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スペインGP決勝レースは、基本的にパレードラップが続き、タイヤの摩耗勝負となるのが大方の予想です。

注目ポイントは、ルクレール対フェルスタッペン、地元期待のサインツです。

 

アロンソはPU新規投入で最後尾グリッドになっています。

フェルスタッペンとガスリーはピットレーンクローズのギリギリの時間でグリッドに向かっています。少しでも冷やしておきたいみたいです。

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スタート順とタイヤ

ピットインロスタイムは、約22秒です。

スペインGP決勝レポート

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意外にもほぼ全車がソフトタイヤスタートを選んでいます。

天候は晴れ、路面はドライ、気温36℃、路面温度49℃でスタートしました。

 

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スタート:ルクレールが一気にインへ寄せてフェルスタッペンをブロック、サインツはスタートをミスして5位までダウン、ターン3でマグヌッセンとハミルトンが接触。

ハミルトンとマグヌッセンはピットへ、最後尾へ落ちています。

 

ルクレール、フェルスタッペン、ラッセル、ペレス、サインツ、ボッタスとなっているトップ6です。

角田は11位まで上がっている。

 

ルクレールは無理にペース上げず、1秒ほどの間隔を維持しています。

Lap4終了時点

Lap6:サインツがターン4でコースアウトして11位までダウン、危うく12位ガスリーと接触しそうになっています。

 

Lap9:フェルスタッペンがターン4でコースアウトして4位まで落ちる。

サインツと似たような感じ、突風にあおられてリアダウンフォース失っていたようです。

 

Lap11:ペレスはフェルスタッペンを先に行かせました。

Lap11から後方のドライバーが続々とピットイン、ソフトが早々に根を上げています。

 

Lap14:ラッセルはミディアムへ、フェルスタッペンはミディアムへ、同時ピットインになってしまいました。

フェルスタッペンはDRSが開かないトラブルが発生、開いたり開かなかったりと不可思議な事態に・・・。

 

Lap18:ペレスはミディアムへ4位

 

もたないタイヤとトラブルで、レースはもう面白いぐらいにぐちゃぐちゃになっています。

後方バトルは全くと言っていいほど、追いきれません(笑)

Lap19終了時点

 

ラッセルの後方で、フェルスタッペンは抜けずにイライラ状態、良い感じで最終コーナーで詰めるとDRSが開かない。

メルセデスはトップスピードが伸びるセッティングの為、大きな壁になっています。

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ラッセルには奇妙な指示が、クリーンエアなのにエンジンのオーバーヒート対策をしなさいと・・・。

暑い気温に冷却系が追いつかないようです。

 

Lap22:ルクレールはミディアムへ1位で戻っています。

Lap24:ハミルトンはミディアムへ19位

 

Lap27:ルクレールがノーパワーでピットへリタイアです。

完璧なレース運びだっただけに残念なトラブルとなってしまいました。

 

Lap29:フェルスタッペンはソフトへ4位、DRSが上手く作動しない為3ストップへ変更、ペース差でピットストップ分の秒差を稼ぐ作戦に切り替えました。

ルクレールが居なくなった今、相手はラッセルのみです。

 

Lap30:ジョウがピットインしてリタイアしました。ルクレールと同じっぽいトラブルか?

Lap31:ペレスはラッセルをパスして1位

 

Lap32:フェルスタッペンはボッタスをシケイン手前でパスして3位、ソフトタイヤのグリップレベルが違いすぎる。

Lap35:ボッタスはミディアムへ4位

 

フェルスタッペンはラッセルに追いつきました。

Lap37:ラッセルはミディアムへ3位

Lap38:ペレスはミディアムへ2位

 

Lap39:ノリスはベッテルをパスして8位

Lap42終了時点

Lap44:フェルスタッペンはミディアムへ、ラッセルの前2位で戻る。

ソフトタイヤのペースが落ちるギリギリのところでピットインして、ラッセルの前に戻る完璧なスティントでした。

これでレッドブルは1,2体制です。

 

Lap46:サインツはソフトへ7位

Lap49:ペレスはターン4でフェルスタッペンを先に行かせました。

ハミルトンはソフトへ7位、リカルドはソフトへ13位

Lap50終了時点

Lap52:ラッセルはソフトへ4位、ノリスはソフトへ10位

Lap53:ラッセルはボッタスをパスして3位、角田はソフトへ11位

Lap54:ペレスはソフトへ2位、アロンソはソフトへ10位

ペレスはファーステストを更新しています。

 

Lap56:アロンソはミックをパスして9位

Lap57:角田はミックをパスして10位、入賞圏内に帰ってきた~!

 

Lap58:サインツとハミルトンがボッタスを連続パスしています。

Lap60:ハミルトンはサインツをパスして4位

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Lap65:ハミルトンにはリフト&コースト指示がでています。

オーバーヒート対策のようです。

 

Lap66:サインツはハミルトンをパスして4位、歓声が上がっています。

Lap66終了:フェルスタッペンがトップチェッカー、ペレスが2位、ラッセルが3位です。

スペインGP決勝結果


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まとめ

苦戦必至のフェルスタッペンでしたが、ルクレールがリタイアした事で状況は一変。

DRSトラブルで抜けないラッセルを、ソフトタイヤのタイム差でオーバーカットする奇襲を完遂。

 

4スティント目のミディアムペースも速く、ペレスに追いつきポジションを譲ってもらい優勝。

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これでフェルスタッペンは3連勝、レッドブルは今季2度目の1,2フィニッシュで大量ポイントを獲得。

ドライバーズ、コンストラクターズ共にトップに浮上しました。

 

 

地元スペインのサインツは悔しい4位、突風にあおられてコースアウト、その後のペースも精彩を欠いた。

リアからすっぽ抜ける感じのイメージが精神的に悪い方向へ作用している気がしています。

 

ルクレールとの差、怖くて踏めない男になるか?

ひとつの壁を突破する必要がある。

 

 

メルセデス2台は予選と決勝で、速さとアップデート効果による安定感を見せた。

優勝できる速さは無いが、レッドブルとフェラーリに次ぐチームの位置をこれで明確にしました。

 

 

角田はスタート直後に11位、その後は抜きつ抜かれつでしたが10位入賞です。

ガスリーとの差は第1スティントのペースが非常に良かった事です。

 

 

中団グループは激戦、3ストップ目は7位以下が一人が入るとカバーピットストップが発生して、ソフトタイヤの打ち合いとなった。

気温と路面温度は関係するけども、それ以上にペースとタイヤ管理が重要なのが良くわかったレース内容でした。

 

15周走ると大きくペースダウン、新品との差が2秒以上あり簡単にピットストップロスを埋める事が出来ていました。

 

 

ルクレールは別格な出来だったけど、予選で速いセッティングはレースで遅くなる。

この図式は、中高速コーナーが多くスライド発生が多いバルセロナで大きく現れていました。

 

ホームストレートが強い向かい風だったことで、トウとDRS効果が大きくオーバーテイクが多かった。

最終コーナーを前走者についていける新空力規定もこれに繋がっています。

 

出入りの激しいレース、面白くて魅入ってしまいました。