開幕戦の予選終わりました。メルセデスとフェラーリが順当に速さを見せています。様々なデータが揃い各車の力関係が大体わかってきましたのでデータ分析していきます。

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オーストラリアGP予選結果

https://twitter.com/F1

予選スピードトラップ

ドライバー KPH ドライバー KPH
1 L. STROLL 328.6 11 C. SAINZ 322.0
2 S. PEREZ 328.1 12 M. VERSTAPPEN 321.8
3 N. HULKENBERG 326.2 13 R. GROSJEAN 321.6
4 L. HAMILTON 325.5 14 V. BOTTAS 321.1
5 J. PALMER 325.4 15 K. MAGNUSSEN 320.5
6 E. OCON 324.4 16 D. RICCIARDO 318.0
7 F. MASSA 324.3 17 M. ERICSSON 317.4
8 K. RAIKKONEN 322.8 18 F. ALONSO 316.6
9 D. KVYAT 322.3 19 A. GIOVINAZZI 315.9
10 S. VETTEL 322.0 20 S. VANDOORNE 314.4

予選セクター別速度

セクター1 セクター2 セクター3
POS
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
DRIVER
L. HAMILTON
V. BOTTAS
F. MASSA
K. RAIKKONEN
S. VETTEL
N. HULKENBERG
L. STROLL
M. VERSTAPPEN
R. GROSJEAN
E. OCON
K. MAGNUSSEN
S. PEREZ
M. ERICSSON
J. PALMER
D. RICCIARDO
D. KVYAT
A. GIOVINAZZI
F. ALONSO
C. SAINZ
S. VANDOORNE
KPH
289.5
289.4
288.0
286.7
286.3
286.1
285.5
285.4
285.1
284.6
283.9
283.9
283.8
283.3
282.8
282.2
281.6
281.6
280.7
280.4
DRIVER
V. BOTTAS
L. HAMILTON
F. MASSA
M. VERSTAPPEN
S. VETTEL
E. OCON
K. RAIKKONEN
N. HULKENBERG
S. PEREZ
D. RICCIARDO
K. MAGNUSSEN
L. STROLL
D. KVYAT
J. PALMER
R. GROSJEAN
C. SAINZ
M. ERICSSON
A. GIOVINAZZI
F. ALONSO
S. VANDOORNE
KPH
301.3
301.1
301.0
297.3
297.1
296.7
296.6
295.7
295.4
295.0
294.6
294.4
294.3
293.6
293.4
293.0
292.6
292.1
291.7
288.4
DRIVER
F. MASSA
N. HULKENBERG
V. BOTTAS
S. VETTEL
C. SAINZ
L. STROLL
L. HAMILTON
S. PEREZ
D. KVYAT
M. VERSTAPPEN
J. PALMER
K. RAIKKONEN
E. OCON
D. RICCIARDO
R. GROSJEAN
K. MAGNUSSEN
F. ALONSO
M. ERICSSON
A. GIOVINAZZI
S. VANDOORNE
KPH
313.2
311.5
311.3
311.0
310.3
310.2
309.8
309.2
308.5
308.2
306.7
306.3
305.8
304.9
304.9
303.7
302.5
301.5
299.6
297.6

予選セクター別タイム

セクター1 セクター2 セクター3
POS
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
DRIVER
L. HAMILTON
V. BOTTAS
S. VETTEL
K. RAIKKONEN
M. VERSTAPPEN
R. GROSJEAN
D. RICCIARDO
C. SAINZ
N. HULKENBERG
D. KVYAT
S. PEREZ
F. MASSA
E. OCON
M. ERICSSON
F. ALONSO
A. GIOVINAZZI
K. MAGNUSSEN
L. STROLL
S. VANDOORNE
J. PALMER
TIME
26.976
27.155
27.271
27.340
27.574
27.717
27.734
27.793
27.825
27.870
27.945
27.964
27.965
28.159
28.184
28.371
28.390
28.438
28.790
28.903
DRIVER
V. BOTTAS
L. HAMILTON
S. VETTEL
M. VERSTAPPEN
K. RAIKKONEN
D. RICCIARDO
D. KVYAT
R. GROSJEAN
F. MASSA
S. PEREZ
N. HULKENBERG
C. SAINZ
F. ALONSO
E. OCON
K. MAGNUSSEN
A. GIOVINAZZI
M. ERICSSON
S. VANDOORNE
L. STROLL
J. PALMER
TIME
22.252
22.294
22.330
22.552
22.564
22.601
22.802
22.807
22.823
22.878
22.897
22.909
23.115
23.134
23.243
23.267
23.299
23.361
23.368
23.565
DRIVER
S. VETTEL
L. HAMILTON
V. BOTTAS
K. RAIKKONEN
M. VERSTAPPEN
R. GROSJEAN
D. RICCIARDO
F. MASSA
D. KVYAT
C. SAINZ
N. HULKENBERG
S. PEREZ
F. ALONSO
E. OCON
M. ERICSSON
L. STROLL
S. VANDOORNE
A. GIOVINAZZI
K. MAGNUSSEN
J. PALMER
TIME
32.853
32.918
33.074
33.123
33.359
33.550
33.636
33.640
33.775
33.785
34.028
34.102
34.126
34.273
34.508
34.692
34.707
34.762
34.861
35.393
https://www.formula1.com/

メルボルンのスピードトラップは1コーナー手前ですが、このデータだけでもすごく面白いです。予選タイムと各セクター速度と最高速の関係性でマシンの素性がものすごくわかりますね。

セクター1は6コーナー手前、セクター2は11コーナー手前での計測になります。

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各チームの分析

メルセデス・フェラーリ

この2チームは文句のつけようがない最高にバランスのとれたマシンと言えます。ダウンフォースがありながらハイパワーで最高速度もいい感じで出ています。

両者の差はやはりパワー差もしくわコーナー脱出速度の差だと思われます。セクター1、2の通過速度の差が大きい、とくにセクター2は低速の9コーナーからの加速勝負で約4KPHついている。ボッタスがスピードトラップでフェラーリと同等なのは単純に1コーナーの突っ込みが甘いだけですね。

セクター3タイム最速だったベッテルですが15、16コーナーをうまく回った事でフィニッシュライン速度がハミルトンより速いですがボッタスと同等となっていますのでやはりパワーの差と言わざるを得ません。

フォースインディア・ウィリアムズ・ルノー

ロードラッグでありながらローダウンフォースと言えるトップマシンはルノーですね、各セクター速度で上位につけるルノーですが完全にダウンフォース不足でコーナー全般が遅いと言えます。

フォースインディアはコーナー脱出速度が遅いですね、トラクション関連が弱い印象です。

ウィリアムズのマッサが各セクター素晴らしい速度を記録しています。しかしトップから約2.2秒も差がついてしまっているのでコーナー入口から中盤にかけて遅いという事になります。

レッドブル・トロロッソ

この2チームは同じルノーパワーを使っていながら約1秒の開きがあります。レッドブルはロードラッグハイダウンフォースマシンでトロロッソはセクター1,2の速度でレッドブルに約5KPHも差をつけらていて抵抗が大きい事が伺えます。

ハース・ザウバー

ハースはフェラーリパワーを犠牲にしてコーナー速度を稼いでいます。ハイドラッグハイダウンフォースマシンといえますね。ザウバーはパワー無しダウンフォース無しで予算がないとこうなります。

マクラーレンホンダ

各セクター速度ほぼ最下位となっていてパワーが足りてませんね、とりあえず型落ちザウバーよりは速いです。13番手に慣れたのは単純に幸運だっただけです、アロンソの下はトラブルで不調マシンや新人系ドライバーしかいません。パワーが無さ過ぎて評価のしようがないですね。

まとめ

データは嘘をつかないですね、メルセデスとフェラーリの完成度は群を抜いています。このまま開発がうまく進めばこの両者のチャンピオン争いは面白くなりそうです。

決勝での新たなデータが揃えば各チームの状況がさらに詳しくわかるでしょう。

ストレートが少ないコースならレッドブルも絡んでくると思いますし、トップチームの性能差は明らかに減っています。2017年のF1は期待できそうですね。