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2021年のF1は第6戦となり、メルセデスとフェラーリは、2kmの全開区間があるバクー市街地サーキットに合わせて、2基目のパワーユニット(エンジン)を投入しています。

ラッセルはプラクティス3でウォーターポンプの水漏れが発生、1基目に戻している。

ホンダは、土曜日に2基目投入との噂が流れたが、田辺さんは予定はまだ無いと答えており、前半戦から金曜と土曜に交換するやりくりを、あまりしない計画のようです。

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R6アゼルバイジャンGP予選時PU使用状況

NO Car Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
44 Mercedes Lewis Hamilton 2 2 2 2 1 1 2
77 Mercedes Valtteri Bottas 2 2 2 2 1 1 2
33 RBR Honda Max Verstappen 1 1 1 1 1 1 2
11 RBR Honda Sergio Perez 1 1 1 1 2 2 2
3 McLaren Mercedes Daniel Ricciardo 2 2 2 2 1 1 2
4 McLaren Mercedes Lando Norris 2 2 2 2 1 1 2
18 AstonMartin Mercedes Lance Stroll 2 2 2 2 1 1 2
5 AstonMartin Mercedes Sebastian Vettel 2 2 2 2 1 1 2
14 Alpine Renault Fernando Alonso 1 1 1 1 1 1 5
31 Alpine Renault Esteban Ocon 1 1 1 1 1 1 4
16 Ferrari Charles Leclerc 2 2 2 2 1 1 3
55 Ferrari Carlos Sainz 2 2 2 2 1 1 3
22 AlphaTauri Honda Yuki Tsunoda 2 2 2 2 3 3 3
10 AlphaTauri Honda Pierre Gasly 1 1 1 1 2 2 2
7 Alfa Romeo Ferrari Kimi Räikkönen 2 2 2 1 1 1 3
99 Alfa Romeo Ferrari Antonio Giovinazzi 2 2 2 1 1 1 3
9 Haas Ferrari Nikita Mazepin 2 2 2 1 1 2 3
47 Haas Ferrari Mick Schumacher 2 2 2 1 1 1 3
63 Williams Mercedes George Russell 2 2 2 2 1 1 2
6 Williams Mercedes Nicholas Latifi 2 2 2 2 1 1 2

※緑が今回の新規導入コンポーネント

ここまでのPU状況

ホンダは開幕直後にあったES,CE問題を解決している。

振動・冷却・電圧など色々なトラブル原因が囁かれているが、真相は公開されていない。

角田のイモラでクラッシュしたPUが、使えるかどうかも未だに発表されていないが、最後尾スタートを利用して3基目ES,CEを投入しグリッドペナルティを受けた。問題の無い2基を確保できている。

ガスリーとペレスは2基目、後半戦において3基目でペナルティを受ける可能性が高い。

 

メルセデスとフェラーリはルーティン通りに運用できると言える。

メルセデスはウィリアムズだけがシャットダウン現象に見舞われる事が多いが、チームが用意する補器類との相性などが考えられる。異常を検知するとセーフモードになりパワーユニットをしっかりと守っている。

 

ルノーは、エンジン自体は頑丈になっているようですが、エキゾーストマニホールド(エンジンからタービンまで)の交換が激しい。

年間8基しか許されないが、アロンソは5基目、オコンは4基目となり、6戦目で既に半分以上の使用数になっている。

なぜなんだ?色々と考えてみたが、熱害しか考えられない訳でして、ルノーは排熱が多いと思われる。

ホンダがバルブの挟角化で排熱が減ったと公表している事から、ルノーエンジンはブースト依存型・燃焼フロー重視傾向のエンジンであると推定される。

しかし、脆すぎでしょう。

 

ホンダは2019年後半から採用した、熊本製作所のメッキ加工が燃焼室の損傷に対して、驚くべく効果を上げている。

ちょっと調べてみたけどバイクの生産が主な工場、単気筒ベース266ccのF1エンジン、燃焼室の方向性もだけどバイクエンジン技術の流用が大きな効果を上げているのかな?

一番得意とするところに答えがあったって感じですかねぇ。