プレシーズンテストで好走を見せていたバルセロナ・カタロニア・サーキットで行われるスペインGPでは、多少なりとも期待していました。

FP3のハートレー大クラッシュから、何やら不穏な雰囲気があった。予選ではガスリーがそこそこのタイムで12位となり。これは良いんじゃないかと思っていたが、決勝Lap1でグロージャンのスピンに巻き込まれリタイア。

最後尾からスタートしたハートレーは、淡々と周回を重ね12位完走した。

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予選タイム差+2.290秒

今回はトップとQ2通過ラインでの比較です。

POS ドライバー SPD T S1 S2 S3 タイム Gap(GAS基準) Tyre
1 L.ハミルトン 320 21.531 28.316 26.326 1:16.173 2.290 3 SS
293 309 290
4 L.ハミルトン 316 21.799 28.625 26.742 1:17.166 1.297 2 S
292 305 288
10 F.アロンソ 308 22.171 29.126 26.803 1:18.100 0.363 2 SS
284 301 280
11 S.バンドーン 311 22.196 29.231 26.896 1:18.323 0.140 2 S
284 298 282
12 P.ガスリー 315 22.119 29.501 26.843 1:18.463 2 SS
286 301 284
https://www.formula1.com/

マクラーレン2台がガスリーのQ3進出を阻止しています。セクター2でのタイムロスが今回のキーポイントです。

パワー差で劣る分を考慮してもSPDTでマクラーレンに勝つ理由は抵抗DFが少ない事を意味する。キーによればセクター2でアンダーステアが出てしまってタイムロスしたと言っている。

セクター2の通過速度のベストデータは8位、この程度のダウンフォースレベルではどうやっても中速セクションでタイムをロスしてしまう。ターン9ではガスリーが250km/hぐらいなのに対し、ハミルトンは260km/hを超えている。

パワーで相殺するダウンフォースが不足している中で頑張っている方だろう。低速セクションであるセクター3で速さを失わずに、ストレート区間であるセクター1でもそこそこ速い。

これが今のトロロッソホンダの力だ。

決勝タイム差+2laps

https://www.formula1.com/

グロージャンの白煙攻撃に突っ込んで行くトロロッソの2台。

ガスリーはぶつかって外れたフロントタイヤがヘイローに直撃!

ヘイロー様、醜い!カッコ悪い!言ってすいませんでした。ガスリーはヘイローのおかげで大事に至らなかった第1号かな?

とりあえずこの1周目ですべての期待が吹き飛んだトロロッソホンダ。

ハートレーの主な状況

SCとなりハートレーはすぐにピットインしてミディアムへ交換16位。再開Lap7でシロトキンに抜かれて17位。

33周終了時点で再びミディアムへ交換して、終盤エリクソンをパスし12位、2周遅れの64周でチャッカーフラッグ。

ラップタイム分析

2ラップダウンされたハミルトンと比較しても意味はないから、入賞ライン10位のシャルルと比較します。

 

人は、平等ではない。
生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、
病弱な体を持つ者、生まれも育ちも才能も人間は皆、違っておるのだ。
そう、人は差別される為にある。
だからこそ人は争い、競い合い、そこに進歩が生まれる。
不平等は悪ではない。平等こそが悪なのだ

コードギアスのシャルル・ジ・ブリタニアの名言でした。まさにF1界を模写するこの言葉いいねw

超脱線m(_ _)m

 

気を取り直してシャルル・ルクレールとの比較です。

Lap ルクレール ハートレー Gap(-) Gap(+)
35 1:23.229 1:22.622 0.607
36 1:22.926 1:22.377 0.549
37 1:24.541 1:22.340 2.201
38 1:22.818 1:22.288 0.530
39 1:22.710 1:28.644 5.934
40 1:53.315 2:02.571 9.256
41 2:01.252 1:52.250 9.002
42 1:28.474 1:23.806 4.668
43 1:23.154 1:22.622 0.532
44 1:22.591 1:24.224 1.633
45 1:22.519 1:21.965 0.554
46 1:22.358 1:21.944 0.414
47 1:26.017 1:21.950 4.067
48 1:22.445 1:22.040 0.405
49 1:22.279 1:22.120 0.159
50 1:22.264 1:21.881 0.383
51 1:22.122 1:21.913 0.209
52 1:22.264 1:21.956 0.308
53 1:24.486 1:22.195 2.291
54 1:23.617 1:22.361 1.256
55 1:22.318 1:22.120 0.198
56 1:22.628 1:22.500 0.128
57 1:22.984 1:23.118 0.134
58 1:24.121 1:24.786 0.665
59 1:23.446 1:22.765 0.681
60 1:23.599 1:22.718 0.881
61 1:23.357 1:22.614 0.743
62 1:22.810 1:21.625 1.185
63 1:24.848 1:21.439 3.409
64 1:23.706 1:26.305 2.599
 計 -35.360 +20.221

Lap53~61までエリクソンに捕まっている。21秒台⇒22秒台になり抜いて21秒台。

ハートレーの終盤のペースは間違いなく良いんです。予選ポジションさえよければ戦えたと言えるデータにがっくしです。

※追加比較アロンソ

アロンソはスタートの混乱後10位で9位ルクレールに延々付き合っている。タイヤはSSでLap19終了時点でタイヤが終わる。Lap21終了時点でMへ、VSC明けLap42でルクレールをパスして8位。

Lap アロンソ ハートレー Gap(-) Gap(+)
35 1:22.983 1:22.622 0.361
36 1:23.918 1:22.377 1.541
37 1:23.435 1:22.340 1.095
38 1:22.717 1:22.288 0.429
39 1:22.807 1:28.644 5.837
40 1:53.907 2:02.571 8.664
41 2:00.217 1:52.250 7.967
42 1:25.185 1:23.806 1.379
43 1:24.242 1:22.622 1.620
44 1:22.496 1:24.224 1.728
45 1:22.195 1:21.965 0.230
46 1:22.165 1:21.944 0.221
47 1:21.959 1:21.950 0.009
48 1:22.466 1:22.040 0.426
49 1:24.447 1:22.120 2.327
50 1:21.723 1:21.881 0.158
51 1:22.073 1:21.913 0.160
52 1:21.559 1:21.956 0.397
53 1:21.790 1:22.195 0.405
54 1:21.308 1:22.361 1.053
55 1:21.295 1:22.120 0.825
56 1:21.840 1:22.500 0.660
57 1:21.854 1:23.118 1.264
58 1:21.945 1:24.786 2.841
59 1:22.337 1:22.765 0.428
60 1:22.316 1:22.718 0.402
61 1:21.196 1:22.614 1.418
62 1:20.970 1:21.625 0.655
63 1:20.856 1:21.439 0.583
64 1:20.727 1:26.305 5.578
 計 -17.765 +32.896

エリクソンに捕まるまでは、何とかアロンソ以上のペースはあるハートレー。トータルGapは42秒です。

ガスリーならいい勝負だったんじゃないかな?

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まとめ

全てが予選で決まるバルセロナは、色々と非常に残念だった。

ガスリーがアクシデントにあわなければ・・。ハートレーが予選を戦えていたら・・。たらればを言えばきりが無いが実力で入賞争いが出来ていただろう。

タイヤが0.4mm薄くなった事がトロロッソを救ったのか?真相はわからないが、改善は進んでいると感じる。ホンダのパワーアップがすぐにタイムに反映していく車体レベルはとりあえず確保したと思いたい。

 

気になるホンダのパワーアップはいつになるのか?15、16日でのテストで何らかの実走テストがあるのか?そろそろ沈黙を破ってもいいんじゃないかいホンダさん。

 

私にルルーシュのギアスがあればこう言うだろう

「教えろ!」

 

いい年なのにコードギアスを見ているアニオタの管理人でした。

復活のルルーシュまだかのぉ・・w