ロシアのホンダ勢は全車に新ICEspec4を投入し、地元クビアトにはES,CE以外のコンポーネントを投入しました。クビアトはこれで最後尾からのスタート、アルボンは予選でクラッシュしてしまいギアボック交換が確定、更にはスペック違いのフロアに交換しなければならずピットスタート。
予選4位だったフェルスタッペンは5グリッド降格からの決勝4位、アルボンは怒涛の追い上げで5位を獲得した。
予選タイム差+0.682秒
POS | ドライバー | F | SPD-F | S1 | S2 | S3 | タイム | Gap | Q | Tyre |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | LEC | 183 | 325 | 33.333 | 31.319 | 26.976 | 1:31.628 | 3 | C4 | |
273 | 326 | 166 | ||||||||
2 | HAM | 181 | 320 | 33.807 | 31.518 | 26.705 | 1:32.030 | 0.402 | 3 | C4 |
271 | 324 | 169 | ||||||||
4 | VER | 183 | 320 | 33.680 | 31.641 | 26.989 | 1:32.310 | 0.682 | 3 | C4 |
272 | 325 | 174 | ||||||||
7 | HUL | 174 | 319 | 34.122 | 31.984 | 27.183 | 1:33.289 | 1.661 | 3 | C4 |
269 | 320 | 173 |
※SPD-Fはターン2手前最高速度
今回のレッドブルホンダは、ストレート区間が多いセクター1,2のタイムがメルセデスと同等である。リアウィングは軽めで加速とスピードはまぁまぁ良かったが、セクター3で持ち前のコーナーパフォーマンスを発揮出来なかった。
グリッド降格により、オーバーテイクするためのスピードを重視したセッティングだった。レッドブルらしくないセッティングと言わざるをえないだろう。
フェラーリの加速と最高速にはかなう訳もなく、こういったコースではレッドブルの良さは引き出せないのです。この終盤に差し掛かりマシンポテンシャルの伸びしろもほとんど無いように感じる。ホンダがパワーアップしても、開幕段階でそれを受け止める設計になっていないのだから仕方がない事です。
レッドブル自身もホンダの伸びしろを過少評価していたと言っている。
決勝タイム差+14.210秒
この差はSC明け33周目から53周終了時点である21Lapsでついた差、ラップあたり約0.6秒です。
ハミルトンがソフトタイヤ、マックスがミディアムタイヤ、SとMのタイヤ差は0.6秒。計算上はあうね計算上はね・・・。
スタート直後、アルボンはまだピットレーン。
今回はかなーり端折ってくよ~!!(笑)
はい、ラップチャート!
- マックス:P9⇒P4
- アルボン:P20⇒P5
- クビアト:P19⇒P12
- ガスリー:P16⇒P14
マックスは4台、アルボンは9台をパッシング!ブレーキングの深さターンインの鋭さでガンガン行けちゃうマシン。
アルボンはレッドブルに乗ってから4戦目でこの活躍は称賛に価するよね。予選でミスったターン13でもアウトからズバッと行く姿にはちょっと驚いた。
From the pit lane to P5
An incredible drive by @alex_albon on Sunday in Sochi 👏
And this superb pass on Pierre Gasly was one of the highlights 👀#RussianGP 🇷🇺 #F1 pic.twitter.com/HcQXNicFC2
— Formula 1 (@F1) September 29, 2019
一番の驚きは、この第1スティント後半でガスリーをターン4アウトから行くところ。いやぁ~これは!!!イン側のガスリーがはらんだらヤバいのに、かわいい顔して気持ちいい突っ込みするよね♡
抜かれたガスリーはヤル気が空回り。
A close one 😰#RussianGP 🇷🇺 #F1 pic.twitter.com/566nOFgSO2
— Formula 1 (@F1) September 30, 2019
今回はドライビングから焦りを感じました。せっかく前回良い走り見せたのに・・
そんな強引に突っ込んだら嫌われちゃうぞ♡
ちょっとピンクっぽくなって、すんませんm(_ _)m
まとめ
ヨス・フェルスタッペンの予言的中!ホンダ全台に新規スペック4を投入、さすがにスペック5ではないみたいです。
クビアトはエンジントラブルがあり2基投入した、トラブルのあった1基目はこれでストック出来なくなり、封印解除して徹底的に調査できる。これはこれでいい事なのかもしれない。
アルボンは予選でクラッシュ、ピットレーンスタートでTC,MGU-H,MGU-Kを新規投入して、残りレースのPUマイレージを心配する必要は無くなった。
昨年もそうだったけど、最終スペックはパワーを絞り出すためにかなーり危ない橋を渡っている感じを受ける。その特効薬がモービルの新燃料である事を願うばかりです。今頃SAKURAでは新燃料で必死にベンチを回してマッピングの調整をしているだろう。
ホンダのエンジニアさん、頑張って下さい。
いよいよ日本GP決戦!マックスにマックスパワーをお与え下さい。
ヨ(ス)っさんまたいろいろ言ってるみたいですねw
同じマシンならうちの子が一番なんです!って気持ちはわかりますが、(契約の駆け引きがあったとしても)パパ風吹かせてペラペラと喋りすぎるのはいかがなものか。
(今回はタッペン君もちょっとネガなこと言ってますが・・・)
ロシアはレース重視のセッティングだった。予選の最速セッティングではなかった。のであれば、鈴鹿では予選から勝負できるとこ見せてほしいですね!
HONDAのホームでデータはいっぱい持ってるでしょうし、危ない橋を渡ってでも・・・スペック4の真の封印解除に期待する。
(フェラーリ速いけど・・・。)
観直して改めて思うのはガスリーの『バンザイアタック』はいただけませんねぇ。
クビアトが冷静に回避したから良かったけどピットのトストさんも首を横に振ってたし・・・チームメイト同士なのにアグレッシブに行き過ぎでしたね。
鈴鹿でもフェラーリは強さを発揮出来るでしょうか?
1コーナーからスプーン迄はメルセデス&レッドブルが速いと思ってますが、どのくらいのセクタータイムになるのか楽しみです。
RBの車体がPUの進化に対応しきれてない。という事は、どんなにパワーを出してもトラクションがかからず前進するパワーが伝わらない。という事ですかね。いや、どうもヨスの苦言はホンダにばかり向かってる気がして、正論ではあると思うのですがホンダファンとしては小骨がノドに引っかかってるようなウツな気分でして。何かスカッとしないのですよ。w
今のF1マシンの最大の欠点はタイヤです。
1000psに近いパワー、最低重量743kg、ダウンフォースが過去最高。
温度に敏感すぎるタイヤのせいで、ちょっとのセッティング変更がタイヤの発熱状態を大きく変える。
コーナー立ち上がりで、トラクションが極端に変化するマシンと全てが一定比率で変化するマシン。
後者の方が良いのは誰しもがわかる事と思います。
レギュレーション的にちょっとやり過ぎた感はありますね。
ホンダに関してはクビアト車の件については気になるものの、それほどネガティブな印象は受けない。
しかし、ここにきてのシンガポールでの車体側の不可解な一件、ロシアFP1結果の期待からの落ち込み、モービルのトーンダウンぶりがあり、タッペン親子だけでなく我々ファンにとっても今後の進展に不安を抱かせる状況ですね。
鈴鹿でも、もし、上の2強と離さられる結果となれば一気に不安が増幅されることになります。なんとしてでも、最低でも2強の間に割って入る結果を残せるように踏ん張りを見せて欲しいものです。
追記
あと、先生の無気力?ぶりも気になるところ、もしかするとそこら辺もけっこう影響していたりして。さすがにいいかげん、先生ありき頼りから脱却して次期体制を早急に構築して移行すべきだと思いますけどね。大きな失敗リスクもあり非常に難しいところではあるけど…
GP2だぁ~ が、尾を引いた上、ルノーのパワーを基準にしたシャシー。
現状スペック4のフルパワーが生かしきれてないように見える。
管理人さん言うように、トラクション掛からなきゃ多すぎるパワーはかえって足かせ。
とにかくタイヤ喰わなきゃストレートだって遅くなるハズ。
本戦じゃ、FもMB抜けないんだし、やっぱりタイヤ戦略が大部分じゃないかと。
けれど、FとRBだけフロントサス良く動いている(ロール)なぁ・・・。
ことしは仕方ないかなと言う気持ちで鈴鹿は見ます。来年こそ勝負の年なんで。
それよりフェラーリPUについて不穏なウワサがあるけどどうなんですかねぇ?
タッペン?だったか鈴鹿までに0.5早くする魔法は無いとか記事になってましたが、
フェラーリはその魔法使いましたからね。
カスタマーはそれ程変わってないし…
怪しいよなぁ。
あくまで噂ですけど。
そ~なんですよね~。
ハースもアルファも同じ様に伸びてもおかしくないのに、フェラーリだけPUスゲーって変ですよねぇw
①フェラーリだけ隠しコマンド的な秘密の花園モードがある。
②オイルとガソリンがエグイ
③ルールの穴を見つけた。
④バレてないが違反をしている。
⑤PUは最初から凄くて関係なく、マシン開発(主に空力)の成功で速くなった。
のどれか、ぐらいしか思いつかない。
某サイトで見たんですが、インタークーラーが水冷でなく油冷になっていて、冷媒を噴霧することでモゴモゴモゴ…
信じるか信じないかはあなた次第です
ほほぅ!
さすがにメルセデスが異常って言うほどの急伸ですから、世界中でいろいろ噂が飛び交ってるみたいですね。
ただ、SC明けボッタス君ルク君共にSタイヤのとき、DRS使っても抜けなかったのは意外だった。あのときボッタス君は余裕でIN締めもしてなかったんじゃないかな?
ゴールまでのタイヤの負担を考えたら無理できなかったのか、予選の1~2周だけしか使えないほどヤバモードなのか?速さには電気系(チャージ)が重要なのか?
何かあるんでしょうねw
DAZNのF1ZONEを見直してみたんですが、最後のSC明けからのペースに関しては明らかにタイヤの差が大きいかな?と。メルセデスも言ってるけど、戦略の幅を考えれば第一スティントをミディアムというのが大きな勝因だったと思う。それに最終スティントのフェラーリは、それほど速く感じなかった。という訳でヨスの言うコンマ5秒の遅れは、タイヤのせい。という事で鈴鹿に期待します。
来年のエンジンレギュレーション変更見るとFIAはフェラーリの不正をある程度見抜いてきてると思います。
変更内容
燃料のサバイバルセル外に存在が許される燃料を2リットルから0.25リットルまでに削減。
目的
オイルと燃料を混ぜたり、燃料流量を偽ったりすることを防ぐ。
つまり現在のフェラーリは流量計測ポイント以降で燃料貯めこんだり、オイル混ぜたりしてると疑われてるようです。
2020年からそんな規則が・・・
知らなかったです。
となると、その考えはありますね。
チャージラップで貯めて燃料を増やせる。
追記
問題は何処に?只今、フェラーリPU記事を作成中
少々お待ちください。
流量計から高圧ポンプまでが0.2ℓなんですよね。残りの1.8ℓですよね。あるとすれば高圧ポンプからインジェクターまでの間ぐらいですがそんな単純な話はどのメーカーでもやっていそそうですが・・・
でもわざわざそこを規制するってことは何かしらメリットを得ているPUがあるという証拠みたいなもんですが。
この手のルールが厳しくなることはいいことですね。
ただ、この抜け穴(不正?)使用はフェラーリだけなんでしょうか?
メルセデス・ルノー、こんな抜け穴があるなら使わない手はないでしょう。
現在のルール違反でなければ不正ではありませんから・・セコイだけでw
ホンダはガスリーが今年の予選で燃料流量違反で結果抹消されてるので、たぶんやってないと思われる。やってるならそんなギリギリの燃料流量のセッティングはしないでしょうし。
スペックが進んでやってる可能性もアリますが・・・。
最近のフェルスタッペン親子の発言は、ニューウェイさんの行動によるものも関係しているのでは。ソチでGPあるにも関わらず日本で息子のレースに帯同するとは思いもよらなかったで。
あとなんだかわからん電動SUVシリーズにも関与するとか・・・。シーズン前は今年はF1に本腰入れるとの報道も多かったのに。せめて3チームがそれなりの戦いを続けてくれないと楽しみが減ってしまう。
来週の鈴鹿のFP1では山本尚貴がステアリング握ることになりましたね。1発フルアタック見せてくれたら嬉しいな。
RBは夏休み明けから良いとこないですから判らないでもないです。
山本尚貴のFP1は嬉しいけれど、ガスリーかクビアトどちらかは走れないわけで…。