初日から大苦戦となったアゼルバイジャン。メルセデスやフェラーリカスタマーが元気よくタイムを出す中で、トロロッソホンダは2.2kmの全開区間で苦戦を強いられた。

それでもサバイバルレースを生き残り「ブレンドン・ハートレー10位初入賞」と奇跡とも言える結果を出す事ができた。これぞ正に納豆走法!

古い古~い古舘伊知郎さんの名言でした・・。

はい!気を取り直してトップギャップ確認いきます。

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予選タイム差+2.998秒

今回はトップとQ1通過ラインでの比較です。今までとGap基準を変えました。

ドライバー SPD T S1 S2 S3 タイム Gap(GAS基準)
1 S.ベッテル 309 35.305 40.905 25.288 1:41.498 2.998 3
231 227 328
6 ライコネン(Q1Fast) 307 35.777 41.187 25.574 1:42.538 1.958 1
229 236 325
10 ヒュルケンベルグ 309 36.212 41.850 25.684 1:43.746 0.750 1
213 224 327
15 L.ストロール 307 36.379 42.042 25.938 1:44.359 0.137 1
223 229 320
17 P.ガスリー 304 36.395 42.229 25.872 1:44.496 1
215 227 323

ガスリーのQ1最終アタックではセクター1(36.279s、220km/h)で通過している。ターン13,14でのハートレーとのニアミスが無ければ結構良いタイムがでていたと思われます。Q1通過は余裕だったであろう。

いやあれ良く避けたよなぁ・・神業だったわ。

最速アタックラップでは無かったQ1タイムですが、セクター3の遅さがダウンフォースが他より多いのではないかという印象が無いんですよね。トウの無い単独走行だったヒュルケンベルグとの差を見てもたったの0.2秒差です。

リアウィングだけ見ればルノー、マクラーレン、レッドブルよりは大きいですがレーキ角差も関係するので、結果としては同等レベルかな。

そして低速コーナー区間であるセクター2が圧倒的に遅いって事は、低速域ダウンフォースは無いって事か?

 

低速コーナーはダウンフォースレベルだけで決まるものでは無いからなんとも言えませんが、タイヤのウィンドウ問題もある、市街地路面って事もあるし、問題を上げればきりがないです。

単純に言えば路面への入力が足りない、メカニカルグリップ不足なのでしょう。バーレーンでは特殊な荒い路面に助けられたと思います。

そろそろ海外サイトさんレーキ角検証してくれないかなぁ・・。

決勝タイム差+18.030秒

https://www.formula1.com/

最後のたった4周でのスプリントレースでの差になります。

最初のレース再開後ガスリーが7位まで上がり驚いたが、その後ストレートラインが速いマシンに続々と抜かれていった。この時のガスリーのペースは52~53秒台、ライバル勢は49~50秒台、ハートレーは51秒台。

SCでタイヤが冷えすぎて機能せず回復もしないからピットってな感じでしょう。

 

中盤では27周目ガスリー48秒台に入る、ハートレー49秒台ですが、この時前のMAGは48~49秒台、ALOは47~48秒台となっています。

ルクレールとストロールは47秒台で追いつけないペース差。

最終SC手前でガスリーが14位、ハートレーが15位。SC中にガスリー11位、ハートレー12位なり。

そして問題のリスタート、ハートレーはバンドーンに抜かれるがガスリーとMAGがポジションダウンして10位で完走となっています。

 

⇩Lap47~48レース再開時のガスリーとマグヌッセン接触動画

https://www.formula1.com/en/latest/headlines/2018/4/video-f1-gasly-magnussen-dangerous-azerbaijan.html

これはひどいわ、進路変更しすぎじゃないか!イン側ぶつかったなら、普通ならびっくりしてその後スペース開けるだろうし、アウト並ばれてからの寄せも酷い。ミラーがブレて見えなかったは関係ないわ。

マグヌッセンとフェルスタッペンはフェアレースを勉強しなさい。

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まとめ

サバイバルレースを生き残って貴重な1ポイントを得られた事は良かった。しかしながら戦力的にはベストデータを見るだけでも下位に沈んでいる事がわかる。

今回F1アプリのLTデータのリプレイデータがFOMさんがセットしていなくて、再度検証ができなくて困っています。田辺さんのコメントからも多分フィニッシュライン付近ではデプロイ切れがあるはずです。

リフトアンドコーストもしているでしょうし、タイムペースが悪い理由は、燃費の影響が大きいだろう。

確認できなくて申し訳ありません。アプリデータが復活したら再度検証します。

 

パワーアップ=熱効率アップ=燃費の向上である今のパワーユニットにおいては、ホンダの遅れは一発タイムでは表れなくとも、決勝ペースに与える影響はやっぱり大きいのが現状です。

レッドブルが2019年搭載に前向きな開発上のデータが、証明される日である実走できる日がいつになるのか待ち遠しいです。