F2に参戦が決定している福住に続いて、牧野 任祐(まきの ただすけ)も参戦が決定した。二人ともホンダ育成ドライバーであり、ホンダがとうとう本腰入れて日本人F1ドライバーを誕生させようとしている。
所属チームは2017年チャンピオンの「ロシアン タイム」であり、チーム力と言う面では申し分ない。
牧野は2017年ヨーロピアンF3に参戦してシリーズ15位と目立った成績は残せていないが、2017年12月に行われたF2のアブダビテストでは福住を上回るタイムを記録している。
2017年FIA F2 アブダビテスト3日間総合結果
順 | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ |
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1 | Alexander Albon | DAMS | 1:48.110 | |
2 | Norman Nato | Rapax | 1:48.115 | 0.005 |
3 | Louis Delétraz | MP Motorsport | 1:48.282 | 0.172 |
4 | Nyck De Vries | PREMA Racing | 1:48.380 | 0.270 |
5 | Jack Aitken | ART Grand Prix | 1:48.422 | 0.312 |
6 | Nicholas Latifi | DAMS | 1:48.452 | 0.342 |
7 | Arjun Maini | RUSSIAN TIME | 1:48.555 | 0.445 |
8 | Tadasuke Makino | RUSSIAN TIME | 1:48.636 | 0.526 |
9 | Santino Ferrucci | Trident | 1:48.648 | 0.538 |
10 | Oliver Rowland | Racing Engineering | 1:48.661 | 0.551 |
11 | Lando Norris | Campos Racing | 1:48.710 | 0.600 |
12 | George Russell | ART Grand Prix | 1:48.805 | 0.695 |
13 | Artem Markelov | RUSSIAN TIME | 1:48.848 | 0.738 |
14 | Antonio Fuoco | Trident | 1:48.858 | 0.748 |
15 | Guanyu Zhou | Rapax | 1:49.061 | 0.951 |
16 | Nirei Fukuzumi | Arden International | 1:49.142 | 1.032 |
17 | Sean Gelael | PREMA Racing | 1:49.336 | 1.226 |
18 | Ralph Boschung | MP Motorsport | 1:49.430 | 1.320 |
19 | Maximilian Gűnther | Racing Engineering | 1:49.623 | 1.513 |
20 | Pietro Fittipaldi | Arden International | 1:49.646 | 1.536 |
21 | Rene Binder | Rapax | 1:49.649 | 1.539 |
22 | Thiago Vivacqua | Racing Engineering | 1:50.242 | 2.132 |
23 | Julien Falchero | Arden International | 1:50.824 | 2.714 |
24 | Michael Dorrbecker | Campos Racing | 1:51.864 | 3.754 |
テストはあくまでテストであって、タイム計測の状況が皆同じではないけど、ほぼイコールコンディションのマシンなのでドライバーの力量の差が出ているとの見方もできる。
2017年F2チーム順位
順 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | RUSSIAN TIME | 395 |
2 | PREMA Racing | 380 |
3 | DAMS | 369 |
4 | ART Grand Prix | 226 |
5 | Rapax | 137 |
6 | MP Motorsport | 109 |
7 | Arden International | 108 |
8 | Racing Engineering | 87 |
9 | Campos Racing | 17 |
10 | Trident | 9 |
ロシアンタイムは2013年に設立された若いチームだけどいい結果を出している。
プレマ、DAMS、ARTはよく耳にするF2ではビックネームですね。
まとめ
F1直下のカテゴリーF2に日本人が二人も参戦するなんて初めての事。ホンダ育成の本気度が伝わってくる出来事。
マクラーレンへの資金提供がなくなる事での資金的余裕ができたことで、ホンダはドライバー育成面にも予算をふったと見ていいでしょう。
F2はマシンが新しくなってコーナリング速度が上昇、ドライビングは難しくなるでしょうが、福住・牧野の二人にはシリーズ3位以内に入ってもらって文句なしにスーパーライセンスを勝ち取ってほしいと願います。
今まであまり注目していなかったF2が面白くなりそう。まじでDAZN契約しようか悩んでいます。
※FIA F2の新マシンについてはこちらの記事へ⇒2018年新F2マシン発表:スタイリングはほとんどF1だ!
牧野くんは怪我もあって去年は不甲斐ないシーズンでしたが巻き返して欲しいです!
マクラーレンのテストドライバーだったスーパーフォーミュラの松下くんにもまだチャンスはあると思うので皆いい成績でホンダを悩ませてあげて欲しいです!
日本人でスーパーライセンス対象者はトヨタ系のベテラン二人だけという寂しい状況なのでそろそろ打破して欲しいです!
福住選手。先ず歯並びを治しなさい。海外に住んでいる者として、本当に恥かしいです。ホンダ、及び周りの人たち誰もちゅぅいをする人が居ないのですか?
ご指摘はそこなんですねw
F2の日本人二人は今年DAZN契約してまで追っていこうと思っていましたが、意気消沈しました。
入賞すらできない成績の嵐、それを助長するチーム内の立場。
新エンジンとミッションの不具合(個体のパワー差が酷い、クラッチ不具合でのエンジンストール問題)
歯並びに関しては、矯正を成長期(~18才ぐらいまで)に行う事はドライバーとしてはきついですね。そのお金があったらカートにつぎ込んでしまいます。私もしてたのでわかりますが、お金は⇒月1回診察代5千、顎を抑えるキャップ15万、歯に針金15万、歯の成長を抑える入れ歯みたいなの5万とかです。
世界で戦わせるドライバーのビジュアル面の指導まではホンダはできていないようです。
仮にもレッドブルジュニアなんだからしっかりしないとならないとは思います。
成人しているので矯正ではなく成形手術(費用は時価50万)オフに行っていたら褒めて上げてください。