アロンソのインディ500参戦によって世界の注目はモナコGPよりもインディ500に完全に流れてしまっている。

マクラーレンとインディ側にしてみればこの上ない宣伝効果を叩き出しているし、マクラーレンはF1の失態続きの視点をずらしアメリカにアピールする機会を得ている。

プラクティスでのアロンソは順調そのもので、5月19日の「ファースト・フライデー」では4番手のスピードを記録しておりこのまま順調に行けば決勝でも上位争いできるかもしれない。

佐藤琢磨も好タイム3番手記録していて、面白いレースになりそうですね。

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ファースト・フライデー結果

Rank Car Driver Name Time Speed Total Laps
1 18 Bourdais, Sebastien 00:38.6074  233.116 211
2 28 Hunter-Reay, Ryan 00:38.7711  232.132 223
3 26 Sato, Takuma 00:38.7983  231.969 285
4 29 Alonso, Fernando (R) 00:38.8220  231.827 318
5 22 Montoya, Juan Pablo 00:38.8463  231.682 151
6 5 Hinchcliffe, James 00:38.8740  231.517 239
7 7 Aleshin, Mikhail 00:38.8858  231.447 230
8 77 Howard, Jay 00:38.9181  231.255 267
9 19 Jones, Ed (R) 00:38.9185  231.252 218
10 98 Rossi, Alexander 00:38.9288  231.191 250
11 10 Kanaan, Tony 00:38.9519  231.054 179
12 9 Dixon, Scott 00:38.9584  231.016 264
13 3 Castroneves, Helio 00:38.9640  230.982 262
14 16 Servia, Oriol 00:38.9801  230.887 219
15 27 Andretti, Marco 00:39.0000  230.769 255
16 12 Power, Will 00:39.0088  230.717 232
17 20 Carpenter, Ed 00:39.0097  230.712 278
18 8 Chilton, Max 00:39.0225  230.636 236
19 21 Hildebrand, JR 00:39.0241  230.627 306
20 83 Kimball, Charlie 00:39.0735  230.335 291
21 63 Mann, Pippa 00:39.1130  230.103 168
22 15 Rahal, Graham 00:39.1292  230.007 266
23 1 Pagenaud, Simon 00:39.1350  229.973 222
24 2 Newgarden, Josef 00:39.3660  228.624 166
25 50 Harvey, Jack (R) 00:39.4001  228.426 229
26 24 Karam, Sage 00:39.4462  228.159 227
27 14 Munoz, Carlos 00:39.4813  227.956 253
28 4 Daly, Conor 00:39.6083  227.225 247
29 88 Chaves, Gabby 00:39.6182  227.168 212
30 40 Veach, Zach (R) 00:39.6333  227.082 226
31 17 Saavedra, Sebastian 00:39.7835  226.224 158
32 11 Pigot, Spencer 00:39.7931  226.170 195
33 44 Lazier, Buddy 00:40.9761  219.640 31
34 50 Andretti, Marco 00:41.8939  214.828 6
http://www.indycar.com/

ホンダの公式レポート

ポールポジションを争うファスト9入りも狙えそうな勢いをみせるより以下引用文です。

二度のF1ワールドチャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソ(McLaren-Honda-Andretti)のインディ500への挑戦は、世界中で話題になっています。5月3日(水)にアロンソが初めてインディアナポリス・モーター・スピードウェイを走った模様はインターネットを通じて全世界にライブ放映され、200万人以上のモータースポーツファンが視聴しました。元F1チャンピオンがインディカーの最高峰となるレースでどんな戦いを見せるのか? 今週行われているプラクティスでもアロンソと、彼のオレンジ色のマシンは大きな注目を集めています。

世界一の歴史を誇るインディ500は、予選前に5日間にわたってプラクティスが行われます。それも、1日の走行時間は正午から夕方の6時という長さ。徹底的に研ぎ澄ましたマシンを使って予選、さらには決勝レースを戦うのです。インディカー・シリーズを走ったことのないアロンソにとっては、この5日間が非常に重要です。この短い期間で、一気に戦闘力を身につける必要があるからです。その実現に向けて彼は、スタッフとともにプログラムを着々と進めています。Honda Performance Developmentがインディアナポリス郊外に持つシミュレーターも活用し、コースやマシンの習熟に努めてきました。

アロンソは1日ずつ、ステップを踏んでスピードを上げて来ています。セッティング変更にマシンがどう反応するのかをチェックし、強風が吹き荒れるコンディションでも走り、集団の中で乱気流を浴びながら走り、プラクティス4日目には全出場者たちの中で4番目に速い225.619mphというスピードを記録しました。

走行5日目となる金曜日は、予選用にターボのブースト圧が高められます。ウイングも寝かされることで、1ラップの平均スピードは一気に230mph台まで上がりますが、アロンソはこれに問題なく順応。231.827mphで、チームメートのライアン・ハンターレイや佐藤琢磨のすぐ後ろの4番手につけました。トップタイムは開幕戦ウイナーのセバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing)による233.116mphでした。明日の予選ではファスト9に入り、あさってにはポールポジション争いを行うことも十分可能なパフォーマンスを、アロンソは見せたわけです。

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アロンソのコメント

「今日は予選ブーストでしたが、他車とスピードの違いを強く感じたということはありませんでした。レーシングマシンを走らせているとき、私たちは6~7mphぐらい速くなっても、それをあまり感じはしないようです。常に1マイルでも速く走ろうとしていますけれどね。今日は雨が降り、走行時間が減りました。そうした中で、できる限り多くのラップをこなそうとしたのでストレスのかかる1日になりましたが、夕方に2回の予選シミュレーションランを行うことができました。今日はスピードが上がり、また多くを学ぶことができました。ここまでの5日間の進歩にとても満足しています。明日、いい予選を戦えることを楽しみにしています」