シンガポールGPのトロロッソホンダは予選15位、決勝13位となっている。金曜日から速さが全くなく予選15位を獲得したのは奇跡に近かった。決勝ではギャンブル作戦を2台とも行い入賞争いにすら加われない状況。
予選タイム差+3.599秒
Q3トップとQ2でのタイム比較、ガスリーはQ1タイムが最速となっています。ラップごとのトラップデータが無いのでベストデータです。
POS | ドライバー | Fline | SPD T | S1 | S2 | S3 | タイム | Gap(GAS) | Q | Tyre |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | L.ハミルトン | 260 | 308 | 26.263 | 36.967 | 32.785 | 1:36.015 | 3.599 | 3 | HS |
318 | 279 | 266 | ||||||||
10 | E.オコン | 260 | 306 | 26.853 | 38.035 | 33.646 | 1:38.534 | 1.080 | 2 | HS |
316 | 277 | 260 | ||||||||
11 | F.アロンソ | 259 | 301 | 26.840 | 38.065 | 33.736 | 1:38.641 | 0.973 | 2 | HS |
309 | 272 | 260 | ||||||||
13 | C.ルクレール | 261 | 305 | 27.019 | 37.873 | 33.855 | 1:38.747 | 0.867 | 2 | HS |
312 | 276 | 260 | ||||||||
15 | P.ガスリー | 255 | 298 | 27.253 | 38.280 | 34.081 | 1:39.614 | 1 | HS | |
305 | 267 | 255 |
Q1では0.03秒差でハースのマグヌッセンに勝ちギリギリ15位で突破したガスリー、ハートレーは約0.2秒差で17位となった。この時点でミッドフィールドトップとの差約1秒。
Q2ではQ1タイムを更新出来ずに結局15位となってしまった。ミッドフィールドトップとの差約1.3秒。
各セクター通過速度が遅い、アロンソに5km/h負ける理由は手前コーナーでそのまま5km/h遅いのでしょう。F1アプリで確認しようとしたら新しいテレメトリー表示に不具合がある事が発覚!速度表示が全然ダメでした。
リバティ何してくれたんだぁ~!っという事で速度グラフ解析ができなくなりました(泣)
ギヨム・ドゥゾートゥ:車体パフォーマンスマネージャーの予選後コメント
「金曜の走行セッションではショートランであまり納得のいく結果とならなかったため、タイヤとマシンのセットアップ調整を行いました。今日に向けたアイデアはあって、それがピエールにはうまく機能しました。彼が上手にまとめてくれたおかげで、いい結果が出せました。
しかし最終セクターで、このコースのレイアウト上あまり好ましくない、過度のオーバーステアに苦戦していたと思います。ブレンドンはピエールよりも更にP3でマシンのハンドリングに苦労していました。ただ、P3での調子を踏まえると、予選ではもう少し結果を出せると期待していました。Q1はトラフィック回避と路面コンディションの向上に対応することに重点を置いて走行しました。ピエールはアタック2周目にいいタイムを出すことができましたが、ブレンドンがミスをしてしまい残念ながらQ2進出とはなりませんでした。Q2でピエールはマシンのバランスとリアが安定しないことによって苦戦してしまい、Q3への進出は叶いませんでした。
ここからはこれまでのセッションを振り返り分析をし、この難しいサーキットでどう改善していくかを考えなくてはいけません。金曜のロングランでの感触は悪くなかったことも踏まえ、ピットストップは1回なのか2回なのかなど、明日の決勝の作戦は幅を持たせて準備していきます。このサーキットでのレースは何が起こるかわからない部分があるので、中団の中でいいレースが出来るよう、ベストを尽くします。」
コメント引用元:http://ja.hondaracingf1.com/
決勝タイム差+1laps
ガスリーはスタートで12位まで上げるがHSのデグラが酷く、第1スティントの後半USのルクレールにぬかれてしまう。ハートレーは早めのピットでUSに交換している。
#F1 future stars scrapping for points 💪@Charles_Leclerc @PierreGASLY #SingaporeGP 🇸🇬 pic.twitter.com/6yzmm93CmA
— Formula 1 (@F1) 2018年9月16日
結果2台ともにウィリアムズ2台編隊の後ろに封じ込められ入賞争いに絡めず残念な結果となっている。
勝負を決めた5~35Lap
LAP | アロンソ | ルクレール | ガスリー |
---|---|---|---|
5 | 1:50.255 | 1:51.000 | 1:51.186 |
6 | 1:49.733 | 1:51.002 | 1:50.994 |
7 | 1:49.194 | 1:50.030 | 1:50.018 |
8 | 1:48.811 | 1:49.733 | 1:49.401 |
9 | 1:48.743 | 1:49.371 | 1:49.377 |
10 | 1:48.997 | 1:49.383 | 1:49.143 |
11 | 1:49.660 | 1:49.001 | 1:48.879 |
12 | 1:49.220 | 1:48.819 | 1:49.044 |
13 | 1:49.832 | 1:48.787 | 1:49.276 |
14 | 1:50.203 | 1:50.038 | 1:49.454 |
15 | 1:51.038 | 1:49.305 | 1:49.727 |
16 | 1:51.032 | 1:50.000 | 1:50.199 |
17 | 1:47.422 | 1:49.714 | 1:49.290 |
18 | 1:47.522 | 1:48.602 | 1:48.741 |
19 | 1:46.798 | 1:48.562 | 1:48.363 |
20 | 1:47.111 | 1:48.590 | 1:48.922 |
21 | 1:47.048 | 1:49.039 | 1:48.783 |
22 | 1:47.142 | 1:48.556 | 1:48.681 |
23 | 1:47.252 | 1:48.860 | 1:48.900 |
24 | 1:47.086 | 1:49.312 | 1:49.448 |
25 | 1:47.376 | 1:48.854 | 1:48.986 |
26 | 1:46.882 | 1:50.972 | 2:01.260 |
27 | 1:46.796 | 1:47.219 | 2:05.254 |
28 | 1:47.146 | 1:47.149 | 1:46.624 |
29 | 1:46.790 | 1:46.697 | 1:46.627 |
30 | 1:47.202 | 1:46.438 | 1:47.156 |
31 | 1:46.805 | 1:46.461 | 1:47.076 |
32 | 1:46.893 | 1:46.963 | 1:47.541 |
33 | 1:46.699 | 1:47.114 | 1:48.304 |
34 | 1:47.143 | 1:47.219 | 1:51.721 |
35 | 1:46.837 | 1:46.813 | 1:50.756 |
ガスリーは17周目から25周目までにアロンソに約15秒離される。ガスリーを抜いたルクレールはアロンソと同等のペースに戻っている。
仮にUSスタートだったとしたらもう少し勝負出来ていたと思うが、どちらにしろペースがなかったので結果としては同じだったかもしれない。
SはFP3でマシンチェック用に1周使っただけで走行は出来ていないが、思いのほかHSのデグラが酷かったからS選択は必要だろう。タイヤ選択時点から負けは確定していたとも言える。
フランツ・トストの決勝後コメント
「過去数年、シンガポールGPはチームが成績を上げているサーキットだったので、この週末のレースに期待をしていました。しかしトップ10入りを果たせるほどのペースがつかめなかったので、どうして期待していたパフォーマンスが引き出せなかったのか、そして今後のレースのためにどう改善していくのか分析する必要があります。
ピエールはスタートが上手く決まり、ピットストップを行うまではブロックをしながらポジションをいくつか上げることができました。ブレンドンも3コーナーでのアクシデントを避け、ポジションアップにも成功しました。レース序盤はピエールがトップ10入りできるかもしれないと思っていましたが、レースが進むにつれペースがあまりよくなく、ポイント獲得にまで至らずこのレースを終えることとなり、残念です」
ホンダPUスペック3はロシアから?
ゲートが引っ張ってきた海外サイトのリンク
Jack Plooij: ‘Honda-update komt al in Rusland, levert meer pk’s dan de Renault-krachtbron’
フェルスタッペン推しのオランダのサイトですね。
日本GP明けのアメリカGPが濃厚だったが、トロロッソの誰かがロシアからだと漏らしたのか?来週にははっきりするだろうから楽しみに待ちましょう。
仮にトラブってもストックがあるから日本GPは大丈夫!今年はもっと攻めてくると思っていたのだけど、ある程度開発の上限に差し掛かり一筋縄ではいかないようですね。
遅れているデプロイ関連もミルトンキーンズで研究が進めれている。少しづつではあるがトップに迫れる要素が見え隠れしてくれるのは嬉しいです。
シンガポールのタイヤ戦略は、これまでオプションタイヤを上手く機能させてきていたので、そこへの過信もあったのかもしれませんね
マシンアップデートも後手に回り、今季入れたマシンアップデートが不発の物が多いのもやはり響いているみたいです
ホンダPU、一部報道では17年最終仕様で860馬力、今季スペック2で930馬力と、70馬力のアップに既に成功していると言う記事を見ました
他と違い、昨年も今年も2台しか走っていないのでどこまで近い数字かは分かりませんが、この伸び幅が実数に近いとすれば、スペック3で35馬力上乗せもあながち無い話ではないかなとも思えます
アゼルバイジャンで痛い目を見てから、エンジンマッピングは格段に進歩していますし、スペック3投入でまた幾らか前進できる事を期待します
ルノーのスペックCみたいにガタガタだけは勘弁ですが….w
4年目のホンダはやっと他が何をしてパワーを作り出しているのか、理解しだしたのかもしれません。
ルノーより上となれば、この事に信憑性がでる。
パワー評価の違いはなんだろう?ベンチ上と後輪からとるシャシダイの違いなのか、わからないなぁ。
トラック上での様々な分析を色々な識者がやっての結果でしょうけれど、ソースによって数値がマチマチなので、どこまで正しいかは疑問が付きますよねぇ
単純なICEだけの出力ではルノーのスペックBより、ホンダのスペック2エンジンがやや上回っていると言う記事を掲載してもいますし
確かルノースペックB ICEで710、ホンダが715という数字が出ていたと思います
こちらはAuto Motor und Sportの記事ですね
数字自体は眉唾物な部分もありますけれど、昨年迄のルノーからでも30馬力とも50馬力とも言われた差を考えると、物凄い進歩を果たしているんだなと思わせてくれます
「ロシアGP、PUスペック3投入?」
以前、車体への風系影響でのトラフィック低下について記事化されていますが今戦後にも。
PU投入かロシアGP?、前倒しなので予定の正式なスペック3かは不明ですが、投入すれば“信頼性”面含めホーム鈴鹿GP.30th前に何らか対策出来そう。また、もし今戦結果の一因のひとつがHPならば少なくも今後2戦unコンペティティブで挑むと結果は厳しいので、基数制限よりも実戦投入の方が得るものも大きいかもしれませんね。
なお、パワー評価は自データからHONDA搭載決めたRed Bullの以前のコメントなどからヨーロッパレポート程差が無いのかなという印象です。一般的には日本人がF1でHONDAびいきになる様に、同胞を“ひいき目”に評価する事は当然なのかなと思っています。
あれから一年か…、パワー・シャシーのパッケージ総合力が本当の本当に問われホーム鈴鹿GPに帰って来ましすね。
信頼性は≒100%心配しなくてよい、パワーサーキットでも同周回ゴール。さて、今年は?と云ってもリアル現地観戦したら異次元に全車速くて0.数sec.などの差は判らない、特にホームスタンドから1コーナーの飛び込みなど大気がある事を感じる空間を引き裂く様な音は「ヤバイよ!ヤバイよ!(出川さん)」管楽器がオーバーフローしてしまった様な爆音系サウンドと違い、片手に赤福(餅)で聴く近代的なPUエキゾーストサウンドも十二分な迫力!
私も鈴鹿はストレートエンド+1コーナー突っ込みの大ファンです。
大気の壁を切り裂く異次元のスピード感、からのド迫力の突っ込み。
今シーズンは金曜券でフリー走行のみのんびり楽しんで来ようとおもってます。
MGU積んでるおかげで別の意味で音も楽しみにしてます。
ただ鈴鹿はトータル性能が高い次元で要求されるコースなので今のトロロ+ホンダには厳しそう。頑張れ〜!