レッドブルは体制発表をニューヨークで行っていますが、マシンは新車では無くRB18その物でした。
レッドブルは2月10日、シルバーストンでシェイクダウンを行っています。
プロモーション撮影(フィルミングデイ)を利用した走行チェックとなります。
さて、自演リークと思われる動画を確認していきましょう。
レッドブル RB19 のシェイクダウン動画
レッドブル公式によるピット前通過動画です。
RB19 👉 Spotted in the wild 👀 pic.twitter.com/B7BOKdR56Q
— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) February 10, 2023
非公式ファンサイトでありながら、この距離感での動画投稿。
⚠️ | First glimpse at the RB19. 👀
© | redbullracing (ig) pic.twitter.com/yabBpLoxwG
— RBR News 🇳🇱🇲🇽 (@redbulletin) February 10, 2023
Silverstone UTC 辺りから撮ったと思われる動画。
New RB19 @redbullracing #F1 #F12023 #redbullracing #RedBull pic.twitter.com/Fr0zgrrEaq
— TORNADO (@otabil_fernando) February 10, 2023
RB19シェイクダウン動画の画像解析
動画から静止画を抜き出し拡大してみました。
ノーズとフロントウィングの形状が変わっています。
フラップは中央部分が高くなるRB18とは真逆な設定、ノーズは横幅が広くなっているようです。
ノーズには断面積指定があるので、横幅を広げる理由は縦幅を狭める為でしょう。
ノーズの下面はかなり大きな空間を確保していると思われます。
これにより、ノーズとフロントウィング中央のディフューザー効果(下面の負圧が増加)が高まるでしょう。
サイドポッドのインレットが横長になっています。
目いっぱい上部にあり、その下のアンダーカットはおそらく大きく広がっているでしょう。
ディフューザー効果の高まったフロントからの上昇気流をスムーズに抑え込む為に必要な形状だと思われます。
サイドポッドの上面とエンジンカウルの繋ぎ目がよくわからないが、RB18同様に上部の角はえぐったような形状になっているでしょう。
下部はフロアエッジに沿って壁を形成しており、コークボトルラインは使っていません。
フロアエッジ付近にあるボルテックスなどの強い流れを、リアタイヤの下部付近にそのまま流すことでディフューザーの上面と下面の流れを乱さない。
RB18で行っていたコンセプトをそのまま使っていると思われます。
まとめ
昨年から始まったシェイクダウンの自演リーク動画は今年も行われました。
プレシーズンテスト初日までデザインを他チームに悟られないようにするのは、研究する時間を与えない為の効果的な手法です。
しかし、予算制限がある中では、効果的なソリューションをコピーして導入するのは簡単ではないんですけどね。
少しでも優位に立てる時間を増やす、レッドブルはそういった所でもプロ集団なのです。
体制発表を早めるのは、シーズン前に時間的な余裕を作りたい為でしょう。
来年以降も早めの体制発表期日では新車はお披露目されないだろう。
本当のRB19を早く見たいなぁ。
ショーカーのダサいカモノハシノーズは実は理にかなってたってことなんですかね?
ノーズのレギュレーションは先端からとある位置の断面積は〇〇、次のとある位置の断面積は〇〇と決まっています。
縦幅を狭くするなら横幅が広がります。
薄いノーズでクラッシュテストを合格する技術力も必要な事になります。
縦幅が薄いノーズは、必然的に下面の最下点を上げれる事を意味します。
2022マシンに必要なソリューションとは?フロントウィング&ノーズ編
フロントウィングが地面に対して空間があるなら吸着効果が低くなって負圧は減少するのではないでしょうか? 素人質問申し訳ございません。
今(2022から)のフロントウィングは高いので、グラウンドエフェクト効果は凄く少ないです。
下面に流れる負圧を増加させる為の施策です。
上面の高圧を増やす事無くダウンフォースを作り、ドラッグを抑えます。
ありがとうございます、昨年の序盤のアストンマーティンみたいな感じでしょうか。
えーと、少し違います。
規定通りの低さで、その後ろの下面が直ぐに上昇局面を描きます。
この動画では、中央が少し上がっているように見えますが、多分、最先端が捲り上がる様になっているだけでしょう。
レッドブルRB18のフロントとアンダーカット解析
明らかに自撮りリークですね
金網越しに黒い影絵のような雄牛が居ます(笑)
昨年は低いフロントでしたが、上げて上手く機能するのでしょうか?
公式はチラ見せなのは当たり前です。
リークの見せかけは、コースのちょっと外れから撮った動画の方です。
この度は素人質問に最後まで丁寧に説明して下さりありがとうございました。レギュも理解出来て知識がつきました。
ただ聞くだけから、自分なりに調べてみるのも良い事だと思います。
聞いただけでは知識になりません。
何処を調べたらいいかわからないのが今の世ですので(検索がお金で決まる)、どんどん聞いてください良いサイトや過去記事に誘導いたします。
ハースも実車を公開しましたね。画像を見る限りでは、これ去年のフェラーリの色違いなんじゃあ…
レッドブルのサイドポッドインテークの横長化はフェラーリの影響でしょうか
ハースは、ほぼF1-75コピーだと言っておきます。
内部パーツが一緒、昨年の速さ、コピーするのは当然の選択です。
レッドブルのインレットが横長に見えるのは、アンダーカットを昨年よりも広くする必要があったと推測できます。
フェラーリの影響ではないですよ。
タイヤが昨年とは変わるようですが、この変更はF1-75にフィットしそうな感じがしてるんですよね。
もしもハースがF1-75のコピーだとしたら、かなり競争力がありそうな感じがしてます。
フロア高15mmアップのため、流量を増やすためにフロント上げたかな?というようなフロント周りのデザインかと考察。
他チームがレッドブルに似せてきたデザインは昨年のものなので周回遅れかなぁと