2019年第10戦イギリスGPの金曜日、現地15時よりプラクティス2は開始された。天候は曇り、気温22℃、路面温度36℃であった。
フェルスタッペンのタイムが伸び悩んでいるのが心配だが、何とかしてくれるだろう。ガスリーがホンダ勢でトップタイムをマーク、ボッタスから0.5秒差と言うところであり、良い走りが出来ているような気がする。
新しい舗装が各チームを悩ませた、タイヤ摩耗が激しく特にフロント左側トレッドがすぐにダメになってしまう。レースまでにはトラックエボリューションによって改善する可能性はある。
イギリスGPプラクティス②結果
ベストタイム、ベストセクタータイム(BS)など
タイヤヒストリー
P2後の情報まとめ
路面のアスファルトが新しくなったシルバーストンは、滑りやすくスピンやコースアウトを多く発生させている。タイヤ摩耗は非常に大きく、まるでタイヤのゴムを路面が食べたと表現しているエンジニアもいます。
フロントタイヤ左側トレッド付近が黒く見えるのは、表面コンパウンドが無くなりベースコンパウンドに到達した事を表します。
路面のラバーグリップ(トラックエボリューション)は極端に大きくなり、特にQ1の後半では注意が必要となりそう、予選は雨との予報もあり、その場合はラバーが洗い流され決勝ではタイヤ摩耗との戦いになる事が予想される。
このボッタス基準のギャップ差を見ると、メルセデスは各種コーナーが速くストレートで失う、ドラッグが多くダウンフォースが多い事がわかる。今のところタイヤ摩耗への影響もこのセッティングやマシンコンセプトが好結果をもたらしてロングランタイムが良い。
トラックエボリューション次第では各車の状況は変化するだろう。使わないと思っていたC1だけど、もしかしたらあり得るかも。
ロングラン平均タイム順
データはAMuSより
順 | ドライバー | 平均タイム | Laps | Tyre |
1 | ルクレール | 1.30,768 | 6 | C3 |
2 | ハミルトン | 1.31,838 | 5 | C3 |
3 | ノリス | 1.32.154 | 10 | C3 |
4 | フェルスタッペン | 1.32.272 | 9 | C3 |
5 | ガスリー | 1.32.549 | 9 | C3 |
6 | マグヌッセン | 1.32,677 | 10 | C3 |
7 | リカルド | 1.32,946 | 3 | C3 |
8 | アルボン | 1.33.041 | 14 | C3 |
9 | ペレス | 1.33.122 | 7 | C3 |
10 | ベッテル | 1.33.155 | 10 | C3 |
11 | ヒュルケンベルグ | 1.33.228 | 12 | C3 |
12 | サインツ | 1.33.264 | 10 | C3 |
13 | クビアト | 1.33.404 | 6 | C3 |
14 | ジョビナッツィ | 1.33.648 | 9 | C3 |
15 | ストロール | 1.33,685 | 9 | C3 |
16 | ライコネン | 1.35,139 | 3 | C3 |
17 | クビサ | 1.36.124 | 4 | C3 |
順 | ドライバー | 平均タイム | Laps | Tyre |
1 | ハミルトン | 1.30,674 | 13 | C2 |
2 | ボッタス | 1.31.028 | 11 | C2 |
3 | ガスリー | 1.31.421 | 8 | C2 |
4 | フェルスタッペン | 1.31,676 | 10 | C2 |
5 | アルボン | 1.31,909 | 7 | C2 |
6 | ベッテル | 1.31,966 | 6 | C2 |
7 | サインツ | 1.32.351 | 4 + 10 | C2 |
8 | ヒュルケンベルグ | 1.32.392 | 10 | C2 |
9 | グロージャン | 1.32,500 | 13 | C2 |
10 | ジョビナッツィ | 1.32,550 | 4 | C2 |
11 | ルクレール | 1.32.629 | 12 | C2 |
12 | クビアト | 1.33.042 | 14 | C2 |
13 | ライコネン | 1.33.331 | 8 | C2 |
14 | ノリス | 1.33.361 | 9 | C2 |
順 | ドライバー | 平均タイム | Laps | Tyre |
1 | ストロール | 1.32,084 | 10 | C1 |
2 | ペレス | 1.32.314 | 10 | C1 |
3 | クビサ | 1.34.108 | 19 | C1 |
フェルスタッペンはPUの予備無いのと、前回の前借りがあるので今日は抑え目だったのかな?と予想。
ガスリーはフェルスタッペンのセッティングをベースにしてみたのは正解かもしれませんね。
どのチームも ソフトが もたないらしい。左フロントが特に厳しいみたい。
中にはミディアムでも グレーニングが出てるマシンも有った。
C2⇒C3で 走りきれるか?
C1使うか C3⇒C2⇒C3の 2回ピットインも 有り だったりして。
ボロボロのタイヤでブロックしまくりの 渋滞レースだけは 見たくないです。
上位陣、中でもレッドブルは1ストップを基本戦略に考えているでしょうから、C2→C1はあると思います。問題はガスリーがC1をウィンドウに入れられるかどうかですが、路面温度が上がらなかったら厳しいかもしれません。第1スティントを引っ張って雨待ちというのもありかもです。
退屈だと思っていたイギリスGPですけど、レッドブルのロングランタイムを見るとそこそこ行けそうな気がしますね。
メルセデスがフロントロー独占したら、間違いなくどちらかが勝つのだろうけど、一瞬の雨で波乱があるかも。