ザ・眠たいグランプリであるカナダGPが始まります。メルセデスの6連勝中である2019年シーズン、そろそろ他チームの反撃、特にフェラーリに頑張ってもらいたいところ。
カナダGPの舞台であるジル・ヴィルヌーブ・サーキットは路面μが低い公園用周回道路である、この滑る路面に対する強さとストップ&ゴーを攻略できるパワーが必要。予選はともかく決勝はトップ3チームの接戦が期待される。
カナダGPのタイヤ選択
2018年のタイヤ戦略
ジル・ヴィルヌーブ・サーキット
2019年ピレリのタイヤ指標
5段階指標 | AUS | BHR | CHN | AZE | ESP | MON | CAN | FRA | AUT | GBR | DEU | HUN | BEL | ITA | SIN | RUS | JPN | USA | MEX | BRA | UAE |
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ダウンフォース | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 | 5 | 2 | 3 | 3 | 4 | 3 | 4 | 2 | 1 | 5 | 4 | 3 | 3 | 4 | 4 | 3 |
路面グリップ | 1 | 4 | 3 | 2 | 4 | 1 | 1 | 4 | 2 | 4 | 3 | 4 | 4 | 2 | 1 | 3 | 4 | 2 | 2 | 3 | 2 |
路面の荒さ | 3 | 5 | 3 | 1 | 3 | 1 | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | 3 | 2 | 3 | 2 |
タイヤ横方向 | 2 | 3 | 4 | 2 | 4 | 1 | 1 | 4 | 3 | 5 | 3 | 4 | 5 | 2 | 2 | 3 | 5 | 4 | 2 | 4 | 3 |
タイヤ全体 | 1 | 3 | 4 | 3 | 4 | 1 | 2 | 4 | 2 | 5 | 3 | 3 | 5 | 5 | 1 | 2 | 5 | 3 | 3 | 3 | 2 |
まとめ
天気予報ではかなりの低温、今年のピレリタイヤは熱入れが大変だという事で、極端なレスダウンフォースセッティングは使えない事が予想される。ほとんどのストレートがDRS区間なため、ウィングセッティングは結構大きくなるだろう。
メルセデスはここでスペック2エンジンを投入するとの事、持ち前のダウンフォースとドラッグを消し去るパワーアップはちょっと厄介な事になりそうな気がする。
トップチームはQ2をC4クリアするでしょう。そしてC4⇒C3が基本戦略となる。
滑る路面でのタイヤマネージメント勝負でありながら、オーバーテイクされないようにDRSを使わせないギャップをつくるペースが必要な面もある。
ストレートが多いからフェラーリだって速いはずなんだし、路面的にはレッドブルだって速いだろうし、色々考えていると、なんかこうムズムズしてくる面白さを感じるモントリオールです。