開幕戦オーストラリアGPが終わりました。マクラーレンホンダはどうだったのか?書くまでもない事だとは思いますが、今年もこの「マクラーレンホンダとトップギャップ」の記事を書いていきたいと思います。かなり気が重い内容になりますがよろしくお願いします。

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オーストラリアGP予選タイム差+3.237秒

1 ルイス ハミルトン Mercedes 1’22.188
13 フェルナンド アロンソ McLaren 1’25.425

3秒って2015年の参戦初年度よりは良いんです。あの頃は5秒差でしたから、そして去年は2.3秒差でした。

今回はテストで全く動作できずにいた問題から解き放たれて、やっと走れるようになっています。しかし予選では電気系統のフューエルフローエラーが原因でタイムアップできませんでした。

テストと同じ電気系統が問題とは、なんともお粗末な感じです。

 

アロンソはもう1回アタックできていれば、あと0.3秒くらいは縮めたと思います。しかしながらエンジンパワーが完全に足りなくてフェラーリの型落ちエンジンを積むザウバーと同等の316km/hが最高速度になっています。

F1-2017第1戦オーストラリア予選データ

オーストラリアGP決勝タイム差+2Laps

バンドーンが頑張って走って最下位でゴールし2周遅れでした。バンドーンは9週目にパワーダウンを訴えピットインしてソフトタイヤに交換、パワーユニットを再起動して走っています。再起動したら治ったみたいですね。

アロンソは一時10位を走行する快走でしたが、サスペンション関連の故障でリタイアしています。

決勝ではとにかく燃費が悪いエンジンのせいでドライビングが大変だったようで、リフトアンドコースト(アクセルもブレーキも踏まない惰性走行)しまくっていたんでしょう。アロンソ・バンドーンお疲れ様でした。

ラップタイム比較

一応、トップのベッテルとラップタイム比較してみます。

S. VETTEL S. VANDOORNE F. ALONSO
LAP TIME LAP TIME LAP TIME LAP TIME LAP TIME LAP TIME
1 16:08:03 30 1:28.388 1 16:08:14 29 1:30.809 1 16:08:12 26 1:30.914
2 1:29.727 31 1:28.119 2 1:34.509 30 1:32.235 2 1:31.942 27 1:30.675
3 1:29.043 32 1:28.226 3 1:33.571 31 1:30.891 3 1:31.709 28 1:31.088
4 1:29.128 33 1:27.701 4 1:33.110 32 1:31.100 4 1:31.524 29 1:31.302
5 1:29.127 34 1:27.628 5 1:32.245 33 1:31.607 5 1:31.760 30 1:31.110
6 1:29.083 35 1:27.483 6 1:32.061 34 1:33.552 6 1:31.109 31 1:31.251
7 1:28.865 36 1:27.347 7 1:34.107 35 1:30.163 7 1:31.280 32 1:31.452
8 1:28.753 37 1:27.620 8 1:33.833 36 1:30.646 8 1:31.138 33 1:32.066
9 1:28.234 38 1:27.490 9 P 2:08.894 37 1:32.469 9 1:31.256 34 1:30.638
10 1:28.657 39 1:27.586 10 1:42.673 38 1:31.978 10 1:30.887 35 1:31.390
11 1:28.393 40 1:27.718 11 1:33.069 39 1:29.985 11 1:31.138 36 1:30.664
12 1:28.221 41 1:27.386 12 1:33.272 40 1:30.213 12 1:31.165 37 1:30.595
13 1:28.372 42 1:27.448 13 1:32.034 41 1:32.852 13 1:31.182 38 1:31.645
14 1:28.690 43 1:27.819 14 1:31.677 42 1:31.020 14 1:31.018 39 1:31.660
15 1:28.507 44 1:27.954 15 1:31.490 43 1:30.065 15 1:30.996 40 1:30.488
16 1:28.221 45 1:27.735 16 1:31.521 44 1:30.085 16 P 1:49.469 41 1:30.195
17 1:28.364 46 1:27.695 17 1:31.179 45 1:30.098 17 1:36.481 42 1:30.568
18 1:28.478 47 1:27.735 18 1:33.315 46 1:32.959 18 1:30.455 43 1:30.444
19 1:28.118 48 1:28.707 19 1:31.388 47 1:29.804 19 1:30.651 44 1:30.435
20 1:28.224 49 1:27.613 20 1:31.118 48 1:30.796 20 1:30.485 45 1:30.203
21 1:28.578 50 1:27.422 21 1:31.144 49 1:30.014 21 1:30.574 46 1:30.247
22 1:28.501 51 1:27.782 22 1:31.156 50 1:29.771 22 1:30.599 47 1:30.081
23 P 1:46.995 52 1:27.618 23 1:33.742 51 1:29.524 23 1:30.632 48 1:30.077
24 1:33.830 53 1:26.638 24 1:31.649 52 1:29.443 24 1:30.882 49 1:30.493
25 1:27.726 54 1:27.007 25 1:30.908 53 1:29.440 25 1:31.176 50 1:32.485
26 1:27.598 55 1:27.369 26 1:33.902 54 1:29.896
27 1:28.046 56 1:27.437 27 1:32.585 55 1:29.652
28 1:27.726 57 1:28.709 28 1:30.826
29 1:28.009

常に3秒遅れで綺麗に走ってますね。予選の差がそのまま決勝ラップタイムにも表れています。

終盤のファーステストラップ(赤字)が燃費が関係なく本来の車のスピード差だと思います。

この終盤のファーステストは燃料が足りることが確認され全開で走ったタイムになります。その差約2.8秒、これがいまのマクラーレンホンダの実力です。

実際はこれに燃費が絡んでくるのでそこも改善しなければならないですが・・・。

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ホンダの悪循環再び

開幕戦が戦える状態にないのが3年連続で継続しました。今年はトークン制度で縛られていた大幅な改良が可能になったため、ほぼ完全なる新設計パワーユニットになっています。

テストからトラブル続きで今回走れるのかが心配されましたが、なんとか走っていて一安心でした。

開発が間に合わずこのような状態ですので、ホンダはまだまだこれからです。

ベンチ上ですら目標数値に届いていないと責任者の長谷川さんが発言していて、アロンソにそれを伝えたところかなり落胆していたようです。アロンソは3年目にかなりの期待をこめていて、オフシーンもホンダは大丈夫。問題はシャーシと言っていたぐらいですので相当なショックを受けたのは想像がつきます。

http://www.fia.com/

しかし、ホンダにはまだ挽回のチャンスはあります。今年は根性さえあればパワーアップは可能です。とりあえず燃費とかなんとかは関係なくエンジンが壊れるぐらいのパワーを出して欲しいと感じています。

次戦の中国GPもパワーサーキットの部類ですので、どこまで改善できているのか、まずはそこが注目ポイントですね。

 

ホンダまじで頑張ってくれよ!!悲痛な私の叫び届くでしょうか・・。