アブダビGP後に行われたテストではピレリの2018年用新タイヤが登場しています。サイドラインがピンクなその名も「ハイパーソフト」となる。
一番固いタイヤに「スーパーハード」も加わり全部で7種類になる。こんなに必要なんだろうか・・。
アブダビタイヤテスト2日間総合結果
順 | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ | Laps | タイヤ |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Sebastian Vettel | Ferrari | 1:37.551 | 118 | HS | |
2 | Kimi Raikkonen | Ferrari | 1:37.768 | 0.217 | 99 | HS |
3 | Daniel Ricciardo | Red Bull | 1:38.066 | 0.515 | 109 | HS |
4 | Valtteri Bottas | Mercedes | 1:38.490 | 0.939 | 141 | HS |
5 | Lewis Hamilton | Mercedes | 1:38.551 | 1.000 | 136 | HS |
6 | Max Verstappen | Red Bull | 1:38.736 | 1.185 | 132 | HS |
7 | Sergio Perez | Force India | 1:38.818 | 1.267 | 52 | SS |
8 | Esteban Ocon | Force India | 1:39.148 | 1.597 | 72 | SS |
9 | Romain Grosjean | Haas | 1:39.270 | 1.719 | 137 | HS |
10 | Carlos Sainz | Renault | 1:39.444 | 1.893 | 109 | HS |
11 | Robert Kubica | Williams | 1:39.485 | 1.934 | 128 | HS |
12 | Lance Stroll | Williams | 1:39.580 | 2.029 | 29 | HS |
13 | Fernando Alonso | McLaren | 1:39.762 | 2.211 | 115 | HS |
14 | Stoffel Vandoorne | McLaren | 1:39.782 | 2.231 | 105 | HS |
15 | Nico Hulkenberg | Renault | 1:39.803 | 2.252 | 85 | HS |
16 | Kevin Magnussen | Haas | 1:39.810 | 2.259 | 124 | HS |
17 | Sergey Sirotkin | Williams | 1:39.947 | 2.396 | 86 | S |
18 | Nikita Mazepin | Force India | 1:39.959 | 2.408 | 90 | HS |
19 | Charles Leclerc | Sauber | 1:40.666 | 3.115 | 148 | HS |
21 | Sean Gelael | Toro Rosso | 1:41.428 | 3.877 | 117 | HS |
22 | Marcus Ericsson | Sauber | 1:41.681 | 4.130 | 97 | HS |
23 | Lando Norris | McLaren | 1:41.714 | 4.163 | 118 | ? |
24 | Oliver Turvey | McLaren | 1:41.914 | 4.363 | 105 | ? |
25 | Brendon Hartley | Toro Rosso | 1:43.345 | 5.794 | 61 | SS |
26 | Pierre Gasly | Toro Rosso | 1:44.827 | 7.276 | 63 | S |
HS=ハイパーソフト SS=スーパーソフト S=ソフト
ピレリから発表されたベストタイム時のタイヤになります。このHSは現行USよりも2段階柔らかい設定にしているとの事、ハミルトンは最高のタイヤだと発言しているし2018年に向けて予選特化の良いタイヤ生まれそうです。
注目のクビサはウィリアムズのパディ・ロウが「いい仕事をした、問題ない」と発言していて、復帰が現実のものとなりそうです。
ウィリアムズで走行したシトロキンも高い評価を受けていますが、シートがなぁ・・ないんだよ。
ピレリ新タイヤ7種の設定はどうなるか?
これは私の完全なる予想ですがコンパウンドの設定は以下の表になると思われます。
2017 | US | SS | S | M | H | ||
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
2018 | HS | US | SS | S | M | H | SH |
誰もが考えつく設定ですね、しかしなんでこんなに必要なの?ただ単にレインボーにしたかっただけかいw
現行の5種類を全部2段階柔らかくするだけで十分だろうにスーパーハードは何処で使うのかもわからない。今年のハードはシルバーストンや鈴鹿でも使われてないのになぁ・・。
組み合わせで一つ飛ばすとかするならこの種類の多さはわからなくもない。
HS+SS+Sとか、US+SS+Mとか、SH+M+SSなどになればラップタイムの差が大きくなり戦略の幅も相当広がるんだけど、さーてどうなるか開幕がちょっと楽しみです。
ヘイロー画像まとめ
アブダビテストではヘイローを使った走行も数多く行われています。さっそく空力パーツがついて登場していて、今後どうなっていくのか注目すべきポイントです。少しづつですが見慣れてきましたよ!カッコ悪い事にはかわりないんですけどね。
トロロッソは1枚の整流板ですが、マクラーレンはすでに多段化した整流板になってますね。しかしあの厚みはどうしようもないんだろうか?もう少し薄くできる技術的強度が今後できるならば寸法の規定変更はしてほしいですね。
こうHALOの取り付け方も個性が出そうですね。
今の所トロロッソは構造体そのままみたいで、マクラーレン等はその上から流線型のカバーを取り付け、フォースインディアに至ってはボディに…差し込む?埋め込むような事になってたりと、この辺りも面白い事になりそうですねー!
タイヤは…多分SHはもっと柔らかくなるとは思いますけどね、今年のミディアムぐらいにして、SS~SHの間を密にするのかな?でもそしたら個々のタイヤのタイム差が減るからなぁ…
ピレリさん、全体的にもう一段階柔らかくしても良いのよ?
ヘイローはなぜ統一にしなかったんだろうか。結局開発力差が出てしまう。
HALOもタイヤもまだまだ迷走しそうな感じがありますねぇ
今年のタイヤ選択とピット回数では、コンパウンドが増える来季は、ミディアム以下のタイヤは出番すらなさそうですが…..
タイヤにキツイ鈴鹿でさえ、一段柔らかいチョイスにしても結局ワンストップが主流でしたし
HALOもチーム毎の特色がすでに出てきていますが、保護デバイスとして投入されたのに空力パーツとしても機能するならば結局開発力の差から不平不満が出て、ややこしく規則が変わっていきそうですね
チーム毎に見た目に変化を付けてカッコ悪い等の不満を逸らそうとしているのでしょうが、過去にもグレーゾーンは余計な混乱や論争を呼んでいますから、来季開幕から数戦でどうなるかも見ものと思っています