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2021年のF1は前半戦の11戦が終了、約4週間の夏休みに入っている。この間に2週間のファクトリー閉鎖が義務付けられる。

イギリスGP、ハンガリーGPと連続してクラッシュによるマシンの破損が発生している。

パワーユニットはその影響を大きく受けており、終盤戦に向けて上限基数以上の使用によるグリッドペナルティを受けるドライバーが増えそうだ。

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R11ハンガリーGP終了時点PU使用状況

NO Car Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
44 Mercedes Lewis Hamilton 2 2 2 2 2 2 2
77 Mercedes Valtteri Bottas 2 2 2 2 2 2 2
33 RBR Honda Max Verstappen 3 3 3 3 1 1 4
11 RBR Honda Sergio Perez 2 2 2 2 3 3 3
3 McLaren Mercedes Daniel Ricciardo 2 2 2 2 2 2 2
4 McLaren Mercedes Lando Norris 2 2 2 2 2 2 2
18 AstonMartin Mercedes Lance Stroll 2 2 2 2 2 2 2
5 AstonMartin Mercedes Sebastian Vettel 3 3 3 2 2 2 3
14 Alpine Renault Fernando Alonso 2 2 3 2 1 1 5
31 Alpine Renault Esteban Ocon 3 3 3 3 2 2 7
16 Ferrari Charles Leclerc 2 2 2 2 1 2 4
55 Ferrari Carlos Sainz 2 2 2 2 1 2 4
22 AlphaTauri Honda Yuki Tsunoda 2 2 2 2 3 3 4
10 AlphaTauri Honda Pierre Gasly 2 2 2 3 2 2 4
7 Alfa Romeo Ferrari Kimi Räikkönen 2 2 2 2 1 2 4
99 Alfa Romeo Ferrari Antonio Giovinazzi 2 2 2 2 1 1 4
9 Haas Ferrari Nikita Mazepin 2 2 2 2 1 2 4
47 Haas Ferrari Mick Schumacher 2 2 2 2 1 1 4
63 Williams Mercedes George Russell 3 3 3 2 2 2 3
6 Williams Mercedes Nicholas Latifi 2 2 2 2 2 2 2

※緑がハンガリーGPの新規導入コンポーネント

ここまでのPU状況

レッドブル・ホンダは、イギリスGPでクラッシュしたフェルスタッペンのパワーユニットの精密検査を終え、問題無しとして金曜日と土曜日で使用したが、高付加走行によってモノコックとの接続部分にクラックが見つかった。

決勝前までに一体となっている(ICE,TC,MGU-H,MGU-K)の3基目に交換している。

 

ハンガリーGPで起った多重クラッシュ、レッドブルの2台は巻き込まれ、ペレスはリタイア、フェルスタッペンは修復して走って9位。

ペレスの2基目パワーユニットは使用不可になった模様、フェルスタッペンはラジエーターの修復が不十分だったようで3基目に内部損傷があるような話もある。

フェラーリのルクレールはストロールにサイドから突っ込まれ、こちらもパワーユニットが使用不可になった模様です。

 

これらのクラッシュによる被害は、いずれもICEのみの場合が多い。4基目で10グリッド降格、5基目以降は5グリッド降格となる。

 

ルノーのエキゾーストは信頼性問題

今期から導入されたエキゾースト(ICEとTCを繋ぐ部分)は年間8基の規制となっている。

アルピーヌのルノーPUは、アロンソが5基目、ハンガリーで優勝したオコンは7基目となってしまった。

これに対してアルピーヌは、信頼性の問題があった事を認めており、今現在では解決されているとの事です。

業界一丈夫そうなメルセデスでも6戦づつ使っているようなもの、オコンのグリッドペナルティは避けられない事かもしれません。

 

ホンダとフェラーリは3~4戦がマイレージのようです。