予選はボッタスが2回目のポールを獲得しています。フェラーリはベッテルが僅差で2位、ハミルトンは3位でした。4位ライコネンはタイム差が大きく後ろのレッドブルとの戦いになりそうです。
スターティンググリッド
ハミルトンがギアボックスペナルティで5グリッド降格になっています。
pos | ドライバー | pos | ドライバー |
---|---|---|---|
1 | V.ボッタス | 2 | S. ベッテル |
3 | K. ライコネン | 4 | D.リカルド |
5 | M.フェルスタッペン | 6 | R.グロージャン |
7 | S. ペレス | 8 | L.ハミルトン |
9 | E.オコン | 10 | C.サインツ |
11 | N. ヒュケンベルグ | 12 | F.アロンソ |
13 | S. バンドーン | 14 | D.クビアト |
15 | K.マグヌッセン | 16 | J.パーマー |
17 | F.マッサ | 18 | L. ストロール |
19 | M. エリクソン | PIT | P.ウェーレイン |
オーストリアGP決勝リポート
71周で争われる決勝レース、天候は晴れ、路面温度は48℃となっています。
前半戦
スタートではボッタスが好スタートでベッテルが続きリカルドが3位に上がりました。ライコネンはコースアウトして5位まで後退。
フェルスタッペンがスタートを大失敗、アロンソはクビアトに突っ込まれてスピンしてフェルスタッペンを巻き込んでしまいました。2台ともリタイアです。
3周目ライコネンがグロージャンを抜き4位へ
6周目ボッタスに対してジャンプスタートの審議がかけられています。ハミルトンはぺレスを抜き6位へ
7周目ボッタスはベッテルに2.8秒差を付けています。
8周目ハミルトンがグロージャンを抜き5位へ
10周目やっと落ち着いた順位はボッタス、ベッテル、リカルド、ライコネン、ハミルトン、グロージャン、ペレス、オコン、マッサ、ストロールまでが10位
ウィリアムズが混乱を利用して9、10位まで上がっています。マッサはソフトタイヤスタートです。
15周目ヒュルケンベルグがソフトへ
19周目ライコネンとハミルトンの差が1秒以内となっています。ボッタスはベッテルに5秒差つけています。
ボッタスのジャンプスタートは結局おとがめなしとなりました、反応速度が0.2秒と驚異的な記録でした。
中盤戦
25周目ボッタスは8秒台を連発してライコネンに対して22秒のピットロスタイム分をつけようとしています。
28周目ボッタスとベッテルは8秒差となっています。ボッタスに何か無ければ逆転は不可能ですね。
30周目マグヌッセンがスローダウンしています。白煙が上がっていて、油圧系のトラブルでリタイアしました。
32周目ハミルトンはUSへ交換です。意外な展開となりました。ライコネンをアンダーカットする作戦です。
34周目リカルドはSSへ
35周目ベッテルはSSへ
42周目ボッタスがSSへ交換しました、ベッテルの前に戻っています。USをここまで走らせました。
終盤戦
43周目オコンはSSへ
44周目USで走り続けるライコネンにボッタスが追いつきました。そしてあっさり抜かれてしまいました。壁役にもなれなかったライコネンは45週目SSへ交換しました。
46周目サインツがピットへ入りリタイアしました。
47周目ボッタス-4秒-ベッテル-4秒-リカルド-4秒-ハミルトン-9秒-ライコネンまでのタイム差間隔となっています。
55周目ハミルトンとリカルドの差は3秒台になっています。
58周目ボッタスとベッテルの差は3秒台へ
63周目リカルドとハミルトンの差は1.3秒へハミルトンの30周使っているUSはまだまだいけそうです。
65周目ラスト6周となっています。リカルド対ハミルトンが面白くなりそうです。ハミルトンがファーステストで追っています。
残り4周ボッタスとベッテルは1.2秒差、リカルドとハミルトンは1.2秒差
69周目ハミルトンはDRS圏内へ
ファイナルラップ、ベッテルもDRS圏内へ
4台の争いは白熱し戦いになっています。
ボッタス、リカルドがポジションを守り切りました。
ボッタスが2勝目、ベッテルが2位、リカルドがまたも表彰台フィニッシュです。
オーストリアGP結果
順 | ドライバー | チーム | Laps | ギャップ | ピット |
---|---|---|---|---|---|
1 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 71 | 1:21’48.527 | 1 |
2 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 71 | 0.658 | 1 |
3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 71 | 6.012 | 1 |
4 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 71 | 7.430 | 1 |
5 | キミ ライコネン | Ferrari | 71 | 20.370 | 1 |
6 | ロマン グロージャン | Haas | 71 | 1’13.160 | 1 |
7 | セルジオ ペレス | Force India | 70 | 1 lap | 1 |
8 | エステバン オコン | Force India | 70 | 1 lap | 1 |
9 | フェリペ マッサ | Williams | 70 | 1 lap | 1 |
10 | ランス ストロール | Williams | 70 | 1 lap | 1 |
11 | ジョリオン パーマー | Renault | 70 | 1 lap | 1 |
12 | ストフェル バンドーン | McLaren | 70 | 1 lap | 2 |
13 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 70 | 1 lap | 1 |
14 | パスカル ウェーレイン | Sauber | 70 | 1 lap | 1 |
15 | マーカス エリクソン | Sauber | 69 | 2 laps | 1 |
16 | ダニール クビアト | Toro Rosso | 68 | 3 laps | 3 |
カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 44 | 2 | ||
ケビン マグヌッセン | Haas | 29 | 1 | ||
フェルナンド アロンソ | McLaren | 1 | 1 | ||
マックス フェルスタッペン | Red Bull | 0 |
まとめ
ボッタスが初のポールトゥウィンを達成!通算2勝目おめでとう。
スタート以外は目立った混乱もなくクリーンなレースでしたね。最後までタイム差が広がらずに接戦で終盤のボッタスとベッテル、リカルドとハミルトンの白熱した戦いは熱かったです。
ハミルトンはきっちり追い上げて4位でしたが、上々な結果だと思います。
予選であれだけ苦労したウィリアムスが9、10位ダブル入賞しています。トラブル無くパワフルなPUの利点を存分に発揮した結果ですね。
タイヤ戦略面ではUSが異常な耐久力をみせたため、SSへ1ストップとなり面白味に欠けましたが最終的にドライビング勝負になって良かったです。
表彰台では恒例のシューイが行われベッテルは逃げ、インタビュー中だったボッタスは手で阻止してインタビュアーのブランドルが餌食になりました。
この罰ゲーム的なシューイはそろそろいいですw
次戦は1週間後のイギリスGPです。ハミルトンが異次元の速さを見せるのか?ボッタス、ベッテルが食らいつくのか?楽しみなグランプリとなりそうです。
F1.com動画リンク
アロンソにクビアトが追突⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/7/Race__Kvyat__Alonso_and_Verstappen_come_together_at_Turn_1.html
オーストリアGP決勝ハイライト⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/7/Race_highlights_-_Austria_2017.html