ピレリは2017年の車両規則改正に伴って、各コンパウンドを硬めにし壊れにくいものにしていました。
そのおかげでレースでは1ストップが主流となり、ある意味健全なレースだったとは思いますが、ポジション変動が無く退屈なレースが多かったような気がします。
2018年はそんな状況を打破するべくシミュレーションソフトで、あらゆる戦略の可能性を探っているのとの事。
今回の記事はmotorsports.com海外版の翻訳です。
引用元:https://www.motorsport.com/f1/news/pirelli-using-new-software-to-spice-up-f1-strategies-1010964/?s=1
ピレリは2回のピットストップを奨励する
イタリアの会社は、シミュレーションを使用して、目標を達成するための3つのコンパウンドの最良の組み合わせを見つけることもあります。たとえば、複合ステップを「飛び越える」ことを意味し、たとえばスーパーソフトではなくソフトを指します。
ピレリは2回のバルセロナテストとその後のレースの週末のデータを使ってソフトウェアをアップデートする。
ピレリF1のボス・マリオ・イゾラ氏は、「私たちは今、この冬に作ったソフトウェアで、3つの異なるコンパウンドで、すべての組み合わせを作るのに非常に優れたツールを持っています。
また、このソフトウェアは、一定のレース時間間隔で戦略の数を戻しています。
「戦略の数が最も多い3つのコンパウンドを常にピックアップしていますが、通常は2つのストップがありますが、2つのストップだけではなく、紙面上で戦略の数が増えています。トラック上でより多くの行動を取ろうとする。」
「ソフトウェアとは、迅速な比較が可能なツールですが、適切な数値を入力する必要があります。ここから適切な数値を集めると、ソフトウェアを更新して新しいシミュレーションを作成し、選択。」
「私たちは異なるシステムを持っていましたが、過去には1つしか持っていませんでしたが、今ではより多くの情報を検討している新しいシステムがあります。」
コンパウンド間のデルタ・ラプティムは、ピレリがその選択を促す可能性がより低い、「ジャンプ」する必要があるかどうかを決定する。
ソフトとスーパーソフトとウルトラソフトが近すぎることを発見した場合は、ミディアム・ソフト・ウルトラソフトで中国と同じように指名することができます。選択を決定するためにコンパウンド間のデルタ・ミッションを収集することが重要です。
「アブダビで見た数字を確認すると(11月のテスト)、ソフトとスーパーソフトの間には0.6秒、ウルトラソフトに対するスーパーソフトは0.4秒でした。それに応じて選択肢を微調整し、最高の組み合わせを試みることができます。」
まとめ
ピットストップを増やすことは、強制的に順位変動を作り出してレースを面白くするためには必要な要素です。
ピレリもなんだかんだ言われながらも頑張ってるんですね。
F1は大体マシン差順に走る事になるので、延々隊列が続いて面白くないと思う方々が多いと思われますが、これは今後も変わりません。
2018年はタイヤ戦略による、順位変動とタイヤの性能差を利用したオーバーテイクも増えるはずなので、見ごたえとしては2017年より増えるでしょう。