2月13日、スクーデリア・フェラーリは、「 SF-24」を発表しました。
例年は人を集めて発表会をしていたフェラーリですが、オンラインで動画を公開して終了!
チームは直後にシェイクダウンをしています。
フェラーリ SF-24
SF-24 シェイクダウン
The SF-24 hits the track for the first time with @carlossainz55 behind the wheel! ✌️ #CarlosSainz #F1 #SF24 pic.twitter.com/Im30njxAFh
— Scuderia Ferrari (@ScuderiaFerrari) February 13, 2024
SF-23
まとめ
フェラーリがここまでコンサバなマシンを用意するなんて、こういう時のフェラーリは強い印象があります。
ノーズは幅広で薄いタイプを選択、アルピーヌと違う点は最先端ウィングプレートとの隙間を維持している事です。
昨年はやってはいけないコークボトルラインの増強など、進むべき方向性を間違っていた。
それでも地道な修正を続けて、レッドブルに対して一矢報いる勝利を上げている。
フロアトンネルが浅く過敏な反応をするため、一部のサーキットでしか上位争いが出来なかった。
今年の焦点はフロアの強い負圧の発生ポイントを2段構えに出来ているかどうかでしょう。
デザイン的には冒険していない、と言うかもう冒険出来ないと言った方が正しいでしょう。
持ち前のフロントの強さと縁石乗り上げ時の安定性は維持されていそうです。
これにリアの安定度が加われば、そこそこ勝負出来るマシンなはずなんです。
昨年はレッドブルに次ぐDRSデルタを誇っていたフェラーリ。
このコンサバなマシンがそれを正常進化させていたら・・・期待していいよね。
サイドポンツーン上部の凹みがバスタブというより排水溝になってますね。
ダウンスロープにしていないのは意地なのか空力モデルを変える余裕がもうないのか
サイドポンツーンは目立つ箇所ですがコンセプト全体にとっては取るに足らない形状なのでしょうかね?
フロントウィングのボルテックスジェネレーターが無くなりましたね
無くても安定した気流を流せるようになったということでしょうか
フェラーリもプッシュロッド式フロントサスペンションのまま現状維持派ですね。
ハースもフェラーリに追随している(ジュニアチーム、Bチームだから)ので同じ?
ハースがステーク(旧アルファロメオ)みたいにフェラーリから独立したオリジナルマシンになれば面白い事ですが、それは有り得ないですね。
現行PUについては信頼性向上を目的とする変更以外には既に開発凍結されているので構造的な変更は出来ないですが、
唯一セパレート式(スプリット式)ターボを採用しなかったフェラーリPUマシンは、
インダクションポッドの低さが際立っています(センターラインクーリングを使っていない事も有りますが?)
コンプレッサーへのエアー導入口である三角形状のエアースクープが、フェラーリマシンの顔とも言える個性を感じる部分です(カスタマーであるハースも同じ)