36.867 | 33 | 1:35.208 | 5 | 1:38.749 | 33 | 1:37.831 |
6 | 1:36.937 | 34 | 1:35.686 | 6 | 1:38.949 | 34 | 1:37.379 |
7 | 1:36.863 | 35 | 1:35.387 | 7 | 1:38.940 | 35 | 1:37.193 |
8 | 1:36.661 | 36 | 1:35.290 | 8 | 1:40.281 | 36 | 1:36.731 |
9 | 1:36.824 | 37 | 1:35.508 | 9 | 1:38.852 | 37 | 1:36.866 |
10 | 1:36.714 | 38 | 1:36.062 | 10 | 1:38.869 | 38 | 1:37.404 |
11 | 1:36.474 | 39 | 1:35.845 | 11 | 1:39.373 | 39 | 1:37.085 |
12 | 1:36.246 | 40 | 1:35.567 | 12 | 1:39.063 | 40 | 1:37.154 |
13 | 1:36.632 | 41 | 1:35.001 | 13 P | 1:42.376 | 41 | 1:37.034 |
14 | 1:36.444 | 42 | 1:35.263 | 14 | 1:57.334 | 42 | 1:37.070 |
15 | 1:36.533 | 43 | 1:35.070 | 15 | 1:37.782 | 43 | 1:36.860 |
16 | 1:36.385 | 44 | 1:35.559 | 16 | 1:38.172 | 44 | 1:36.884 |
17 | 1:36.539 | 45 | 1:35.130 | 17 | 1:38.241 | 45 | 1:36.882 |
18 | 1:36.345 | 46 | 1:35.212 | 18 | 1:38.600 | 46 | 1:36.698 |
19 | 1:36.520 | 47 | 1:34.874 | 19 | 1:38.710 | 47 | 1:36.698 |
20 | 1:36.355 | 48 | 1:35.025 | 20 | 1:38.785 | 48 | 1:38.340 |
21 | 1:36.548 | 49 | 1:35.284 | 21 | 1:38.685 | 49 | 1:35.931 |
22 | 1:36.679 | 50 | 1:34.467 | 22 | 1:38.608 | 50 | 1:35.980 |
23 | 1:36.927 | 51 | 1:34.716 | 23 | 1:38.471 | 51 | 1:36.416 |
24 | 1:37.145 | 52 | 1:34.647 | 24 | 1:38.375 | 52 | 1:36.492 |
25 | 1:37.344 | 53 | 1:34.890 | 25 | 1:38.476 | 53 | 1:36.420 |
26 | 1:37.307 | 54 | 1:35.112 | 26 | 1:38.198 | 54 | 1:37.299 |
27 P | 1:40.511 | 55 | 1:34.905 | 27 | 1:37.920 | 55 | 1:38.560 |
28 | 1:53.053 | 56 | 1:35.576 | 28 | 1:38.163 |
フェルスタッペンとバンドーンの全ラップタイムですが、序盤の燃料が重い状態で2秒差つけらてしまっています。
軽くなった後半のファーステストラップは1.5秒差ですが、平均して2秒弱常に遅れています。
マックスとの予選タイム差は1秒差だったので、決勝で使えるパワーの差が出たのだろうと思われます。
まとめ
ホンダの低速トルクの改良が、ドライバビリティに大きく貢献している。そしてバンドーンの走りが変わった。この二つは非常に相関性があったと思われます。
セパンのような総合力が試されるコースで、ここまでやれている現状からホンダはルノーに対して大きく遅れてはいない。ちょっとピークパワーが足りない程度でしょう。
鈴鹿ではハイダウンフォースによる抵抗を打ち破るパワーが足りないため、きついでしょうが、走ってみなければわからない部分も多い。
ホンダのこの状況が、もう少し早かったらと思うマレーシアの結果でしたね。
McLAREN
『☆HONDA☆ホームGP 鈴鹿!2台共に予選Q3進出”と“決勝入賞”を母国ファンの前で達成!』願う!
モタスポGPさんも今記事でポジティブ内容で、+安心です!
さて、シンガポール・マレーシアと2戦続けて7位入賞(ストフェル.B)、次戦“鈴鹿”に向けて上げ調子でイイですね!ちなみに、昨年も前二戦続けて7位(フェルナンド.A)と、ジェンソン.Bも入賞後の流れでin鈴鹿で昨年の結果経験済みの今年はその点ポジティブ! 抜き抜かれが少ないコース印象ですが、確か近年は全車高完走率という記事あったのでスタート順も大切ですね! (PU新スペック鈴鹿導入率↓⁉︎。「残レースは、ポイント重ねたい」と発言されてる記事あり、より信頼性を重視した導入⁉︎。この意味で、(国)9/24付け「昨日、ホンダ関係者から「どうも開発に遅れが出ているようです」と聞いたとの事。)~ワクワクF1 in鈴鹿、今年は木曜のピットウォーク初参加予定です「リアル長谷川さん見てみたい!」~
いよいよ!2017年 日本GP 鈴鹿!
「HONDA来季の発表と同時に安定した信頼性(+αパワー)もみられているなど、上昇気流に乗り“運”も完全に味方してきた HONDA Power Unit 」
ホームグランプリ
まず、金~土曜「プラクティス走行×2台が平均10位以内で安心&期待させていただき!」
『2台共に“予選Q3進出”と“決勝入賞”を母国ファン前で達成だ!』
10/2付:鈴鹿の天気予報
6日(金) 午後のみ曇り時々 弱雨 70%
7日(土) 午後のみ曇り時々小雨 60%
8日(日) ファイナル 曇り時々 晴れ
TV無料放送・鈴鹿特番10/9(月)BSフジ(BS181)!17:00~18:55予定!
>マクラーレンの今のギアレシオのままでは加速はいいけど速度の伸びは期待できない状況だと言えます。
>ギアレシオの変更は年1回できます。
同じことを思っていたので、前にギアレシオのレギュレーションを調べていたんですよね。
結果、また騙されていたことに気付いた。w(管理人さんにじゃないよ)
http://formula1-data.com/article/regulation-gearbox-2017
>ギアレシオはシーズンを通して固定されるが、FIA技術代表者がパーツに物理的な損傷があると認める場合には、ギアやドッグリングをいつでも変更可能
>各チームはシーズン最初のレースまたはその前に8つの前進ギア比をフィックスしなければならず、その後シーズンを通して変更することはできない
ギアレシオの変更ができないから余計に振動問題が辛かったんだろうなと
思っていたのに、何なんだこの誤情報サイトは・・・。
>パワーアップの一つの手段だった予選モードを決勝でも使えるようにしている
フルに使っているとも思えないので現在ルノーとの差は10KWくらいでしょうか。
これならまとまったパワーアップがないと次は入れないと言っていたPUを
鈴鹿で入れるとするとルノー越えは確実なのでは?
いや~、マクラーレンサイドが何を言うか楽しみになってきた。w
https://jp.motorsport.com/f1/news/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%BD-%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AF%E5%BC%B7%E5%8A%9B%E3%81%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%81%A8%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E8%87%AA%E4%BF%A1-960437/?tp%5B0%5D=2&s=1
トストさんには好感が持てるな~。
トストさんは日本人をわかっている人ですよね。
褒めて伸ばす文化を理解している人だわ。
早くやれ!何してるんだ!こんなもんじゃ足りないよ!がマクラーレン
大丈夫!できるよ!すごいじゃないか!次はもっといいものやろう!がトストさんかなw