2021年になっても一向に収まる気配が無いCOVID-19、今年もF1カレンダーに大きな影響を与える事になりそうだ。
F1オフシーズン中、話題性の高そうなものをピックアップして、「F1offnews21」としてぼちぼち書いていきます。
オーストラリアGP延期⇨中止?
3月19日金曜日から始まる予定の開幕戦オーストラリアGPは、早くも延期になるとの情報が舞い込んできた。オーストラリアは世界でも類を見ない感染対策を強いており、渡航者に対して指定のホテルで2週間の検疫を義務付ける。
現在、変異株が拡大していると思われるイギリスからの渡航を制限している。
2月にはテニスの豪州オープンが予定されており、選手には2週間の検疫義務がすでに発表されている。オーストラリアでは、厳しい対策によって感染者数は日に十数人、累計死者は約900人と発表されているらしい。
日本では累計死亡者約3,500人となっているので、オーストラリアがいかに厳しい体制を強いているのかがわかりますね。
テスト最終日3月4日、入国から19日金曜日のフリー走行までに2週間の検疫を終える事が出来ない。
残念ながら延期は濃厚、そして代替する日取りが無く、中止となる可能性が非常に高いです。
テストがバーレーンになるって?!
オーストラリア延期が刻一刻と現実のものとなりつつある中、3月26日金曜日バーレーン開幕が決定しつつある。
F1チームはこの問題に対して、オンライン会議で話し合いを行い。バーレーン開幕となれば、テストはその2週間前の12~14日にバーレーンで行うのが仮決定したようです。
テスト日程については、変更の可能性が高いです。
https://www.autosport.com/f1/news/154448/f1-set-to-move-2021-winter-tests-to-bahrain
ウィリアムズがメルセデス製ギアボックスへ
ウィリアムズがとうとうギアボックスの自社開発をやめる!
2022年の新マシン規定に向けて、メルセデスからギアボックスを購入する事が決定したようだ。今まで、自社製にこだわり頑張ってきた訳ですが、創業家は去りそんな拘りを捨てる時が、とうとう来たようです。
これでBチームに成り下がるのか、などの意見も見受けられるが、自社開発で予算が無く十分な研究がされていないものを使いテールエンダー、速くなるためには手段を選んでいられないし、これほど効率のいい事は無い。私的には大賛成な判断です。
パワーユニットに合ったパワートレインを使う事は、それだけでもコンマ何秒の価値を生み出し、多額の予算をかけて研究されているリア回りの空力を、その寸法などから割り出す事も容易になるのです。
更に言えば、2022年からは最大ホイールベース3,600mm規定があるので、事実上すべてのマシンの長さは同一となる。
ワークスメルセデスが約100mm短くするために、苦心して開発したものを購入できる、なんと幸運な事なんでしょうか。
復活に期待ですね。
現在F1の予算コストが制限削減されるなかで自社製、自社開発に拘るよりもワークス(PU供給元)から関連パーツ購入する方が手っ取り早い。
全てワンメイク化してしまうのはやり過ぎですが、パーツを共通共用化するべき部分とオリジナル部品(自社開発競争するべき)のメリハリを付けても良いと思うのですね?
特に規則レギュレーションが決められて自社開発しても性能格差が出ない少ないパーツとか?
ただマクラーレンのようにメルセデス(2014年)→ホンダ(2015年~2017年)→ルノー(2018年~2020年)→メルセデス(2021年~)とPUサプライヤーをコロコロ変えると大変。
それでも自社でPU開発していないカスタマーチームは、自由にPUサプライヤーを変更出来るメリットあります。
(レッドブルが再びルノーPUカスタマーに戻りたくない気持ち分かります)
メルセデスPUを最大限生かせるマクラーレン車体にワクワクドキドキです(^.^)