2月5日、ステークF1チーム(ザウバー)は「C44」を公開しました。
アルファロメオが撤退してアウディ参戦までの繋ぎとなる2年間。
新たなチームカラーが決まっています。
ブラックをベースに明るいグリーンを使ったカラーリング、赤っぽい印象を一気に覆す、そんな雰囲気を受けています。
ステークF1 ザウバー C44
C43
まとめ
C43がC42ベースの改造版と言ったところでしたが、今回のC44はベースを一新しております。
フロントサスペンションはプルロッドに変更されている。
昨年出来なかったトレンドデザインを最初から盛り込んだ基本的なマシンデザインになっています。
ノーズとフロントウィング全般は昨年の最終型をほぼ引き継ぐ形になっています。
トップチームでは排除されているタイヤ付近でフラップを立てるデザインが採用されており、はっきり言えば期待できないと思っています。
ノーズは最先端プレートまで下がっておりこちらも本当のトレンドになれないデザインです。
フロントが間違っていれば全てが狂ってしまう・・・。
フェンスの配置を見る限り何も変わっていない、大丈夫だろうか?
まぁこれは実車では無いので違う事を期待しておきます。
ジェームズ・キーって前任者のコンセプトを引き継いで無難に纏め上げたりするのは上手い気がしますけど
自分で手掛けたマシンなんかは尽く失敗している印象があります。
手先は器用で技術は高いけど創造性は低いって我々日本人の特徴を見事に表した人物かと(笑)
本当に能力が評価されていれば今頃はニューウェイの右腕か後継者になってるはずですよね。
彼の場合、何故か置き土産が活躍するんですよねw
C31、STR14、MCL60など
空力だけアップデートしていくと速くなっていく、ベースは間違っていないんです。
ベースが合っているのは重要な事、今回の移籍は2026に向けたものなので新レギュでのベース決めは問題ないかと思います。
ザウバーの弱さは空力なので、そこの補強が必要ですね。
素朴な質問ですが、ジェームズ・キーは空力担当の専門デザイナースペシャリストなのでしょうか?
F1マシンのデザインは、各コンポーネント(モノコックやギヤボックス、サスペンションなどのメカニカル構成部分)担当デザイナーと外側空力エアロパーツを専門にするエアロダイナミニストと呼ばれるデザイナーが2人三脚で共同設計するモノと思っていました。
以前のF1に遡れば1992年~1998年ウィリアムズ・ルノーでのパトリック・ヘッド(メカニカルデザイナー)とエイドリアン・ニューエイ(エアロダイナミニスト)によるFWシリーズ(FW14~FW19)や
1991年マクラーレン・ホンダMP4/6ではニール・オートレイ(メカニカルデザイナー)とアンリ・デュラン(エアロダイナミニスト)のような?
現在のF1マシンでは更に各コンポーネントを細分化して各エキスパートが担当する分業体制で、最終責任者(テクニカルチーフデザイナー)が全体をまとめる?
フロントサスペンションにプルロッド式を先に2022年から使っているレッドブルとマクラーレンに続いて2年遅れで採用してきましたね。
他チームにも波及すると思いますが?
新しいチーム名称となった旧アルファロメオもリヤサスペンションにプッシュロッド式を使っているのはレッドブルやマクラーレンと同じですが、これで組み合わせも全く同じパターンになりました。
プルロッド式フロントサスペンションのセットアップデータにおいては、先行するレッドブルやマクラーレンにアドバンテージ利点あるかも知れないですが、
マクラーレンで仕事していたジェームズ・キーのデザインがステークF1ザウバーに幾分反映されるのでは無いかと?
アストンマーチンと同じように2026年からは、カスタマーチームの立場から独立してアウディPUを使うワークスチームとなるので基礎固めもある?