5月28日に決勝が行われるインディ500の予選では、スポット参戦するアロンソがF1で言うところのQ3である予選最終セッションの「ファスト9」に進出し関係者やファンを大いに沸かせると。

ファスト9でも好タイムをマークし5番手のポジションを獲得した。日本期待の佐藤琢磨はそれを上回る4番手タイムを記録している。

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インディ500予選結果一覧

QP No Driver Total Time Speed
1 9 Scott Dixon 02:35.0630 232.164
2 20 Ed Carpenter 02:35.3976 231.664
3 98 Alexander Rossi 02:35.5163 231.487
4 26 Takuma Sato 02:35.5981 231.365
5 29 Fernando Alonso (R) 02:35.6423 231.300
6 21 JR Hildebrand 02:35.9191 230.889
7 10 Tony Kanaan 02:35.9601 230.828
8 27 Marco Andretti 02:36.1998 230.474
9 12 Will Power 02:36.3859 230.200
10 28 Ryan Hunter-Reay 02:35.5463 231.442
11 19 Ed Jones (R) 02:36.1293 230.578
12 16 Oriol Serva 02:36.3118 230.309
13 7 Mikhail Aleshin 02:36.3377 230.271
14 15 Graham Rahal 02:36.3499 230.253
15 8 Max Chilton 02:36.4758 230.068
16 83 Charlie Kimball 02:36.5514 229.956
17 5 James Hinchcliffe 02:36.6169 229.860
18 22 Juan Pablo Montoya 02:36.8180 229.565
19 3 Helio Castroneves 02:36.8528 229.515
20 77 Jay Howard 02:36.9213 229.414
21 24 Sage Karam 02:36.9447 229.380
22 2 Josef Newgarden 02:37.5488 228.501
23 1 Simon Pagenaud 02:37.8303 228.093
24 14 Carlos Munoz 02:37.9497 227.921
25 88 Gabby Chaves 02:38.6458 226.921
26 4 Conor Daly 02:38.9831 226.439
27 50 Jack Harvey (R) 02:39.4741 225.742
28 63 Pippa Mann 02:39.9944 225.008
29 11 Spencer Pigot (R) 02:40.6768 224.052
30 44 Buddy Lazier 02:41.1340 223.417
31 17 Sebastian Saavedra 02:42.7911 221.142
32 40 Zach Veach (R) 02:42.8360 221.081
33 18 James Davison No time No speed
http://www.indycar.com/

予選でパワーダウンしたアロンソ

インディ500の予選ではターボのブースと圧が1.4barと決められていて、アロンソのエンジンは予選中にブースト圧が規定をこえてしまうトラブルに見舞われパワーダウンしていた。

インディカーはセンサーがブースト圧が1.4bar越えを検出するとCPUが自動でパワーカットする仕組みになっている。

アロンソのエンジンは予選前にトラブルが発覚して載せ替えしている。これが原因で予選中のパワーカットトラブルに見舞われたらしい。

エンジン載せ替えの際、アンドレッティチームのメカニック全員で作業して予選に間に合わせたという事だから、アロンソに対する期待とサポート体制は素晴らしいの一言に尽きますね。

予選でクラッシュしたセバスチャン・ボーデ(ブルデー)の無事に一安心

セバスチャン・ボーデのクラッシュですけど、当たる角度がタンブレロに突っ込んだセナと同じような角度でドキッとしました。

ダラーラの頑丈なマシンのおかげて命に別状は無く、骨盤の骨折など復帰にはかなり時間がかかりそうです。

予選1日目ハイライト⇒http://www.indycar.com/Videos/2017/05/05-20-Indy-qual-day-1-highlights

予選2日目ハイライト⇒http://www.indycar.com/Videos/2017/05/05-21-Indy-qual-day-2-highlights

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以下のコメントはホンダ公式サイトhttp://www.honda.co.jp/INDY/race2017/rd06/poleday.htmlより引用しております。

佐藤琢磨(4番手)コメント

「今日の予選は攻めた走りをしました。3周目と4周目は本当に限界の走りとなっていて、壁にホイールを接触させたほどでした。しかし、そのまま走り続けることができました。私としては、グリッド2列目に着くことができて本当にうれしいです。もちろんフロントローの方がよかったですけど。今日の予選で私たちはすばらしいチームワークを発揮しました。そのおかげで手にできたスターティンググリッドにとても満足しています。決勝は予選とは違ったシナリオとなるでしょうが、私たちのマシンは高い戦闘力を備えています。レースでそれを証明できることを楽しみにしています」

フェルナンド・アロンソ(5番手)コメント

「今日の予選でのマシンは限界ギリギリの状態にありました。ポールポジションが獲得できるマシンになっていたのか、私には分かりませんが、かなりそれに近いものに仕上がっていたのは間違いないでしょう。2ラップ目の最終コーナーの立ち上がりでブースト圧が上がり過ぎる症状が出ましたが、そのときにはブレーキを踏んでしまったかのようでした。そこでギアを1つシフトダウンし、スピードを再び上げるよう努めました。コントロールラインを横切ったときのスピードは225mphあたりで、もう予選アタックは失敗だとピットレーンに戻ろうとしたほどでした。しかし、私は走り続け、次のラップを速く走ることができました。この結果には、うれしい驚きと達成感、そして喜びを感じました。インディ500は世界最大のレースです。それをここへ来た最初のときから感じています。週末になってスピードを上げることができ、マシンをさらに感じ取れるようになりました。予選を見るためにとても多くのファンが集まっています。インディ500は特別なイベントです」

アロンソと琢磨に期待

今年のインディホンダは何かといい材料がそろっているようで、エンジン面とエアロパーツ面にて優位な状況にある。アンドレッティもその優位性とチーム面でのサポート体制がアロンソを助けると言っていてチャンスの年との事。

アロンソは決勝でも大活躍しそうですね、そして今年でもう40才となる琢磨にも期待です。

決勝で多重クラッシュなどが起きないよう祈ると共に、レースでは全ドライバー無事に走り切ってもらいたいと思っています。

リアルタイムで見るつもりはなかったけど、段々と見たくなってきました。

でも月曜日仕事なんだよなぁ・・・。