全開率71%のジェッダ、パワーはもちろんの事ですが空力効率が最も重要になります。
フロアダウンフォースが安定しているマクラーレンの牙城を崩せるのか?
レッドブル3戦目、角田のグリッドは?
サウジアラビアGP予選レポート
天候は晴れ、気温30℃、路面温度38℃で予選はスタートしました。
Q1
ノリス27.8、ピアストリ28.0、フェルスタッペン26.1、ラッセル28.2、角田28.4
フェルスタッペンが中古アタックで27.7のトップタイム、角田は新品で28.2の5番手
アントネッリ28.1で4番手、ハミルトンは元気なく28.3で9番手
ハジャー、ローソンは共にQ1を突破しています。
Q2
アルボン28.5、ベアマン28.6、ガスリー28.4、ハジャー28.6、サインツ28.3
新品勢、ピアストリ27.6、フェルスタッペン27.5、ノリス27.4
この3人は別格の争いを展開しています。
角田28.1、ルクレール28.0、ハミルトン28.2、ラッセル27.9となり中古勢トップはラッセル
ラッセル27.5、アントネッリ27.7、角田27.9で7番手
ハミルトンは伸ばせず28.1で10番手です。
Q3
ピアストリ27.5を記録した瞬間、ノリスがクラッシュして赤旗です。
フェルスタッペン27.559で0.001上回りトップタイム!
ラッセル27.4で更新!
きたきた、ピアストリ27.3で更新!!
フェルスタッペンはバックストレートで角田にトウを与えた後、角田の後ろでトウをもらいアタック突入!
セクター1から速い、そして27.2でトップタイム!!!
サウジアラビアGP予選結果
まとめ
フェルスタッペンのポールポジションです!
もう高速コースの申し子かってぐらいの神懸ったドライブでした。
角田にトウを与えた後、トウをもらいアタックに入りセクター1パープルできた時にこれはと思っていたら、トップタイムを更新してくれました。
鈴鹿を思い出すような逆転劇でした。
角田はQ3が1回のアタックになった事でタイヤやラバーの感覚のズレが大きかったと感じました。
セクター1のあまりの遅さに、まだまだ限界点を掴めていないと感じています。
それでも最低限の仕事はこなし8位を守る事ができればOKでしょう。
ノリスはちょっとプレッシャーに弱い、ポーカーフェイスのピアストリに対して何かしらの圧を感じているでしょう。
Q3のファーストアタックでするミスではないと思います。
ラッセルはしっかりとアジャストしてきて3番手は素晴らしい、これを続けていけば優勝のチャンスは必ず巡ってきます。
サインツがハミルトンの前のグリッドと言うのが面白い構図ですね。
マックスにとってもマクラーレンの2人を相手に戦うよりは1人だけに集中専念する方がタイトル争いを優位に進め易いでしょうね(マクラーレン戦力分断する方が?)
その相手がノリスよりビアストリの方が手強いのでマックス、ノリス、ビアストリの3つ巴と言う構図になりますね?
ビアストリがマックスやノリスよりも良い立ち位置にいる様子が感じられます。
RB21が中高速コースで戦えそうな一方でモナコやシンガポールみたいな低速コースだと壊滅的なことになりそうですな。
低中高速なんでもござれなMCL39が凄い
Yukiの最終アタック、ターン4でスナップ出ましたが、そもそもスナップとは何故起きるのでしょうか?
二輪のハイサイドのような現象?
ドライバーの問題?
失われたグリップが突然回復してステア方向にマシンが一気に動きます。
フェルスタッペンにでて無い事実からもドライバー次第ではあります。
その昔ガスリーはこれでマシンを大破させ、マシンがおかしいと発言して・・・です。
あの場面でスナップさせるのはとてつもない恐怖かと!
自分で乗り越えるしかない..
RB19でTPC行うようですが、ドライビングやセットアップについて何かヒントが掴めればいいですね♪
角田くんはプッシュしようとすると予測不能な事が起こるって言ってますね。
けれどもマックスはそれを予測出来てコントロールしている?さっぱり分かりませんが、これこそがマックスと相対した歴代レッドブルセカンド達を絶望させてきたものの正体なんでしょうか…
昨晩の予選はマックスの異常性がまざまざと感じられて、角田くんが心配になりました
角田くん、もしかしたらフェルスタッペンにトゥを与えるためS3の最後ミニセクター3つくらいを犠牲にした?
それがあったからフェルスタッペンはS1だけでピアストリに0.123秒リードし、S2, S3をなんとかそれでしのいだって感じだね
角田くんの貢献度高いぞ!
あとは去年のマグヌッセンばりにノリスを押さえれば…
やり過ぎは良くないけど
Q3では半数のドライバーがQ2よりタイム落としてますね。
ダブルアタック敢行で1回目にS1でタイヤを使えてないことを把握し、2回目はS1パープル出してS2S3がイエローでも全体タイムを上げてくる。
ダブルアタックで厳密なタイミング調整ができないのに角田と相互にトウを与え合う、曲芸レベルのチーム力ですね。
逆にマックスでさえバンカーラップの情報で熱入れ微調整するくらいの過敏さだから、アタック1回目潰された角田がS1まとめきれないのは仕方ないでしょう。トウの関係でアウトラップに完全な自由も無かったでしょうしね。
今回はノリスに1回目アタックを潰された事が大きな差になったでしょう。
フェルスタッペンはフロントの熱入れが足りない事に気づいて、角田はその情報が無くセクター1でフロント入らない。
マックスの乗り方は突っ込んでスロットル全閉ステア、半ばスピン気味に向き変えてスロットルを慎重に入れていく。
曲芸ですよね。
スロットル量とステア角の関係性を掴まないとならない、角田君の方が総じてスロットル開度が速く上昇している。
スロットルとステア角の関係性
これがそれぞれチームのマシンの特性ということなんですね。
マックスがその特性をつかんでいて、環境(路面)に合わせて微調整しながら、
限界ギリギリで攻めていると!
この微細な感覚を角田くんがつかむことができれば、
かなりタイムは近づきそうですね。