シンガポール・マレーシアに見られた各チームのアップデートの数々、その中でも特に大きく変わったところに注目してみます。

レッドブルがフェラーリをコピーしたり、フェラーリがメルセデスをコピーしたりと各チームがやっている利点を理解して導入するケースが目立っています。

画像はF1i.comより引用しています。

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レッドブル:サイドディフレクター

フェラーリが序盤から使っていたものに類似したものをレッドブルはシンガポールより導入しています。フロントタイヤの乱流からサイドポットを守る役割があるらしい。

フェラーリ:インダクションポッド

昨年からメルセデスはインダクションポッドを大型化している。フェラーリもマレーシアから同様な形状のものを導入した。インタークーラーやMGU-Hの冷却効率を上げるものらしい、MGU-Hなどは冷やせば冷やすほど効率が上がるので理にかなっている。新しいICEの冷却需要を満たすものとの見解もある。ルノーやフォースインディアも大型なものを今年初めから使っている。

トロロッソ:T(ハンガー)ウィング

トロロッソはようやく2枚羽バージョンをマレーシアで導入している。マクラーレンが初めて導入したものに酷似しています。

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メルセデス:フロントターニングベーン

イカの頭みたいな変な形状のターニングベーンをマレーシアでアップデートしたメルセデス。フロア下へ導く気流の安定化を狙っている。ボッタスのみ使用したがうまく作動できずにいた模様。かなり独自路線を突き進む空力は見たのカッコ悪さも倍増しています。

まとめ

他チームも毎グランプリ何かしらのアップデートはしてきています。細かすぎて伝わりませんけどね。アップデートの早さはやっぱり予算に比例します。

レッドブルなんかは序盤に比べたらバージボードエリアは全くの別物に変わっています。そしてマシンの戦闘力がアップしているところを見てもバージボードエリアが今年のキーポイントだったのは言うまでなく事実でした。

ニューウェイ先生が今年の反省を踏まえた上でつくる来年のマシンは楽しみな点の一つです。