プレシーズンテストは7日目が終了し、残りは1日となりました。
予選想定アタックが数多く行われ各チームの速さが段々と見えてきました。フェラーリはタイムシートと周回数でトップを記録、ベッテルの意気込みが伝わってきます。
トロロッソホンダは順調そのもの、午後の最後に行ったアタックラップが3番手となっています。
プレシーズンテスト7日目結果
順 | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ | タイヤ | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:17.182 | HS | 188 | |
2 | K.マグヌッセン | ハース | 1:18.360 | 1.178 | SS | 153 |
3 | P.ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1:18.363 | 1.181 | HS | 169 |
4 | N.ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:18.675 | 1.493 | HS | 79 |
5 | C.サインツ | ルノー | 1:18.725 | 1.543 | HS | 69 |
6 | S.バンドーン | マクラーレン | 1:18.855 | 1.673 | HS | 151 |
7 | M.エリクソン | ザウバー | 1:19.244 | 2.062 | HS | 148 |
8 | L.ハミルトン | メルセデス | 1:19.296 | 2.114 | M | 84 |
9 | V.ボッタス | メルセデス | 1:19.532 | 2.350 | M | 97 |
10 | R.クビカ | ウイリアムズ | 1:19.629 | 2.447 | SS | 73 |
11 | S.ペレス | フォース・インディア | 1:19.634 | 2.452 | HS | 159 |
12 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1:19.842 | 2.660 | S | 187 |
13 | L.ストロール | ウイリアムズ | 1:20.262 | 3.080 | US | 67 |
スピードトラップ
各速度データまとめ
順 | ドライバー | SPDT | Finish | Trap-F | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
1 | V.ボッタス | 332.3 | 290.3 | 42.0 | 210.7 |
2 | S.ペレス | 330.2 | 287.2 | 43.0 | 210.4 |
3 | S.ベッテル | 327.2 | 291.8 | 35.4 | 217.1 |
4 | R.クビカ | 327.2 | 288.0 | 39.2 | 210.5 |
5 | M.フェルスタッペン | 327.2 | 284.2 | 43.0 | 209.9 |
6 | M.エリクソン | 326.2 | 288.0 | 38.2 | 211.5 |
7 | K.マグヌッセン | 324.3 | 287.2 | 37.1 | 213.9 |
8 | P.ガスリー | 324.3 | 287.2 | 37.1 | 213.9 |
9 | L.ハミルトン | 324.3 | 284.9 | 39.4 | 211.3 |
10 | N.ヒュルケンベルグ | 323.3 | 281.2 | 42.1 | 213.0 |
11 | C.サインツ | 316.7 | 283.4 | 33.3 | 212.9 |
12 | L.ストロール | 315.7 | 285.7 | 30.0 | 208.8 |
13 | S.バンドーン | 315.7 | 283.4 | 32.3 | 212.5 |
SPDT=スピードトラップ
Finish=フィニッシュライン通過速度
Trap-F=スピードトラップ-フィニッシュ
ベストセクタータイム
テスト7日目リポート
午前中最後のアタック合戦が面白かった。
一時ガスリーが1:17.805でベッテルに次ぐ2番手、まじか?っと思ったらシケインカットで抹消でした。ツイートしたけど消しておきました(こらこらw
トロロッソの面白ツイート
Found the culprit!
Apparently they wanted to test our ‘head’ of aerodynamic’s downforce pic.twitter.com/Vu9p7ysmhp— Toro Rosso (@ToroRosso) 2018年3月8日
彼の頭の空力をテストしたようですw
仮にも公式ツイートでのこのユーモアのセンスいいね。ホンダは本当に最高のパートナーに巡り合えたと心底思います。
今年もそれなりにトラブルも出るでしょうけど、トロロッソのこの明るさがホンダを救うでしょう。「つらい時こそ笑え」です。
ハースがスーパーソフトでこのタイムは驚き!コンディションなどの部分でタイヤの作動にピッタリはまったのでしょう。
心配なのはフォースインディアですね、今のところ目立った動きが無い。HSでもこのタイムどうしたんだろうか、見た目にもほとんど変わらないマシンは正常進化していないのか。
エンジニアの神野さんも今頃頭を抱えているかもしれない。ブログはこちら
メルセデスとレッドブルはレースシミュレートに徹しているようです。ミディアムで2秒弱のタイム差は、タイヤ差で約2秒+燃料量などを加味すればフェラーリの位置には確実にいるって事ですね。
メルセデスが最終日速さを見せつけるか?隠すか?昨年もこんな感じだったような気がする。
まとめ
オートスポーツの記事に触発されて、フィニッシュラインとスピードトラップの速度差データを追加してみました。
この速度差はパワーとドラッグの関係性を図るのにわかりやすいデータとなります。
速度差が大きければパワーがある、ドラッグ少ないなどと考察できます。ただデータとしてはベストラップに記録されたもの(全体ベストデータ)ではないのですが、ベストタイム時に大体ベストな速度がでています。
特にルノー勢との差は面白い結果だと思います。
ホンダがしっかり走ってくれるだけで、テストがこんなに楽しいなんて思いもよらなかったです。
昨年は私自身もマクラーレン同様に批判するしか出来なかったし、来年こそは褒めちぎらせてくれと思ってブログを更新していました。
4年目にしてやっと春がきた!そんな思いです。
悪くないですね
ここまでのプレシーズンテストの結果を見てみると”トロロッソ・ホンダは今年は4番手争いか”の評判は伊達ではなさそうですね
少なくともMCLの前を走れそうな予感がしてきました
ガスリーのコメントなんかを見てもマシンコントロールがし易く変な挙動も出てない事がうかがえるし、それがタイムに出てるのでしょう
ホンダは2輪も4輪もそうですが操安性を犠牲にすることなくピークパワーをリニアに目標ポイントに持ってくるような性格付けがなされてるような気がします
トロロッソ・ホンダですがホンダワークスを見てるような気がするのは私だけでしょうか
ホンダありき、パワーユニットありきなトロロッソの答えが鍵を握ってますね。
昨年基本に立ち戻ったホンダは、頑張ってきたコンパクト路線が生き、今年になって更に融合された証でしょう。
まだまだメルセデスの足元にも及ばないけど追いつける可能性が出てきました。
『一歩一歩』本来持つ正常進化パフォーマンスを示すホンダ!
◎各速度データまとめ(≒パワーランク…)
この表ありがたいです。
依然、「T.Rosso HONDAは、信頼性&パワーも競争性ある事示していますね!」
また、今年のSTR13が、Power Unitのパワー面のポテンシャルを引き出し、かつ、冷却系とうの影響からPUのトラブルを引き出さない信頼性ある車体も“ありがたい”ですね!。
そして、
Mr.Pierre Gasly and Mr.Brendon Hartley、今シーズンから初フルエントリーですが、F1レベルでも競争的速さ示し、スピンなどでマシン傷める事無く戻ってくる事もチーム全体的スムーズさに繋がり“ありがたい”ですね。
〜“現在&前任者の方々の耐えて積み重ねた弛まぬ努力も実り始めて”〜
Sportiva 3/8付け
LUCKY Pearson New Boss田辺さんインタビューリポートがありました。前回お二人と違い「Beast!」系という紹介はありませんでした (笑)。キーワード『一歩 一歩』です。