スペインGPはアストンマーチンやメルセデスに注目が集まりましたが、フェラーリとレッドブルの2強もアップデートを投入していました。
フェラーリはDRS効果を高めるフラップ拡大リアウィングの他に、ディフューザーやフロアフェンスを改良しています。
レッドブルは前回のアップデートで見えなかったところが見えたりと小刻みに改良している。
気になったところを確認していきます。
フェラーリF1-75：ディフューザー
ディフューザーのキール部分をかなりシャープにしてきました。
中央部分は、フラットエリアから空気を引き抜く重要なところですが、あえてトンネルの流れの方を生かすデザインになっていると思います。
フェラーリF1-75：フロアフェンス
フェンスの入り口面積を拡大、それに伴いフロアエッジウィングが上方へ伸びています。
フェンスでの空気の収縮による負圧の増加、フェンス排出渦が増加、その流れをエッジウィングのボルテックスで抑える。
加えてサイドポッドの側面の流れを守り、リアタイヤのドラッグを吹き飛ばす事にも繋がると思います。
フェラーリF1-75：フロアサイド
フロアサイドのドア型デザインをやめています。
ここの流れの考え方は非常に難しい。
キックポイントで詰まった空気がトンネルからフロアサイドに逃げて流れてくる。
その時、ドア型だと漏れる空気が少なからずある事になります。
この新しいバイパス空間はそれを漏らさずに、後方へ道きディフューザーへ流れを戻すと考えられます。
トンネルを流れてきたエネルギーを逃がさず使うイメージです。
レッドブルRB18：フロアサイド
ガーニーフラップを思わせるような、直角に立ったボルテックスジェネレーターがついています。
ここ自体でもダウンフォースが発生して、かなり強力な右回りの渦流を作ります。
フェンスからの排出渦流と融合して、その後ろのフロアサイドをシールする強いボルテックスエアカーテンが作られるでしょう。
レッドブルRB18：ディフューザー
マイアミでアップデートされていたフロアとディフューザーですが、上面と下面のデザインが一致しました。
フラットエリアとディフューザーを繋ぐ通路がはっきりとわかります。
フェラーリはトンネルの流れを重要視しているのに対して、レッドブルはキール部分を出来る限り小さくして、フラットエリアから引き抜く空気を重要視しています。
全く真逆のコンセプトがここでも明らかになっています。
この2台は本当に面白い、こんなに違うのに速さは同格なんですから。
F1-75にはロリー・バーンが関わっているのでしょうかね。
噂ではそうらしいですね。
まぁでも全てのエリアと言うよりはコンセプト的なところだとは思います。
今年も違うコンセプトで特性の違うマシンが同じようなタイムを出す面白い展開ですね！
去年まではハイレーキ、ローレーキでしたが。
当初なんて本当どこで差別化するんだろうって想像もつかなかったですが。笑
フロアサイドはまだまだ進化しそうですね！
レッドブルのフロアパネル正面は、何度見てもカニ？サソリ？の姿。
左右両サイドが両手の爪のようです？笑
フロアセンター中央は分厚くて、端っこは薄いペラペラなので荷重が掛かると反るのが理解出来ます(ワイヤーでサポートしている)
今回のハイライトはこの２チームよりメルセデスでしょう！
どのチームよりポーパシングを抑えていましたし、マジックフロアですね〜。
まだフロア下面の情報がないので謎のままですが、ハミルトンのペースは優勝も狙えるくらいでしたので、今後様々なところから写真や情報が出てくることでしょうね。
だいたい同じになるという開幕前からの噂を良い意味で裏切ってますね
皆が真似出来て効果抜群なビブのウィングはトップチームではないアストンが発祥というのも面白い
空力オタクにとっては違うマシン達と見れますがライト層には伝わらないので、F1が公式Youtubeなどでもっと解説してほしいです
ファブレガさんの動画はもっと早くからやってほしかった〜
海外の動画での解説って沢山あるのですが、外国語での解説だと殆ど解らないんですよね…(苦笑)
冗談抜きで、英会話の勉強やり直そうかな～
解説を理解出来るだけで、今より10倍くらいF1が面白くなりそうです。
Jinさんはバッチリかな？
F1techはYouTubeが字幕翻訳対象になって無くて困っていますよ。
まぁでも大した事やってないから参考にはしてません。