メルセデスのフロントロー独占、3番手のフェルスタッペン、トップ3ポジションはある意味指定席となっている予選結果です。
夏のバルセロナは、タイヤへの負担が未知数、この3人は金曜フリー走行のロングランタイムで同等なペースを示している。三つ巴の優勝争いに期待です。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約22秒です。
スペインGP決勝レポート
天候は晴れ、気温30℃、路面温度48℃でスタートしました。

スタートではフェルスタッペンが2位へ、ボッタスはストロールにも前に出られ4位へ後退。ガスリーは8位まで上げる。
Lap2終了時点
Lap3:ハミルトンは若干ペースを落としてタイヤマネージメントしています。
Lap5:ボッタスはストロールをパス3位、ベッテルはクビアトをパス11位
ある程度間隔をとって走る各車、いつものバルセロナになっています。あぁ~暇だなぁ(笑)
Lap10:ハミルトンがペースアップ
Lap12終了時点
Lap17:ハミルトンはストロールに21秒差つけています。
Lap18:アルボンはHへ16位、ハミルトンとフェルスタッペンは5秒差になっています。
Lap20:オコンとアルボンはライコネンをパス
Lap22:フェルスタッペンはMへ3位、ガスリーはMへ13位
Lap23:サインツはSへ13位
Lap24:ハミルトンはMへ1位、ボッタスはMへ3位、メルセデスは9秒間隔のダブルピットストップを決めています。
Lap24終了時点
Lap28:ストロールはMへ8位
Lap29:ペレスはMへ、ルクレールはMへ、ベッテルはSへ、8位オコンの後ろは大渋滞
トップ3は後方に40秒以上差をつけています。
Lap34:アルボンはオコンをパス8位、一気にペースアップ23.6秒台はトップ3の次に速いラップです。
Lap35:オコンはSへ
Lap36:リカルドはSへ13位
Lap38:ルクレールがターン15でシャットダウンしてスピン、再起動して走りだしましたがピットへ入りリタイアしています。
ハードのアルボンにミディアムのガスリーが追い付き差は1秒以内です。
Lap40:アルボンはMへ11位
Lap42:フェルスタッペンはMへ3位、バックマーカー処理で
Lap43:サインツはMへ9位、アルボンのギリギリ前でした。
Lap43終了時点
Lap44:ストロールはSへ8位
Lap46:ノリスはMへ11位
Lap47:クビアトはMへ12位
Lap49:ボッタスはSへ、7秒前のフェルスタッペンへ追撃を開始。
Lap50:ハミルトンはMへ1位で復帰、雲が多くなり路面温度が43℃まで低下しています。
Lap54:ハミルトンは5位ベッテルを周回遅れにする。
ペレスにはブルーフラッグ無視で5秒ペナルティ、クビアトにもブルーフラッグ無視で5秒ペナルティです。
Lap57:ストロールはベッテルをパス5位、ベッテルはSで26周走っておりあと10周を走り切る作戦に変更しています。
ハミルトンは4位ペレスを周回遅れにしています。
Lap60:サインツはベッテルをパス6位
ソフトに変えたボッタスはフェルスタッペンとの差を全く詰めれず6秒差です。
Lap65:ボッタスはMへ、ファーステスト狙いです。ベッテルは5台を引き連れてファイナルラップに入りました。
Lap66終了:ハミルトンは余裕のトップチェッカー、フェルスタッペンは2位、ボッタスはファーステスト、ベッテルは7位を守りました。
スペインGP決勝結果
まとめ
ハミルトンが王者の貫禄で優勝!4位まで周回遅れにする驚異のスピードでした。
スタートでハミルトンのスリップに入り2位にあがったフェルスタッペンは、3位ボッタスに前に出さないように戦略をコントロール、そのまま2位チェッカーを受けた。

ベッテルは入賞のために戦略を変更、ソフトを36周も保たせる(予選で使った3Lapoldなんだよね)丁寧なドライビングで11位⇒7位となった。もっと上位でこういう戦いを見たいが今のフェラーリではこれが限界です。
タイヤ的には何も起こらない状況、終盤にかけて路面温度が下がった事もそれを助けてしまったようだ。
やはり、前戦は内圧を上げすぎた事によるイレギュラーなレースだった。普段通りなら、頑張った2位フェルスタッペンでも24秒差、ハミルトンはもう一度ピットストップしても勝ててしまう強さなのです。
色々と期待はあったけど、まぁいつものスペインGPだったなぁ・・。
次戦は2週後のベルギーGPとなります。
アルボンにハード履かせたのは何故?
ハード履かされてオコンの後ろに出たのが最悪でしたね。
結局、ハードではペースが悪く再度タイヤ交換。
このチーム戦略のミスでポジション2つくらい損したように感じました。
もしかしてフェルスタッペンの為にハードタイヤのペース確認でもしてた?
フェラーリはルクレールがリタイアしたら帰る用意でもしてたんですかね?
ベッテル意地の7位入賞でした。
来期はレーシングポイント移籍との情報もありますが、本当に移籍が確定したらベッテルの精神的状況も少しはマシになるかな?
アルボンがミディアムを1セットしか持っていないからですよ。
アルボンの持ちタイヤ
中古ソフト4、新品ミディアム1、新品ハード1
アルボンが戦っていたのは終始サインツです。
ピットストップタイミングには全てサインツが絡んでます。
アルボンのレースは、サインツと6位を争ってるものだったという視点で見れば
レースでの戦略ミスはなかったと思います。
ハードは、あの時点における雨のリスクやSCが入る可能性を考慮すれば極めて妥当な選択です。
2位表彰台のマシンが、マクラーレンと6位を争ってるとは思わないので、一見すると変な戦略のように見えますけどね。
レッドブルのタイヤが全然保たなかったという意外性はありましたが、今回のアルボンは金曜のロングランデータ通りの走りだったという印象です。
なるほど!驚くほどすっきりと納得しました。
もっと広く深く見れるように精進せねば。
フェラーリのベッテルとの無線は思わず「はぁ?」と声が出ました。
フェラーリ「そのまま最後までいけるかい?」
ベッテル「もっと早く聞けよ!?」
みたいな。
素晴らしい解説ありがとうございます。
いや~全然見てなかったなぁっと気づかされました(笑)
あぁ、またハミルトンの勝利か…。
つまらないな。
7年も1強体制が続くなんて誰も予想できないですよ。
メルセデスのマシン作りは素晴らしいし、エラーがあってもカバーできるハミルトンも素晴らしい。
来年含めて根本的に追いつける要素が無いところが、つらいです。
ハハ、マクラーレン・ホンダの天下も4年間だったし、2000年代フェラーリ天下も5年間。現在のメルセデス天下はもはや7年目。一体誰が予知出来たでしょう。いる訳ないかな?ですよね。あぁ…。ハミルトンの大暴走?は一体いつ途切れるのでしょうか?止められるのは…マックスだけでしょうか?
ハミルトンとトト・ウルフの2人三脚でやっきた賜物と思いますね。
今シーズンもドライバー、コンストラクター共にタイトル獲得は濃厚ですね(^.^)
今のところ、マックスはボッタスを押さえてドライバーランキング2位なので、昨年度3位を上回る成績が現実的目標かと?
レッドブルホンダもコンストラクターランキング2位で、同じく昨年度3位よりも上(フェラーリが不振という事もあるが)
メカ、テクノロジーからの視点から見る事が多いので飽きる事も無ければつまらない事もありまへん笑
レース中なんかここでウエストゲート開くんだーとか、サスアームの動きに見とれてます笑
実力の差がはっきりと出てしまったレースでしたね
ホンダは果たして今年にあと何度、実力で勝てるでしょうか?
今のままではほとんど不可能に思えます
それでも諦めずに頑張って欲しいです
実力だけなら勝てない、メルセデスのタイヤトラブル次第ですね;;
7速ぐらいまでの加速差が大きく、エンジン本体差は少ない気がします。280以降であれば同等です。
デプロイやMGU-Kの差があるのかも?コーナー立ち上がりで踏めないマシンの差も大きそう。
スピードがのると最大パワーが安定する空冷インタークーラーなので、低中速度域での圧縮空気冷却差もあるかもしれない。