F1イタリアGPにて2018年から2020年まで使うF2マシンがお披露目になりました。F1直下のカテゴリーとして生まれ変わるべく新しい車両を投入しドライバーの育成に務めるのが狙い。
車両の製作はイタリアのダラーラが担当しています。スタイリングはほとんどF1で凸ノーズじゃ無い分F1よりカッコよく見えます。
動画でみるとディフューザーが大きくて、フロアでのダウンフォース発生量が大きそうに思えました。
F2新車両画像
F2新車両紹介動画
F2新車両スペック
車体
- 全長:5224mm(5065mm)
- 全体の幅:1900 mm(変更なし)
- 全体の高さ:FOMロールフープカメラを含む1097 mm(1072 mm)
- ホイールベース:3135 mm(3120 mm)
- 全体重量:720 kg(ドライバー搭載)
エンジン
- V6 3.4リットルシングルターボチャージャー型メカクロームエンジン
- 620 HP @ 8750 rpmに定格
- 最大トルク600 Nm
パフォーマンス
- 加速:0~100 km / h、2.90 sec
- 加速:0~200 km / h、6.60 sec
- 最高速度:335 km / h(モンツァエアロ+ DRS)
- マックス 制動減速度-3.5G
- マックス 横加速度+/- 3.9G
安全基準
- フルFIA F1 2017安全基準
- Halo F1仕様
モノコックとボディワーク
- サバイバルセル – Dallara製サンドイッチカーボン/アルミニウムハニカム構造
- フロントウイングとリアウイング – Dallara製カーボン構造
- 車体 – カーボン – ケブラーハニカム構造ダラーラ製
DRS
- F1のDRSと同じ機能
- 油圧作動
ギアボックス
- 6速縦型Hewlandシーケンシャルギアボックス
- ステアリングホイールからのパドルシフトによる電気油圧コマンド
- ZF SACHSカーボンクラッチ
- オンボードスタータ、アンチストールシステムなし
- 非油圧式ランプディファレンシャル
燃料・電池
- FIA規格
- プレミアFT5 125リットル
電子機能
- Magneti Marelli SRG 480 ECU / GCU、データロギングシステム
- Magneti Marelli PDU 12-42電源管理ユニット
- CANデータ収集前装備
- ビーコン受信機
サスペンション
- ダブルスチールウィッシュボーン、プッシュロッド作動、ツインダンパーとトーションバーサスペンション(F)、スプリングサスペンション(R)
- 調整可能な乗り物の高さ、キャンバーとつま先
- 2方向(F)/ 4方向(R)調整可能なコニ・ダンパー
- 調整可能なアンチロールバー(フロント/リア)
ブレーキ
- 6ピストンモノブロックBremboキャリパー
- TBC炭素 – 炭素ブレーキディスクおよびパッド
ホイールとタイヤ
- F1 2016標準ホイール寸法
- OZレーシング
- マグネシウムリム
- 13 “x 12″フロントF1 2016標準ホイール寸法
- 13 “x 13.7″リアF1 2016標準ホイールの寸法
- F2特有のPirelliスリック/ウェットタイヤ
ステアリングシステム
- ノンアシストラックアンドピニオンステアリングシステム
- ダッシュボード付きXAPステアリング、ギヤチェンジ、クラッチパドル、マーシャリング&VSCディスプレイ
カメラ機器
- ロールフープ、ノーズコーン、フェイスショットカメラ前装備。
こんにちは!新しいF2いいですね!
今までの耐久レース用の重くてセーフティが作動するエンジンではなく、ようやくマトモな専用エンジンとなって…最低重量が何故か増えてますね、アレ?
シャシが大きくなったからかな…まあいいや、
フロントウィングが少し単純化した事で前の車両の乱気流に対して少しは鈍感になってくれたら、よりバトルが見えそうですが、リアウィングは現行F1に合わせて低くなったので相殺されないか心配ですね。
今後のF1は何度レギュレーション変更があってもターボは消えないでしょうし、ヨーロッパ圏のモータースポーツがターボ搭載が標準になりつつある現状だとF2、そして次に統合されそうなGP3とヨーロッパF3の新車もターボになっていき、NAの爆音はアメリカのインディだけになりそうですね。個人的にはターボ大歓迎ですがw
スーパーフォーミュラはこれ見ちゃうと馬力面の遅れが気になりますね。
インディも今はターボになっています。
今ダウンサイジングターボに対抗して、“ライトサイジング”という中排気量のNAまたはターボのコンセプトがマツダやアウディで始まっているので、今後NAの復活もあり得なくは無いと思いますよ?