F1日本グランプリはレース的には、面白くて良かったのですが、マクラーレンホンダの活躍ぶりには完全に不満でした。
ロン・デニスも長谷川さんも予選後のこの表情からも深刻さがわかりますね。
日本GPでの予選タイム+2.042秒差
1 N.ロズベルグ メルセデスAMG 1:30.647
15 F.アロンソ マクラーレン 1:32.689
バトンはなんとQ1敗退、アロンソもQ2敗退と散々な予選でした。
予選での各セクター別最高速度になりますが、マノーなんかを見てみると最高速度はずば抜けて高いですが、ラップタイムは最下位です。
鈴鹿はとにかくダウンフォースが最高レベルで必要なサーキットとなります。
ホンダのネガティブな部分である最高速度の低さを、ある程度までで止めたかった空力セッティングが完全に裏目にでてしまった結果です。
現在のF1は、構造があまりにも複雑で事前のシミュレーターセッティングが完成した状態でサーキット入りしてます。あまりにかけ離れたセッティング設定だったために修正ができなかったとしか思えません。
日本GP決勝でのタイム差+laps
予選の結果から目に見えていた、下位争いですけどそこから抜け出すための作戦も何も無く、ただただ走り切っただけでしたね。
作戦面では失うものはなかったのだから、ウィリアムズのようにミディアム、ハードの1ストップなどの採用も面白かったのではないかと思いました。
空力セッティングにしても、リアウィングが他車にくらべて角度が浅いように思います。どうせ抜けるだけのパワー無いのだから思いっきりダウンフォースつけても良かったのではないかと・・・。
どっちにしても足が硬くて、トラクションが弱いのでコーナー抜けるたびにタイムロスしてしまう訳ですが・・・。
改善点が山ほどあって来年も苦戦するのが目に見えてきました。
ホンダエンジンだけは、せめてルノー勢には追いついてほしいですね。