イギリスラウンド2の予選です。1段階ソフト側のタイヤになったことでロングラン確認などが行われずに、C2の2セットを温存している各ドライバーです。
Q2をC4でクリアする事は避けなければならない。タイム差はC2-0.7s-C3-0.6s-C4となっています。
予選レポート
天候は晴れ、気温26℃、路面温度44℃で予選はスタートしました。
Q1
ハース2台とラッセルはMでコースイン、上位勢はSでアタックにないって行きます。タイヤがオーバーヒートしてしまうため、抑えて走ることになりタイムは27秒前半の争いになっています。
メルセデスはクールダウンラップの後に連続アタックして26秒後半までタイムを伸ばす。
2セット目は全車S、カットライン上は27秒中盤の戦いになりました。
Q2
フェルスタッペンはHでコースイン、他14台はMを選択しています。ボッタスが25.7秒でトップ、注目のハードタイヤアタックのフェルスタッペンは26.7秒、10位ガスリーは27.3秒となっています。
フェラーリとメルセデスはSで2回目のアタックに向かいました。メルセデスはQ3のための確認でしょう。
フェルスタッペンはH、他はMでクリアしています。
Q3
1セット目ではリカルド、アルボン、フェルスタッペンはMでコースインしています。
ハミルトンは25.2秒でトップ、ボッタスは25.4秒で2番手、ユーズドでアタックしていた3名が後方に沈んでいます。
2セット目のアタックでは、メルセデス2台とリカルドがMでコースイン、ボッタスが25.1秒でタイムを更新してトップタイム。ヒュルケンベルグが3番手に飛び込む、フェルスタッペンは4番手となった。
リカルドはQ3専用タイヤSの使用義務違反?使用タイヤの表示ミス?
70周年記念(イギリス)GP予選結果
順 | No. | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1:26.738 | 1:25.785 | 1:25.154 | |
2 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:26.818 | 1:26.266 | 1:25.217 | 0.063 |
3 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | レーシングポイント | 1:27.279 | 1:26.261 | 1:26.082 | 0.928 |
4 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1:27.154 | 1:26.779 | 1:26.176 | 1.022 |
5 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1:27.442 | 1:26.636 | 1:26.297 | 1.143 |
6 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1:27.187 | 1:26.674 | 1:26.428 | 1.274 |
7 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1:27.154 | 1:26.523 | 1:26.534 | 1.369 |
8 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1:27.427 | 1:26.709 | 1:26.614 | 1.460 |
9 | 23 | A.アルボン | レッドブル | 1:27.153 | 1:26.642 | 1:26.669 | 1.488 |
10 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1:27.217 | 1:26.885 | 1:26.778 | 1.624 |
11 | 31 | E.オコン | ルノー | 1:27.278 | 1:27.011 | 1.857 | |
12 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:27.612 | 1:27.078 | 1.924 | |
13 | 55 | C.サインツ | マクラーレン | 1:27.450 | 1:27.083 | 1.929 | |
14 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1:27.519 | 1:27.254 | 2.100 | |
15 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1:27.757 | 1:27.455 | 2.301 | |
16 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ | 1:27.882 | 2.728 | ||
17 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1:28.236 | 3.082 | ||
18 | 6 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1:28.430 | 3.276 | ||
19 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:28.433 | 3.279 | ||
20 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1:28.493 | 3.339 |
まとめ
BOTTAS: “Feels good. I just love qualifying especially when it goes well. Proud to drive this car. Our first job is to get a good start off the line tomorrow and go from there”#F170 🇬🇧 #F1 pic.twitter.com/VA0EdYd68V
— Formula 1 (@F1) August 8, 2020
どんなタイヤでも速いメルセデスがフロントロー独占、ボッタスが開幕以来のポールポジションで「YES!!」の叫びをあげました。
そして、驚きなのはヒュルケンベルグがなんと3番手になった事、苦労人で表彰台未経験なので、もちろん狙うは表彰台ですが、そこにはハードスタートのフェルスタッペンが立ち塞がるのだろう。
Fist bumps all round 🤜🤛
Top work, @HulkHulkenberg #F170 🇬🇧 #F1 pic.twitter.com/2otjFXNepR
— Formula 1 (@F1) August 8, 2020
レッドブルはソフトを全然使えなかった、ハード側にセットアップを完全に振っていたからなのか?かなーり心配ですが、唯一のハード(C2)スタートです。
シルバーストンにはとりあえずC4は使えない、上げすぎた空気圧でゴムまりみたいなタイヤはいらんわ、すぐにオーバーヒートしてしまうタイヤなんて意味は無いって事ですね。
絶対に2ストップしなければならない状況って久しぶりじゃないでしょうか?わざとそんなタイヤを作っていた時期もありましたよね。レースはかなり見ごたえあると思う!
先週の予選タイムよりかなり遅くなりましたが、タイヤ(圧)と風の影響でしょうか?
しかしストロール坊っちゃんに勝ったヒュルケンベルグすごいなぁ。
先週の決勝走ってたらもっとエグかったかも。
原因は空気圧です。フロント27psi、リア22psi
設置面積が減り、タイヤの加熱が早く、作動温度を超えてしまうため、コーナーでは抑えた走り。
27psiは、日本的な数字で1.9kであり、その辺の一般車並み。
バルーンタイヤですねw
なるほど。
そーなると先週のM(今週のH)のデータもあてになりませんね。
FIAとピレリは臨機応変にH3セット(S1セット減)とか、何かやるべきだったんじゃなかろうか・・。
初めから2ラウンド目は1段階柔らかい設定でかき回す予定だった。
想定以上になってるだけ、ある意味成功なんです。
リカルドはQ3は再度映像見てみましたが二回ともミディアムタイヤですねえ。
ガスリー、シルバーストーンだとやたら速いですねえ。
使用義務は今年だけ、無くなったみたいですね。
使わずに返却となる。
そもそも使用義務はなく、Q3進出者が使えるセットってだけだったのかも。
ガスリーも地味に頑張っているんですよね~
アルボン頑張らんと~
ガスリーは最近予選で常にクビアトに勝ってたり(川井ちゃん情報)
オーバーテイクをキメて(タウリとしては)大量得点したり
割と派手に頑張ってると思います(^。^)
ボッタス、ここ2戦(ハンガリー、イギリス)とマックスに2位を献上?イギリスでの不運なノーポイントだっただけに、
このポール獲得は大きい。
同じマシンに乗る以上、ハミルトンに遅れを取るわけに行かない。
スタート決めて、ハミルトンの前に出て優勝を手にしたいところ。
本当、ボッタスにとっては2位ではダメなんですね(^.^)
マックスも同じですが
ルクレールだけがソフトスタートになりそうですね。
もしも序盤でセーフティカー出たら予選での上位マシンの苦労は水の泡となり、ハードスタートのマシンはステイアウト。
そうなるとフェルスタッペンがトップ、その他はハードスタートの11番手以下のマシンの後ろとなる。
最も盛り上がるのは、この展開かも(^_^;)
ガスリーは レッドブルに行った方が良いのか
いかない方が良いのか…
クビアトさん首にならないですよね…
メルセデスの速さは、カテゴリーが違いますね。
しかしヒュルケンベルぐにも負けるとは・・・。セクタータイムを見るとS2でのGapが大きいですが、川井ちゃん曰く6コーナー以降は殆どアクセル全開区間なので、踏みっぱなしで行ければ後はパワー勝負で、これがメルセデスPUとの差かもしれません。
決勝のタイヤ戦略面白そうですね。私の予想は、序盤でSCが出たらMスタートの上位勢に有利になると思うのですが、どうなんでしょう。Mイコール先週のSでしかも3周オールドなので、路面温度と燃料満タン考えればよほどペースを落としても10周もたないのでは?
もしフェルスタッペンが序盤でトップに出られれば、タイヤもマネージメントし易く結構面白くなりそうです。(気温予報は30度!)
最終からターン3まで全開、ターン7からターン12まで全開。
荷重が後ろ寄りでステアリングを切る、抵抗でどんどんスピードが落ちます。メルセデスはその落ち込みが極端に低い。
パワー差を見られがちですが、主にリアウィングドラッグも少ないです。
ディフィーザー機能がずば抜けて高いと思う。
To nogucya さん
セクター2は距離が有りその分マシンパッケージ(PUパワー&ドライバビリティー + 空力&足廻り車体メカニカルバランスetcによる統合力)に差があるとLap-Timeの差がさらに開くと思われます。また、タイヤの作動温度管理も影響します。なお、ご存知の通り今季W11は高速コーナーで速さ ≒ メカニカルグリップが増しているとのこと。そして、これらの影響もありコーナー立ち上がりが鋭く(速く)なっているとのこと。
さて、考察レベルですがターン7にかけ減速後、ターン8~12間は概ね全開の様です。ただ、ダブル的Sコーナーの2つめのターン13~14などは少なくとも全開困難な印象です。また、Speed trapはHAM選手333km/hでMAX選手329km/hですが、同Honda’s PUのGAS選手が334km/hでトップです。なお、F1公式技術解説にリアウイング参照でMercedesよりもRedBullの方がDown force(強)セッティングとありました。当方も、詳しい知識はありませんが、少なくともこの様にLap time含め“速さ”はあらゆる側面から総合的にみるように努力しています。
コメント有難うございます。以下、先の投稿の補足になります。
メルセデスは残念ながら”OUT of 眼中”で、ピンクメルセデスに何故負けたのか色々考えてS2にフォーカスしたのですが、写真で見る限りHULの車はかなりリアを立て気味で、これなら全開区間も安心して踏んで行けると思いますがドラッグも大きいはず、にも関わらずリア寝かし気味のVERをもってしてもタイムで勝てなかったという事はPUの差(予選モード?)と痛感した次第です。
今回の予選はマゴッツ・ベケッツ・チャペル&ハンガーストレートが追い風だった。
リアウィング立てた方が、チャペルで安定して踏めてストレートでの損失も少なかった事が影響している。
To nogucya さん
「こちらこそ、返信コメントありがとう! ^^」
RB16 対策 RP20 なるほどです。
管理人さんの言う通りレッドブルはソフトがダメみたいですね。
アルボンも自信があったのにソフト履いたら全然ダメだったそうです。
タイヤの作動レンジが狭すぎるのかもしれませんね。
やはり決勝はタイヤ戦略が重要ですね。
荒れたレースになれば面白うです。
今回は先週と比べてかなり気温が高くなりそうなので、タイヤマネージメントとPUの温度管理が重要になってくるのかな?
冷却に優れている?ホンダPUとハードタイヤスタートを活かして、マックスワンチャンないかなぁ?と期待してます。
メルセ独走ではあまりにつまらなすぎる。
あとタイヤの使い方が上手いガスリーにも期待したいですね。
決勝では、是非ともマックスに3番手ポジションアップ成功してメルセデスの2人を追いかけ、ボッタスにもトップでハミルトンを押さえ込んでペースリードして欲しいですね。
ハミルトンが、後方マックスとのギャップを考えながらボッタスを追いかける2番手ポジションで、少し苦労して欲しいです。
マックスとハミルトンのギャップが詰まってくればタイヤ戦略も含めて面白い展開になるかと?楽しみにしています。
「ゴムまりみたいな」最高の表現!(拍手)どっかのチームの言い成りで柔らかタイヤ(コンパウンドの話でないよ)作ってるからさ!(私的ドクサだが)
マックス勝利のシナリオはかなり限られている。展開はゴムまりのお蔭で各車、慎重な走りで以外にSCは登場少ないのではないか?メルセデス2台は最初からギャップ確保のためプッシュしてくる。(内圧下げの方策を駆使してくるからかなり速いぞ!)
周1秒以内程度でタイヤを労われば、ステイアウトで頭が取れる、我慢比べだ。のらりくらりで30周程度まで粘れれば驚異の1stop作戦完了だ!途中タイミング良くSC入れば2stopで勝負できる。5%以下の確立かな?(笑)
今はマシンが中途半端な感じだから、マックスの技量と才覚に託すしかないね。
ゴムまり
by Tsugawa
私も音として聴いていたが、
ゴムまりみたい 字面が笑えるんですよ、最高です!
~みたい が何とも言えない。今でも笑える、腹が痛いワぁ!
マックスに三位を取ってほしい気持ちもあるが、ニコヒュルに表彰台に立ってほしい気持ちもある。
同意w