2020年F1は、終盤の3連戦を残すのみです。メルセデスはベルギーGPでアップデートした後、今期の開発は停止しています。

追うレッドブルとフェラーリは、ここ数戦でアップデートを投入し、さすが予算TOP3チームというところを見せつけています。

2020年、最後のアップデートになるでしょう。

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レッドブルRB16

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ノーズ上面から周り込む空気とケープ先端で遮られる後ろの空気を吸い込み逃がすようなスリット

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メインプレート部分を1枚、フラップを4枚に変更しY250ボルテックスを作り出す先端を4つにしている。スイートスポットを増加させ、柔軟性を持たせる様なアップデート。(メルセデス型に酷似)

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ウェイストゲートパイプを下方に移動、アンダーカウル内空気排出をサポートし、結果的にディフューザー上面の空気の流れをサポートすると思われる。

フェラーリSF1000

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リアタイヤ前フロアにボルテックルジェネレーターを追加。(メルセデス型)

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ディフューザー上面中央とギアボックスをトンネル形状に塞ぐパーツを追加、2018年のように入口が狭いタイプではない。

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大きなケープが無いフェラーリは、ターニングベインに細かいボルテックスジェネレーターを追加。

まとめ

フェラーリは後半戦に入り、中団グループを抜け出すような速さを見せている。

特にルクレールのドライビングは目を見張るものがある。雨のトルコGPではタイヤ戦略などを絡めてベッテル3,ルクレール4位、エンジンはともかくマシン面ではこの終盤にきて良い方向であると言える。

 

レッドブルはトルコで大幅なアップデート、フロントウィングプロファイルを一新するなど驚くような開発をしている。ちょっと普通じゃ考えられないやり方です。

マクラーレンはノーズ変更をしてから、戦力ダウンしたように、すごく難しいはずなんですが、さすがにレッドブルはバランスが取れている。ウェイストゲートパイプに関しては来年を見越したものでしょう、機能低下するディフィーザーに重きを置いた格好です。

 

バーレーンとアブダビ、共に中間ダウンフォースセッティングのコースなため、誤魔化しが効きません。来年を占う上でも必見なグランプリとなるはずです。